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侵食輪廻と造山運動に関係はあるのでしょうか?
壮年期は新期造山帯、老年期は古期造山帯、準平原は安定陸塊特に楯状地に対応するならばグランドキャニオンのような幼年期はどういうものなのでしょうか?

A 回答 (2件)

>侵食輪廻と造山運動に関係はあるのでしょうか?


 
広範な地域のほぼ水平を保ったままの隆起とか、海水準の低下とかがあって、河川が河床を下刻する力と河川周囲からの表層侵食する力とその周囲の地質などの兼ね合いで、差別侵食の仕方が変われば、侵食輪廻のようなことも起きるのでしょう。 
造山運動という運動の力がどう生まれるのかという理解の仕方にもよるでしょうが、(侵食輪廻と造山運動に関係がある)というような言い方は、かなり難しいと思います。

>壮年期は新期造山帯、老年期は古期造山帯、準平原は安定陸塊特に楯状地に対応するならば

地形の幼年期、壮年期、老年期などと、絶対年代の新旧を対応させるとか、新期造山帯、古期造山帯などと地形分類の壮年期、老年期などと対応させるのは、ムリがあると思います。

>グランドキャニオンのような幼年期はどういうもの

こうした地形が形成され始めた時期なら、新第三紀中新世、けっこう地殻変動が大きかった時期です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E6%96%B0 …
「ヨーロッパのアルプス山脈と北アメリカのロッキー山脈で造山運動が始まった。日本がユーラシア大陸から分離し、日本海が形成され、これに伴う海底火山活動で日本各地にグリーンタフと呼ばれる凝灰岩層が発達した。この紀に海面が低くなったことでジブラルタル海峡が閉じ、海水の蒸発により地中海は非常に塩分の濃い海となった。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%AD …
「約2,000万年前からはコロラド高原およびその西方の地域が不規則に隆起し始めた(新第三紀の終わりまでに、約3キロメートル隆起した)。地盤の隆起によって川の流れは激しくなり、崖の侵食を助長した。その結果、メサ(周囲が急斜面で頂上が平らな台地)やビュート(周囲が切り立った、孤立した丘)などの地形が数多く出現した。また、岩塊が歪曲・隆起した結果、単斜構造の地層断面が剥き出しになり、侵食された断面にはホグバックと呼ばれる急斜面の崖に突き出した岩が残った(緩やかな斜面に残った岩は、ケスタと呼ばれる)。ナバホ砂岩層の崖(ザイオン国立公園)
さらに、この地域に伸張力が加わり、コロラド高原の地塊が西向きに移動するようになった。またコロラド高原の西にあるベイスン・アンド・レンジ地域は地殻変動が激しくなり、地溝や地塁による深く落ち込んだ渓谷や細長い山脈が数多く出現し、ハリケーン断層などの巨大な断層が現われた。また、コロラド高原の西方にシエラネヴァダ山脈が大きく隆起したため、雨陰効果によってコロラド高原の大部分は乾燥した気候になった。しかしながら、コロラド高原の周囲で大規模な地殻変動があったにも関わらず、コロラド高原は単一な地塊のまま、地殻構造が保存された状態で残った。そのためコロラド高原は、ベイスン・アンド・レンジよりも1キロメートル以上高い台地となっている。コロラド川は少なくとも600万年前にはグランド・キャニオンの中を流れており、土地が隆起するにつれて深い渓谷へと変貌していった。」
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はじめまして



準平原ができたあとに、それが造山運動で「平原」のまま隆起すれば、深い谷ができます。それがさらに褶曲することなく平原を保ったあと隆起がどんどん続くと、グランドキャニオンのように平原の中に巨大な谷ができます。
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