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Shakespeare のSonnet 29 の
Wishing me like to one more rich in hope, 
Featured like him, like him with friends possessed, 
Desiring this man's art, and that man's scope, 
With what I most enjoy contented least,
について

昔、大学の英語の授業で、
least こところは、本当は beast だとする説がある
beast は昔「ベスト」と発音していたので、possessed とも良く韻を踏む
のようなことを習った記憶があります。

contented beast というのが、「臆病な自尊心」と「尊大な羞恥心」のために猛獣と成り果てた「山月記」の李徴を連想させたりして、私的にはなかなか味わい深いと思っていたのですが、時を経て、今ネットで調べても、同じような説を見つけることができません。

あれは、私の記憶違い、幻だったのでしょうか?
どなたか、同じようなことを聞いたことがある方は、いらっしゃいますか?

A 回答 (1件)

現存するなかで、最も原文に近いものは以下だと思います。



When, in disgrace with fortune and men’s eyes,  A
I all alone beweep my outcast state,       B
And trouble deaf heaven with my bootless cries, A
And look upon myself, and curse my fate, B
Wishing me like to one more rich in hope, C
Featur’d like him, like him with friends possess’d, D
Desiring this man’s art and that man’s scope, C
With what I most enjoy contented least; d'
Yet in these thoughts myself almost despising, E
Haply I think on thee, and then my state, F
Like to the lark at break of day arising E
From sullen earth, sings hymns at heaven’s gate; F
For thy sweet love remember’d such wealth brings E'
That then I scorn to change my state with kings E'

しかしいろいろなバージョンがあるといわれています。
古英語のBeast, Leastも調べました。

確かにLeastのところの韻がおかしいようです。
但し、本来韻は子音でなく母音、有声子音で踏むものなので、
この意味ではLeastは全く韻を踏んでいません。

Beastはおっしゃるように韻を踏んでいます。
Beastはノーマンコンケストの時に入ってきたフランス語なのでShakespeareの時は
フランス語的にベストと発音していたかもしれません。

しかし、何度も読みましたがここはLeastでBeastではないと感じます。
押韻が不十分なのでいろいろな節があると思いますが
https://en.wikipedia.org/wiki/Sonnet_29
のリズムを考えるとやはりLeastだと思います。

福原麟太郎とか古い翻訳者を調べましたが、はっきりとした答えはありませんでした。

答えは、間違っているかもしれません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

beastの発音、韻の踏み方については間違っていなかったようですから、私の記憶違いではなかったのだろうと思います。
世の中に有力説として通っている説だと思っていましたが、ひよっとしたら、あの先生独自の説だったのかもしれません。

お礼日時:2018/04/16 01:53

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