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悪性脳腫瘍は
完治することは
ほぼ不可能なのですか?

A 回答 (2件)

脳腫瘍には他のがんのようなTNM、ステージといった分類はありません。

しかし、そのかわりとなる悪性度がⅠからⅣまでに分類されています。脳腫瘍の5年生存率は以下のようになります。

グレードIグレードI髄膜腫、神経鞘腫、非機能性下垂体腺腫などがこれに該当します。これらの脳腫瘍の5年生存率は、それぞれ、97.9%、98.8%、98.3%とされています。グレードⅠの脳腫瘍は、生存率が高く、「良性腫瘍」であるとされます。


グレードIIグレードIIの脳腫瘍には、びまん性星細胞腫、乏突起膠腫・乏突起星細胞腫、グレードII髄膜腫などがあります。これらの5年生存率はそれぞれ、75.0%、90.0%、91.2%といわれています。グレードII以上は「悪性腫瘍」として区分されます。


グレードIIIグレードIIIには、退形成性星細胞腫、退形成性乏突起膠腫・退形成性乏突起星細胞腫などが含まれます。これらの5年生存率は、退形成性星細胞腫が41.1%、退形成性乏突起膠腫・退形成性乏突起星細胞腫が68.2%です。また、90%以上は良性腫瘍である「髄膜腫」も、発生頻度は少ないですが「グレードⅢ髄膜腫」になることがあり、この場合の5年生存率は86.6%です。


グレードIVグレードIVには、膠芽腫や中枢神経系悪性リンパ腫などがあります。これらの予後は比較的悪くなり、中枢神経系悪性リンパ腫の5年生存率は42.3%ですが、膠芽腫の5年生存率は10.1%まで落ち込みます。膠芽腫の発症年齢は50歳代後半が多いですが、他のグレード4の脳腫瘍と比較すると推定患者数が2,000人を超えており、5年生存率がもっとも低いことから、悪性度が高い脳腫瘍といえます。


上記で示すように悪性脳腫瘍と診断されても悪性の度合いにより生存率が違ってきます。


悪性脳腫瘍の治療では、手術だけではなく放射線治療や化学療法が必要になります。グリオーマは治らないと思っている人が多いかもしれませんが、グレード2のグリオーマでは5年生存率は76.9%で、少なくとも20~30%は治癒しているので不治の病ではありません。

そして、グレード4の膠芽腫でも治療後25年以上元気にしている患者さんがいます。新しい治療も出てきていますから、治る可能性のあるがんだと考えてよいと言えます。
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ゴッドハンドなら治せるかも。

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