
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
>慎み無かる可けんや
「べけ」は助動詞なので正しくは仮名書きで書き下します。「べし」の未然形の古い形で、通常「べけん」と言う連語で出てきます。「べし」ですから、表す意味は、推量・意志・適当・当然など助動詞の中でも多い方です。この中の「適当」がまさにお尋ねの「よい」に当たります。「ん」は推量なので合わせて「よいだろう」となります。
No.2
- 回答日時:
漢文では「可」を「べし」と訓読しますが、「べし」の活用は、
〇・べく・べし・べき・べけれ・〇 本活用
べから・べかり・〇・べかる・〇・〇 補助活用
と活用します。
この「べし」には、古代の未然形として「ベから」の代わりに「べけ」という形がありました。その「べけ」に「む」という推量の助動詞が付くと「べけむ」となります。漢文の訓読はすでに古代に始まっています。その古代の言い方が訓読に使われたので、「べからむ」でなく「べけむ」が訓読に残ったわけです。(同じことは「無し」や「善し」という形容詞にもあり、「無からむ」「善からむ」が「無けむ」「善けむ」の形になりました。)「無かるべけん(←む)や」という反語の形になり、「無くてもよいのだろうか(いや無くてはいけない)」と訳されるわけです。(「無けむ」はこの場合関係ありません)
「無くてもよい」は「無くてもかまわない」とでも考えてください。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
おすすめ情報
このQ&Aを見た人がよく見るQ&A
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
おすすめ情報