プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

日本語を勉強中の中国人です。ラーメンという食べ物は普通豚のスープでしょうか。豚の汁を使わないラーメンもあるでしょうか。

また、質問文に不自然な日本語の表現がありましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

A 回答 (7件)

こんにちは!sobatya_cnさん。

相変わらず、日本語が堪能でいらっしゃいますね。
ただ今回は少し気になる部分がありました。

先にラーメンのスープについて書きます。
ラーメンのスープにはいろいろな味のベースがあります。豚、基本的に豚骨(とんこつ)はその一部にすぎません。
ラーメンの歴史は100年ほどしかありません。志那ソバ(※)と呼ばれていたころは、物の流通も人の移動も現代ほどではなかったため、その地域独特のスープが発達しました。

※…すみません…。でもこれには特に悪いニュアンスはないんですよ。中国の別名に過ぎません。ちなみに戦後しばらくすると中華ソバと呼ばれるようになりました。

閑話休題。20世紀後半になってから、よその地域のラーメンも美味しいということになって、都市部では様々なスープがベースのラーメンが食べられるようになりました。
豚骨スープのラーメンは、もともとは九州、それも福岡県のあたりに伝わりよく食べられているラーメンスープが全国に広まったものです。

ラーメンのスープはたくさんありますが、今でも大別するとたいていの人は4種類だ、と思っていると思います。
大まかに、
醤油・味噌・豚骨に、場合によっては塩です。豚骨は他の味と組み合わさっていることも多いです。後述します。
そのほかに、少数派ですが白湯、清湯のお店もあります。

豚骨以外の醤油、味噌、塩味では何から出汁を取るかはかなり違いますが、基本的に複数の食材から出汁を取ることが多いようです。
鶏ガラ(鶏をさばいた後の骨、中国人ほど鶏の扱いは上手くありませんが日本人も鶏ガラからスープを取ります)や、臭みを消し風味をつける香味野菜、香辛料などを煮込んでスープを作ります。

ここ10年ほどは魚介系も人気です。魚介系といっても、鰹節やトビウオ、煮干しから取った出汁を指すことが多いようです。海老の出汁をメインにしたものは海老味と別のカテゴリとして扱われていますし、ホタテはじめ貝類や海藻がスープのメイン材料として扱われているのをみることは滅多にありません。
ラーメンのスープは複数の食材から出汁を取り、そこに醤油か味噌、塩で味つけをします。

お気づきでしょうか、醤油、味噌、塩はいずれも調味料ですが、豚骨のみ出汁を取る食材がそのままスープ名になっています。
ですから、「豚骨しょう油」(画数を減らすため、醤の字をしょうとひらがなで書く、あるいは正油と書く)「トンコツ塩」といったスープも存在します。それもかなりよく見かけます。

豚骨スープについて。こう書いてあっても、豚骨のみから出汁を取っているとは限りません。鶏ガラや魚介の出汁が入って居たり、豚の背脂など豚の他の部位が使われていることもあります。

これで、ご質問の「豚を使わないスープもあるでしょうか」への回答になりましたでしょうか。
そして、最初のご質問、
>普通豚のスープでしょうか。
これは…。上述のように、博多の人に尋ねれば、「何を言ってるの?ラーメンと言えば普通は豚骨でしょう!」と自信たっぷりに答える人が多いでしょう。
好みでいえば、「ラーメンといえば、豚骨」と言い切る人はかなりいます。
しかし、「普通といえるほど豚骨が主流か?」と問われると、答えは違います。ラーメンのスープは多様で、豚骨は一大勢力ではありますが、決して圧倒的多数ではありません。少なくとも東京から見れば。

最後に、日本語について。
>普通豚のスープ
>豚の汁
「豚」と「汁」の使い方に少し違和感があります。
豚だけだと広い意味のブタとしての概念を意味します。もう少し…範囲を狭め、食材として限定できる使い方をするか、豚=食材としての豚を意味する定着した使い方か、どちらかでないと生きている豚を思い浮かべてしまいます。
・トンコツ味
・豚から取ったスープ
あたりが自然でしょうか?
汁には、スープ以外の意味もありますので、余計に「豚の汁」だと言葉に生きた豚が生臭いイメージを与えてしまいます。
このへんは概念の把握が入るので、使いこなすのが難しいポイントだと思います。
さらに「豚汁(とんじる、ぶたじる)」というスープの一種も日本では非常にポピュラーです。(これは子どもの頃から見慣れた名前なので豚一語でも大丈夫です。)
ですから余計に「豚の汁」にひっかかりました。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

ご丁寧に教えていただき誠にありがとうございました。おかげさまで、わかるようになりました。質問文へのご添削にも感謝いたします。

お礼日時:2018/04/12 00:46

これは日本語の問題ではないのでは? 



 非常に大ざっぱに書くと、
 スープの主流が3種類(鶏ガラ、豚骨、魚介系)です。
 近年は豚のスープ(豚骨スープ?)がベースのものが多いのはたしかですが、そうでないものもあります。

 これにタレの主流が3種類(醤油、味噌、醤油)です。
 単純に言って、ここまで3×3で9種類でしょうか。実際にはもっと多彩な組み合わせがあります。

 詳しくは下記あたりをご参照ください。下記では「出汁」と書いていますが、一般にラーメンでは「出汁」とは言わないと思います。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%BC …
===========引用開始
出汁
スープの素となる。出汁は複数の素材から取ることが多く、日本のラーメン原点ともされる醤油ラーメンでは、鶏ガラを基本に、野菜と削り節や煮干しで味を整えたものが主流である。また、「昔風」を標榜しているラーメンも同様のダシを使用することが多い。
鶏ガラ、豚骨、牛骨、削り節、昆布など様々な材料が、ダシの素材として使用されている。臭み消しにタマネギ、長ネギ、生姜、ニンニクなどの香味野菜を使う。豚骨をベースにした店も多く、ほかに牛骨や、削り節・煮干し・あごなどの魚介をベースにする店もある。昆布と削り節を組み合わせることで、旨みの相乗効果が生まれることはよく知られている[15]。
うま味調味料(化学調味料)は複数のダシをまとめるとき、味を整えるために大きな役割をはたす。 

タレ
タレを出汁で割ってスープを完成させる。
かえしとも呼ばれる。味噌の場合はペースト状、塩の場合は粉末状という場合もあり、必ずしも液状ではない。
===========引用終了
    • good
    • 0
この回答へのお礼

専門的な知識を教えていただきありがとうございます。いろいろとても参考になりました。

お礼日時:2018/04/12 00:40

大まかに分けると、以下のように分類されます。


「鶏骨・豚骨・魚介類」でとったスープに、
「しょうゆ・塩・みそ」で調味する。
基本的に、これらの組合わせ6種類があると思っていただいて良いでしょう。
    • good
    • 2
この回答へのお礼

ありがとうございます。いい勉強になりました。

お礼日時:2018/04/12 00:35

ラーメンという食べ物は普通豚のスープでしょうか。

豚の汁を使わないラーメンもあるでしょうか。」←豚骨スープ・・は豚骨で取ったスープ

大抵の場合は鶏ガラスープです・・

他にも 白湯スープの物も あるし 上湯スープの物もある・・

魚介類で取る場合もあります・・
    • good
    • 0
この回答へのお礼

いい勉強になりました。どうもありがとうございました。

お礼日時:2018/04/12 00:33

魚介類もあるアルヨ(^^)d

    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございます。大変参考になりました。

お礼日時:2018/04/12 00:27

質問の答えは知りませんが、私なら、次のように表現します。



豚の汁を使わないラーメンもあるのでしょうか。
(「ある」の次に「の」を入れる。)

「豚の汁」という表現が適切なのかはわかりません。「豚の脂」のことでしょうか。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご添削ありがとうございます。「豚の汁」で「豚骨のスープ」を表現したかったです^ - ^;

お礼日時:2018/04/12 00:31

昔、東京では、鶏ガラスープが普通でした。


(^_^)/~
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございます。とても参考になりました。

お礼日時:2018/04/12 00:27

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!