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食塩水と水では酸素の溶けやすさって違うのですか?

質問者からの補足コメント

  • すみません3%食塩水中に沈めた鉄の酸化の話なんですが、やはり溶解度は変わらないですよね
    電気伝導性を高めるために食塩水にしてるのでしょうか

      補足日時:2018/01/05 19:34

A 回答 (2件)

通気差電池と言って、水に溶けている酸素が腐食現象に影響することは教科書などに昔から取り上げられています。


ですが、鉄が水中で酸化(腐食)する点では、水の中に溶けた溶存酸素の問題よりも、塩化物イオンが環境中に存在する影響の方が大きいです。

塩化物イオンは鉄の表面に形成する酸化皮膜を破壊する効果が大きく、
そして塩化物イオンの濃度が3~5%くらいが鉄に対する腐食効果が高くなる濃度でほぼ海水の濃度近辺になります。

このため塩化物イオンが存在する環境中では、鉄にいろいろな合金元素を添加しステンレス鋼のような強固な皮膜を形成する合金にするか、
電気的なカソード防食を行う手段が多く用いられています。

また、単純に塩水中にどぶ漬けしているよりも、例えば干満潮で露出と浸漬を繰り返している部分が激しく腐食する傾向になります。
これは環境中での酸素量も大きく影響しているのを示しているのですが、やはり塩化物イオンが腐食促進に大きく寄与しています。
それに鉄と言っても、通常存在しているものは鋼であっていろいろな合金元素が含まれており、結晶粒や熱処理によっても腐食特性は変化してきます。

>電気伝導性を高めるために食塩水
腐食現象は電気化学的な現象と捉えることは正しい理解なのですが、
私は冶金屋なので、3%食塩水と水を比較すると環境中の塩化物イオンの存在が大きな腐食要因であると考えます。
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誤解されているようですが、食塩水の方が酸素濃度はかなり低くなります。

もともと酸素・窒素・アルゴンは無極性で疎水性です。食塩水は純水よりさらに極性が高いため非常に疎水性の気体は溶けにくくなります。鉄の酸化は水中では非常に起きにくいです。食塩が加わってもほとんど起きません、ですから先日戦艦武蔵が撃沈された姿と全く変化せずに見つかりました。食塩を加えて酸化速度が大きくなるのは溶液表面での話しです。食塩が酸素で塩素に変わりそれが鉄から電子を奪い三価の鉄イオンが生じ赤さびになります。
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