結核について

結核は胸部X線で異常がなければ安心して大丈夫なんでしょうか？ツベルクリン反応などの注射は行わなくても、胸部X線だけで分かるもなんですか？
よろしくお願いします！

No.5 ベストアンサー 回答者： sstk 回答日時： 2004/10/07 23:28

#4で回答した者です。

確かに肺結核の再燃はあり、その可能性は完全に否定できるものではありません。
小さなお子さんがいらっしゃるとのことで、ご心配もおありでしょう。

以前に治療した病院で治療終了時のX線写真があれば、それと比較して、少なくとも影の拡大がなければある程度、再燃の可能性は薄いと考えられますので、写真の比較をもって主治医は大丈夫でしょうと判断したのかもしれません。
確実な方法としては、痰が出るなら痰の培養をして陽性と出れば診断になりますが、前述の通り、陰性だからといって再燃なしと言い切れないのが「否定」の難しいところです。
川底をひとすくいすくって、砂金が全く入っていないからこの川に砂金はないと言い切ることの難しさと同義と考えていただければよいでしょう。
痰よりもう少し精度を上げるなら気管支カメラを行って、肺、特に以前の病巣に通じる気管支の一部を洗うという方法ですが、これも陰性だから「なし」と厳密にはいえません。

では、以前結核にかかった人が、結核以外で咳や胸の痛みが出ることはありますかという疑問です。
あります。
気管支拡張症といって、結核によって病巣周囲の引きつれを起こし病気が治った状態です。
皮膚でいうところの、やけどの後のケロイドと思っていただければいいと思います。
気管支の引きつれによって気管支の表面にでこぼこができて、そこに痰や（結核菌以外の）雑菌がたまりやすくなり、慢性的に炎症を起こす病気です。
気管支拡張症は状態がひどくなると、時として血痰の出ることもあり、さらに結核の再燃に近い病態になり悩ましいこともあります。

結論として、痰が出るなら痰の検査を3回繰り返すというのが、安価で比較的信頼のおける方法でしょう。
そして、発熱や寝汗、体重の減少などが数週間続くようなら結核を疑って気管支カメラをすることとなります。

なお、結核の再燃について、ツベルクリン反応の意義はかなり下位です。

この回答へのお礼

ありがとうございます。
とても参考になりました。
発熱や寝汗、体重の減少などはなく、痰も出ないので
少し様子を見ようと思います。
病気の診断とはとても難しいものなんですね。
勉強になりました。
ありがとうございました。

お礼日時：2004/10/07 23:35

No.4 回答者： sstk 回答日時： 2004/10/07 21:26

「何を目的として検査を行うか」です。

「ない」と言い切るのは、結核だけでなく、癌など多くの疾患で不可能です。
ツベルクリン反応を追加しても、その確からしさは大きく変わらないでしょう。

まず、なぜ結核を心配されているのでしょうか？
家族や知人で最近結核と診断された人がいるからですか？
咳や痰、発熱などの症状があるからですか？
その背景によっては、胸部X線検査だけでも結核の可能性が高い低いを言うことはできると思いますし、その後の経過を見る上で撮影した写真であるかも知れません。
検査は胸部X線写真だけかも知れませんが、問診や診察所見も診断の重要な手がかりですから、検査の多さだけで診断の確からしさは論じられません。

この回答への補足

3年前くらいに結核にかかり、6ヶ月間服薬してました。
最近、咳が続き、胸が痛み出し、結核は再発する可能性があると聞いたので、心配しています。自分だけならともかく、子供が生まれたばかりなので感染がすごく心配です。
それで、そのことを病院に行き話したところ、X線と血液検査をしただけだったので、大丈夫なのかなと思ったのです。かなり古い病院だったので、失礼なことなんですが、少し疑問に思っています。
アドバイスよろしくお願いします。

補足日時：2004/10/07 22:33

No.3 回答者： timeup 回答日時： 2004/10/02 05:27

Ｘレイだけでは読みにくい部位が、肺だけの場合でも多くありますので、疑問がある場合はさらに詳しく検査を行います。

医大生の時代だけでも、実習時間に1万枚程度のフィルムは読みましたが、今のほかの先端画像診断装置よりも判読には熟練が必要ですから、若い医師（今、日本の医大ではどの程度練習するのか不明。医大にもより違うでしょう。卒後に開業がメインだと読む練習は多いかも知れませんし・・・・）だと見逃す可能性は、上記様に部位にも、大きさにも寄りますが、無いとは言えません。

この回答へのお礼

ありがとうございました。
参考になりました。
少し様子を見ようと思います。

お礼日時：2004/10/07 23:37

No.2 回答者： papigon 回答日時： 2004/10/01 22:08

私は40年前20代で会社の定期健診に引っかかり胸部結核で一年三ヶ月入院しました。

本当に小指の先くらいの小さな影でしたが集団検診の小さなフィルムでも発見できた事に今でも感謝しています。あれから40年医学の進歩は目覚しく、一方診断技術は隔世の感があります。その点からして、今や結核くらいはレントゲン検査で充分発見できますよ。又それが出来ないような医師も居ないでしょう。但し、結核は胸部だけとは限りません。従って私のアドバイスは胸部に限りと言うことです。結核性○○と云う病気は沢山有りますから。胸部以外だとレントゲンだけでは分からない場合もあるでしょう。

この回答へのお礼

ありがとうございました。
参考になりました。
少し様子を見ようと思います。

お礼日時：2004/10/07 23:37

No.1 回答者： silpheed7 回答日時： 2004/10/01 21:53

胸部X線だけで確実に分かるとは限りません。

この回答へのお礼

ありがとうございました。
参考になりました。
少し様子を見ようと思います。

お礼日時：2004/10/07 23:38