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理科の電離について質問です。

NaClがNa+ と Cl-になるのは分かりますが、
CuSO4がCu2+ と SO42-になったり
CuCl2がCu+ と 2Cl-になる理由が分かりません。

2+、2-になるのはどうしてですか?
Clの前に2がつくのはなぜですか?
覚え方や考え方などがあったら教えてください。

A 回答 (4件)

これらの原子は、原子核とその周りに存在する電子とからできています


初心の内は、原子核を惑星、電子を惑星の周りを周回する衛星
というようなイメージでとらえておくと良いかも。
このイメージで、電子の存在できる軌道はいくつかに分かれていて、電子殻と呼ばれます
電子殻は層に分かれていて、原子核に一番近い層に入ることが出来る電子は最大2個です。(これをK殻と呼びます)
2番目に近い層(L殻)には8個、3番目に近い層(M殻)には18個、・・・と言うように各層に入ることが出来る電子の最大数が定まっています。

次に、各原子は原子核に含まれる陽子(初心の内は、電気的に電子と対の関係にある粒子だと思っておくと良いかも)の数が決まっています。
Naの陽子は11個、Clの陽子は17個、Cuは29個などなど。
そして、この陽子の数を原子番号と言います。(すいへいりべ・・・という元素の覚え方を耳にしたことがあるかもしれませんが、元素の原子番号を覚えておくことは、あなたの疑問を理解するうえでも大切ですので暗記するべき)

そして、電離していない状態では、それぞれの原子は
陽子の数と電子の数が等しいのです!!
従って、Naの電子は11個、Clの電子は17個です。

ここで重要なことは、K,Lなどの各層には入ることのできる最大数の電子が入っている時が1番安定しているという事です。
ただし、M殻以降は特殊で、8個の電子が入っている時が一番安定しています。
これを踏まえNaClの電離を見ると、
NaはK,L殻の電子は満員で安定していますが、M殻にある電子1個はM殻の安定な個数8こに届かない状態です。
一方ClはK,L殻の電子は満員で安定していますが、M殻にある電子7個は安定な個数8こに届かない状態です。
そこで、自然はより安定な状態に移行しようとするのです。安定な状態に移るためにはNaのM殻の電子1個が、ClのM殻に移ればよいのです。すると、Naの電子はK,L殻満員、M殻以降には電子なし、で安定
ClはK,L殻満員、M殻にある電子も安定な個数8こに届き安定 という事になるのです
このとき、Naはマイナスの電気を帯びた電子1つを失うので、+の電気を帯びた陽子が1つ分勝りNa⁺に
Clはマイナスの電気を帯びた電子1つをもらうので、-の電気を帯びた電子が1つ分勝りCl⁻になるというわけです。

この仕組みから、ClはCl⁻になりやすく、NaはNa⁺になりやすいというわけです。
ただ、このことから、Cu²⁺になりやすいという事をはじき出しても良いですが、慣れないと大変かも
そこで、ClはCl⁻、NaはNa⁺、HはH⁺になりやすという事などを基準として暗記しておくのです
(または、この程度の元素なら原子番号と電子殻の関係から、電離してーになるのか2-になるのか、+になるのか、2+になるのかをはじき出すのも容易です)
すると、CuCl2はCl2個から構成されるので、電離してCl⁻が2個できるということが分かります
相手方から電子1個をもらうClが2個あるのですから、Cuが渡す電子も2個というわけです。するとCuは電子の個数より陽子の個数が2つ分が勝るのでCu²⁺になるのです。
従てCuCl2→Cu²⁺+2Cl⁻

さらに、Cu²⁺も基準として暗記しておけば
CuSO4がCuは電離して相手方に電子2個を渡すから、受け取る相手 SO4はSO4²⁻になることが分かるのです
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No2の続きです。

「理科の電離について質問です。 NaClが」の回答画像3
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No1の続きです。

「理科の電離について質問です。 NaClが」の回答画像2
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Cuは水に溶けて2+のイオンに、SO4は 2-のイオンに、Clは1-のイオンになることは知っていますね。

 原子がイオンになるとき、+になるのか-になるのか、また、1なのか2なのか、などは原子 によって決まっていて、ある程度は憶えなければいけません。
では、3回に分けてJPEGで回答します。
「理科の電離について質問です。 NaClが」の回答画像1
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