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版籍奉還と大政奉還の違いを教えてください!


出来れば、その時代風景なども交えて
ご解説お願いします!

A 回答 (2件)

版籍奉還は、明治政府が中央集権化を図って行った政策。


それまではたとえば薩摩藩の内政は人事や税金などを含めて薩摩藩に任せ幕府は監督や賞罰を行うにとどまっていたが、
内政の権限を明治政府に差し出させて国が一元管理できるようにしようとしたもの。
欧米列強流の近代国家を目指すうえでは当然の流れと言える。

大政奉還は将軍徳川慶喜が討幕勢力への対策として行ったもの。
それまでは幕府は征夷大将軍という独特の地位を朝廷から得、それをよりどころに国内統治をおこなっていた。
しかし鎌倉以来それは朝廷から独立した権力という意味合いが強く、
同じく朝廷の御旗を借りて討幕しようとする勢力いわゆる尊皇派からすれば格好の攻撃ポイントだったわけである。
そこで徳川慶喜はそのようなものは返上してしまい、改めて朝廷と幕府の一体化を図ろうとした。
朝廷の元での権力となれば尊皇派からすれば付け込みようがない。
そして朝廷からそれ相応の官位役職を得れば、征夷大将軍でなくとも同じくらいの権限を持って今後も国内を統治することができる。
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大政奉還:徳川幕府が朝廷に行政権や立法権を一旦返上した。

徳川を中心とし、雄藩を加えた合議制を作り上げるつもりだった。

版籍奉還:木戸孝允や伊藤博文等の新政府実力者が、お殿様から藩の利権を奪い取るため、まぁ、口八丁で薩長土肥の雄藩に、所有していた土地(版)と人民(籍)を朝廷に返還させた。そうすることがお殿様の得になると勘違いさせた。諸藩は遅れまじ、損してはならぬとこぞって版籍を奉還した。
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