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ミクロ経済学において完全競争下の労働市場において、政府が最低賃金を設定した場合の余剰はどのようになるかグラフになりますか?死荷重が明確に分かるように図示してくださると助かります(^^)

A 回答 (1件)

例として、労働の需要、供給曲線を直線であらわしたものを書きますので、自分で描いてみてください。


労働の逆需要曲線、逆供給曲線をそれぞれ
W=a - bL
W=c + dL

としましょう。ただし、Wは賃金、Lは労働量、a,b,c,dは正のパラメータで、a>cかつ b>dとする。競争均衡は両曲線が交わる点であらわされるので、W=(bc-ad)/(b-d), L=(a-c)/(b-d)となる。
いま、最低賃金をW=m、a>m>(bc-ad)/(b-d)に設定したとする。ここで、mは競争均衡賃金の(bc-ad)/(b-d)より大きく設定されることが重要(なぜ?)。このとき、賃金と労働量はそれぞれW=m,L=(a-m)/bとなる。図をできるだけ正確にえがいて確かめてください。死荷重DWLは競争均衡のもとでの総余剰と最低賃金法のもとでの総余剰との差であらわされる。
総余剰は需要曲線より下で、供給曲線より上の部分であらわされるので、競争均衡のもとでの総余剰は(0,a),(0,c), ((a-m)/b,m)であらわされた3角形の面積、そして最低賃金法のもとでののもとで総余剰は、需要曲線、供給曲線、L=(a-m)/bで囲まれた台形の面積。よって、DWLは需要曲線、供給曲線、需給曲線の交点(競争均衡点)、そして垂直線L=(a-c)/bでつくられる3角形の面積であらわされる。三角形の面積がいくらになるか図を正確に描いて計算してください。
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