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GM計数管はγ線との相互作用の確率が低いことからγ線測定には不向きと聞きました。(γ線と気体との直接相互作用は少なく壁から放出する二次電子による気体の電離から計数するが、大部分のγ線は計数管を透過してしまうため検出効率は0.1~0.5%程度となる…)

何となく理解できるのですが、この理屈でいくと空間線量率の測定に向いているとされている電離箱も、同じくγ線の測定に向いていないことになってしまうのではないでしょうか。
色々調べてみましたが、電離箱のγ線に対する検出効率はどの程度なのかよく分かりません。

電離箱のγ線検出効率そのものもそうなのですが、そもそも同じ気体を利用した検出器で、γ線の測定に電離箱が向いていてGM計数管が向いていない理由は何なのか(エネルギー特性も一つの理由と思います)、素人にも分かるように教えていただけないでしょうか。

A 回答 (1件)

>GM計数管はγ線との相互作用の確率が低いことからγ線測定には不向きと聞きました。



誰にですか? 出典は?
感度は低いですが、向ていないということはないでしょう。
ただし、放射線のエネルギー測定はできませんから、「放射線の有無・個数」を測定する用途に限られます。
エネルギー測定をしたいのなら「比例計数管」や「シンチレーション検出器」を使います。

なお
>壁から放出する二次電子による気体の電離から計数する
は間違いですよ。どこから仕入れた情報ですか?

>空間線量率の測定に向いているとされている電離箱

GM管も原理としては「電離箱」なので、印可電圧の小さい「比例計数管」を指しているのでしょうか。「比例計数管」は放射線による電離量と出力電流とが「比例関係」になる領域で使用するので、放射線のエネルギー測定ができます。
ただし、原理としてはGM計数管と同じで、内蔵物は「電離ガス」なので密度が小さく、感度としてはGM計数管と同等程度に小さいです。

「シンチレーション検出器」のシンチレータは「液体」「固体」なので密度が高く、検出感度が高くなります。


 放射線は、「物質を通過する」ということは「物質と相互作用しない」ということなので、「透過性が高い」ほど「検出しにくい」「検出感度が低い」ことになります。
 アルファ線のように「透過性が低い」ものは、検出器の「外壁」すら通過できずに「検出できない」ことにもなります。
 なので、放射線の測定は「適材適所で」ということです。
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