
No.6ベストアンサー
- 回答日時:
一素人ですがわたしなりに説明してみます。
本質的には、このように発言する人の意図が大きく異なっている、ということです。
1.【 私はコーヒーを飲む。】
「は」は主題提示の係助詞。
・私についてお話しますと、私はコーヒーを飲みます。
というニュアンス。
「私は何をするかといえば、コーヒーを飲む」という意図の表現なので、
「あなたは何をしますか(飲みますか)?」という暗黙の質問が存在しているような状況で使えば自然ですが、それ以外では不自然になる。
(自然な例ー「が」に置き換えると不自然)
a:好きなものを飲んでいいんだね。じゃあ、私は紅茶を飲もう。⇒私はコーヒーを飲む。
b:私はこれからジョギングに行くつもりだ。⇒私はコーヒーを飲む。
2.【 私がコーヒーを飲む。】
「が」は主格(または対象)を特定する格助詞。
・コーヒーを飲むのは誰かといえば、それは私です。
というニュアンス。
英語表現については自信ありませんが、
It's I who drink a cup of coffee.
とでもなるでしょうか。
「コーヒーを飲む人」に関して、それは「私である」と特定する意図の表現なので、
「コーヒーを飲むのは誰ですか?」という暗黙の質問が存在しているような状況で使えば自然ですが、それ以外では不自然になる。
(自然な例ー「は」に置き換えると不自然)
c.全員ジュースを注文したのにコーヒーがひとつ間違って届いたね。どうする?⇒私がコーヒーを飲む。
>1「私は何をするかといえば、コーヒーを飲む」という意図の表現なので、
「あなたは何をしますか(飲みますか)?」という暗黙の質問が存在しているような状況
>2.「コーヒーを飲む人」に関して、それは「私である」と特定する意図の表現なので、
「コーヒーを飲むのは誰ですか?」という暗黙の質問が存在しているような状況
とてもわかりやすい説明でした!「私は」でも「私が」でもそれを聞いていた相手に暗黙の質問があることを前提としている感じなのですね。
すべての皆様のご意見が参考になりましたがベストアンサーにさせていただきます。
ありがとうございました。
No.8
- 回答日時:
これが、俺の車。
これは、俺の車。
違いの説明はむつかしいが、後に続ける言葉を想定して続けてみれば案外理解とまでゆかずとも・・・・。
例 「どうだ、かっこいいだろー、3000万もしたにフェラーリだ」。
これが・・・に続くと、自慢たらたらで嫌味はあってもそれなりに文章の恰好はついています。
これは・・・に続くときは「どうだ、かっこいいだろうー」は不似合で不要、「3000万(も)したフェラーリだ」
「が」で話す人は、たぶんこの車がすべて、この車が主役、だから強調しているのではなく、目立っているのです。
「は」で話す人は、その人の自宅のガレージ覗けば納得するかも?、1億超えるロールスロイスかブガッティーあたりがあるかも?、フェラーリは主役じゃないんです。
今一つの感覚
これは・・・、これ以外のものを意識した上での表現、私は・・も同じ、他の人はともかく私は・・・他の人を意識していますね
これが・・・、これだけを意識すれば十分、以外のものを意識する必要なし、私が・・・、他の人も、物も一切無関係、私がコーヒーを飲む、これは確かな事実だ。
>「が」で話す人は、たぶんこの車がすべて、この車が主役
>「は」で話す人・・・他にも候補があるかもしれない、といった感じでしょうか。
なんとなくですが徐々にわかってきた気がします。
ありがとうございました。
No.7
- 回答日時:
は・が、は口語(実際の発声)の場合は、読み方(強弱のつけかた)で、違いがスッキリとはしないようです。
文字に書いてアクセントを付けずにぬらりと読めば、伝統的?な解釈も納得出来ると思います。「は」は提示で「私の場合は」の意味つまり暗に他者の存在を意識しています、これに対して「が」は単に主格です。発声で違いが曖昧になるので、もうそろそろこの区別も見直しが必要なんだろうと思ってはいますが。
確かに、言葉にするのと文章におこしてみるのとでは随分印象は変わってきますよね。
「私は~する。(あなたはどうですか?)」
「私が~する。(他の誰でもない私が)」
といった具合で良いのでしょうか。
微妙なニュアンスで解釈が変わってくるのですね。
ありがとうございました。
No.5
- 回答日時:
改めて、回答です。
野田尚史氏の「『は』と『が』」によれば、「は」は主題を表し、「が」は主格を表す。これが現在の定説といえると思います。日本語を歴史的に見ても、古代から長きにわたり、「は」という主題文しかありませんでした。「春は曙」「行く川の流れは絶えずして」のような、「主題文」はよく見かけられますが、「が」で主格を表す表現はありませんでした。大野晋氏によれば、「が」は本来「君が代」「我が家」のように「連体格」の格助詞でした。その「が」がはっきり「主格」の助詞として用いられたのは、室町時代の「天草本平家物語」であったと言うことです。「大野晋著 日本語の文法を考える(岩波新書)」
また、「山口仲美著 日本語の歴史(岩波新書)」でも、中世以後に「が」が主語を表し、「を」が目的語を表すようになって、初めて日本語は論理的な文になり得た、と言われています。日本語の古い文は「主題文」しかなかったと言うことです。このような考えに従えば、「は」は『主題』を表す係助詞であり、「が」は『主格』を表す「格助詞」だと言えます。このような助詞の性格の違いを意識して考えるべきで、単に「は」と「が」を並べて、動詞文では「が」が主語を表し、名詞文や形容詞文では「は」が主語を表すというように、「格助詞」と「係助詞」を同列に並べて考えては、いけないということです。
それでは、改めて「は」と「が」はどう違うか、ということになりますが、これを簡単に説明出来るなら、野田氏のようにその違いについて、1冊の本を書く必要はありませんでした。今後いろいろ勉強しなければなりません。
とりあえずは、「主題(は)」と「主格(が)」と言うことだけは念頭においてください。
>「は」は『主題』を表す係助詞であり、「が」は『主格』を表す「格助詞」だと言えます。
とても奥が深いのですね。勉強になりました。
ありがとうございました。
No.4
- 回答日時:
限定的、を感じるのはむしろ「は」のほうです。
係助詞と言って、主題の提示、と説明されます。
「私」というプラカードあげて、これについて述べます(説明します?)、故に以後の内容が「私」に関する内容に限定されます、この限定が強調にもつながります。
1.私はコーヒーを飲む→他人のことは無関係、とにかく私はコーヒー飲む、強調を感じませんか?。
2.私がコーヒーを飲む→主張感があるような気もしますが、その通りだと思います。
「が」は格助詞でも主格、私が・・・・・→主役は私です、という感覚の元での発言内容になります。
まだうまくのみこめていませんが、格助詞と係助詞の違い違いでニュアンスがかわってくるのですね。
日本語は深いですね。ありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
回答ではありません。
「が」と「は」の使い分けに簡単に答を出したかに見える「アルク社の説。「名詞文・形容詞文」の主語は「~は」、「動詞文」の主語は「~が」ということで説明出来てしまうなら、これだけいろいろな説が飛び交い、結局簡単には結論が出ない「は・が」の区別を上手くまとめたかに見えますが、この論が通用するためには次のような説明が必要になります。名詞文の例 「太郎はキャプテンです」これを「太郎がキャプテンです」というと、この「が」は排他の「が」といって太郎以外のものはキャプテンではない、ということになります。この「排他の『が』」は一般に認められています。
動詞文の例 「太郎が行きます」これを「太郎は行きます」というと、「は」が「排他の『は』」と言うことにはなりません。(「対比の『は』」はありますが)
このような種類の説明は、単純で分かりやすいのですが、そう上手くは説明出来ません。
「学校文法」で「主語」は「私が」でも「わたしが」でも「私も」等々でも主語になる習ってきた来た人に、「は」と「が」の違いを説明するのは容易ではなく、最近「大野晋氏」などの、「主題」と「主格」または「既知」と「未知」という言い方を用いる方法が定着しかけているところに、安易な「名詞文・形容詞文・動詞文」の差という説を持ち出さないで欲しいと思います。(アルク社への注文です。アルク社が「日本語文法」の普及に力を尽くしているのは知っています。)なにせ、日本では「国文法」(学校文法)が教えられている国ですから。
>「太郎はキャプテンです」これを「太郎がキャプテンです」というと、この「が」は排他の「が」といって太郎以外のものはキャプテンではない、ということになります。
とてもわかりやすい説明です!
「が」の方が他の誰でもない「私が!」といったところでしょうか?
ありがとうございました。
No.1
- 回答日時:
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