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助詞「が」と「は」は共に主格の叙述に用いられます。「私は鈴木です」「私が鈴木です」の2つの文の相違について述べる時、
「は」は既知の場合に「が」は未知の場合に用いられるとの説明がなされていますが、私にはこの既知・未知の事がよくわかりません。どのような観点から既知・未知と言っているのか解りやすく説明していただければと思います。よろしくお願いします。

A 回答 (7件)

こんばんは。


「既知」というのは、事前に(それ以前に)話題の中に「鈴木さん」という方がすでに登場している場合で、
そうなると「私が(その話題の、噂の)鈴木です」となります。
「未知」というのは、以前に話題になったことがなく
今初めてそこで登場しますので
「(初めまして)私は鈴木です」というような感じになります。場面設定はいろいろあると思いますが、分かりやすい方法で書いてみました。
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この回答へのお礼

早々の回答ありがとうございました。
なるほど納得のいく説明です。

お礼日時:2004/07/11 12:54

he-goshite-さんの言うとおり,最近では「未知・既知」あるいは「新情報・旧情報」といった軸は使われません.機能文法だとか情報理論というのですが,実は欧米(元はプラハ)で数十年ほど前に出てきた理論です.


今ではnonuno3さんの言うとおり「主題のハ」と「主語(主格)のハ」で説明するのが一般的なようです.
「主題」とは,「何について述べるのか」といったことを述べる部分で,特別に表現する手段を持っているのは,日本語・韓国語・ビルマ語・タガログ語などです.
で,主題となる条件ですが,
(1)既知であること
 「一人の女の子がいた.その子ハ・・・」
(2)誰もが知っている常識であること
 「アメリカでハ肥満が流行している・・・」
(3)一般的なもの,総称的であること
 「桜の花ハきれいだ.」

ってなところでしょうか.
ちなみに国語学の某教授が
「最近はハとガを誰も研究しないねー.
本当はまだまだやらなくちゃいけないのにねー.」
とおっしゃっておられました.

そういう状況なので,
いろんな説がまだまだあります.
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「は」:既知のものを説明するときに用いる


「が」:未知のものを説明するときに用いる
という説明で,よく引用される例文は,

「むかしむかしあるところにおじいさんとおばあさんがすんでいました。
おじいさんはやまへしばかりに,おばあさんはかわへせんたくにいきました。」
です。
最初の文では,初めて話題に登場した「おじいさんとおばあさん」は聞き手にとって未知の人物ですからその記述に助詞「が」を用い,
二番目の文では,既に話しに登場している,そのおじいさんやそのおばあさんについての説明・叙述なので,既知の「は」を用いる。

というものです。他の例では,
「私は鈴木です」
すでに「私」を見ていて(=既知)どういう人物だろう何という名前だろうと思っている相手に対しての説明。
「私が鈴木です」
誰が鈴木さんか分からなかったとき,初めて「私」(=未知)が名乗り出た。

しかし,
この説ではうまく説明できない例:
「吾輩は猫である。名は未だ無い。」
いきなり読者の知らない(未知の)もの(=吾輩)に対して「は」が用いられている。

で,最近の説では,「は」と「が」を既知と未知で使い分ける とは説明されないようですよ。
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この回答へのお礼

丁寧な回答ありがとうございました。
「私は鈴木です」と自己紹介する時に初めて見る顔なのに既知の間柄であるというのは考えにくいことだと思います。むしろ鈴木さんの情報がある程度知られていれば#3さんのように「私が(その話題の、噂の)鈴木です」と言うと思います。ですから、
「は」:既知のものを説明するときに用いる
「が」「は」:既知のものを説明するときに用いる
という説はまったく逆で
「は」:未知のものを説明するときに用いる
「が」:既知のものを説明するときに用いる
のだと思っていました。しかし、どうやらあまりこだわらない方がいいのですかね。

お礼日時:2004/07/12 17:07

>既知・未知の事がよくわかりません。

どのような観点から既知・未知と言っているのか解りやすく・・・。
区別はつか無い。
「は」の基本的性質(A)主題を表す
(1)景子さんは美しい,
(2)高田さんは学生です,
「は」の基本的性質(B)対比を表す
(1)君らさんは中国には行かないと思います。
(2)私はスイカは好きです。
「が」の基本的性質(A)中立叙述を表す
(1)木村さんが来ました,
(2)雨が降っている,
「は」と「が」の基本的な違い
(1)高田さんは高校生である
 名詞文や形容詞文では「は」が使われる,
 (1)-1,高田さんが高校生であることは事実だ,
(2)木村さんは景子さんを愛している
 (2)ー1,動詞文でも「は」がよく使われる。然し(1)ー1,や(2)ー1,のような「文」が他の文の成分になると,「は」でなく「が」が使われる。「文」が「こと」や「の」を被修飾名詞よする名詞修飾文に「格下げ」されたため,「は」と「が」の違いを明確に表している。即ち「が」は名詞の「格」を表す「格助詞」である。

○名詞修飾文の中では「が」を,但し,対比的・並列的な意味を従属節では「は」を使う。
(1)彼女が来たので,会議は盛り上がった
(2)私が売店で買った帽子はこれです

○述語が動詞以外(形容詞・名詞+だ)=通常(は)を使う。動詞の場合でも(1)~(3)は通常「は」を使う。
(1)主語が「私」「あなた」
(2)恒常的なできごとを表す
(3)否定文。

参考文献
佐治圭三「日本語の文法の研究」ひつじ書房
野田尚史」新日本語文法選書」「は」と「が」くろしお出版
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この回答へのお礼

丁寧な回答ありがとうございました。
大いに参考にさせ地ただ来ます。

お礼日時:2004/07/12 18:27

既知未知といわれていますが、厳密には区別はつかないようです。


次の詩のような使われ方があります。

 雪は降る。
 あなたは来ない。
 白い雪がただ降るばかり。

この詩では「が」が未知とは言えません。
「が」は「は」に比べて強調・限定する意味があるという説があります。
「AはB」は、一般的ですが、
「AがB」は、主格がより強調・限定されているように思えます。

また「雨」「雪」には「が」を使うという説もあります。
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この回答へのお礼

早々の回答ありがとうございました。
「雨」「雪」には「が」を使うという説もあります。
なるほど「雨がひどい」とは言っても「雨はひどい」とは少し言いにくいですね。しかし、「今日の雨はひどい」とは言えます。なかなか難しいですね。

お礼日時:2004/07/11 13:04

こんな風に考えたらどうでしょうか。


あるグループに鈴木さんがいます。
但し、誰が鈴木さんか判りません。
要は未知の状況です。
この時、鈴木さんは
「私が鈴木です。」を使います。
既知の「は」は使いません。
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この回答へのお礼

早々の回答ありがとうございました。
確認させていただきますが、
私の質問・・「が」未知
#1の方・・「が」既知
#2の方・・「が」未知
#3の方・・「が」既知 
でよろしいでしょうか。

お礼日時:2004/07/11 12:51

既知・未知という区別はちょっとむずかしいですね。



”が”の文は、主語が重要。
”は”の文は、述語が重要。

と考えた方がすっきりするのではないでしょうか。

「私が鈴木です。」
・・・「私」が色々いる中での鈴木であることを名乗り出る文。述語を省いてもOK。(主語が重要)
「私です。」
つまり、「鈴木」が問題にされていることについては既に知っているわけです。

「私は鈴木です。」
・・・名前がいろいろある中で、「鈴木」であることを明らかにする文。主語を省いてもOK(述語が重要)
「鈴木です。」
つまり、「鈴木」かどうかを知らないわけです。

どうでしょうか?
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この回答へのお礼

早々の回答ありがとうございました。
確認させていただきますが、
私の質問・・「が」未知
#1の方・・「が」既知
#2の方・・「が」未知
#3の方・・「が」既知 
でよろしいでしょうか。

お礼日時:2004/07/11 12:45

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