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随分前の話ですが京都から来た人を料亭の接待で怒らせてしまいました。どう思われるでしょうか?料亭で京都からやって来た方をもてなすことになったのですが・・・・
「わしは食べるより他に楽しみがない人間でしてな!ハッハッハ」
京都から来た恰幅のいいその方は扇子を扇ぎながらそう言いました。
「とんでもないご趣味の広いことはうかがっております」
部長は笑顔でその方に答えました。

「おおきにおおきに」
その方は褒められて嬉しそうでした。
「大変な食通であられることも有名で・・・・本日は特に料理を吟味いたしました」

しばらくすると襖が開き料理が運ばれてきました。

「おっ、来よった、来よった!どんな料理か楽しみでんな!」
「鯛の共皮あえとわらびのおひたしでございます」
女将が料理の説明をしました。

「鯛・・・?」
その方はやや怪訝そうな顔をしてそう言いました。
「さあさあおひとつ」
と部長がお酌をしようとしていました。

「うんっさすがは○○(料亭の名前)うまい鯛ですねえ」
副部長はひょうきんな顔でガツガツ食べています。

京都から来た方は箸で鯛をつかみやや困惑した顔をしつつ口に運びました・・・・口に入れモグモグとしたかと思うと眉をしかめていました。

「伊勢海老の飛龍頭に、じゅん菜のおすましでございます」
次の料理が運ばれてきました。

「じゅ・・じゅん菜やて」
またもその方は動揺していました。
「ヌルヌルして面白いですな・・・うまい」
副部長は相変わらず何も考えていないで食べているようでした。

京都から来た方は口に運んだかと思うとまた怪訝な顔になっていました。

「鮎でございます」
女将が鮎を運んできたその時京都の方の怒りが爆発したようです。

「も・・・もうけっこうや!!何もかも季節外れやないか、今は5月や!!鯛いうもんは、4月過ぎると産卵のためにやせて味も素っ気もなくなるもんや!このじゅん菜かて何や、ビン詰めやろ!?おまけに鮎やて!?鮎の解禁は6月1日と決まっとる!!わしは香りもなんもない養殖の鮎なんか死んでも食いとうないわい!!これだから東京の人間はイヤヤちゅうんじゃ!!」

「お、お待ちください!」
部長は必死で引き止めましたが京都の方は怒って出ていってしまいました。

A 回答 (4件)

京都から来た人かもしれませんが、京都人ではないなと思います。


訛りからは大阪方面の方のようですね。
京都人なら、
「5月に鯛とはめずらしいですね」
「もう鮎を食べはるとは、さすが東京の方はあたらしもんを取り入れるのが早い!それでこそ、御社みたいにビジネスでも成功しはるんでしょうな」
「なんや今日は胸がいっぱいでこれ以上はよう入りません」
「今日は珍しもんをようけよばれました。ごちそうさまでした」
「では仕事の件はよう考えさせていただきますので」
終止笑顔ですね。
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幾らなんでも、東京の料亭で、そんなひどいのは無いですよ。


ソウルの日本料理店じゃないの?
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そのままでは無いようですが、京都からの方のキャラは、まさに美味しんぼの京〇さんですね(^^;)



ならば、次に連れて行くのは、腕の良い主人が個人経営している小料理屋かな?
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美味しんぼですね

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