電子書籍の厳選無料作品が豊富!

その果物はどんな味をしていますか。
その果物はどんな味がしていますか。

この香水はとても気持ちいい香りをしています。
この香水はとても気持ちいい香りがしています。

「~をする」 と「~がする」の違いで、意味は違いますか。それともただ文法上の表現の違いだけで意味は変わらないですか。

説明をよろしくお願いいたします。

A 回答 (21件中11~20件)

>「~をする」 と「~がする」の違いで、意味は違いますか。

それともただ文法上の表現の違いだけで意味は変わらないですか。

「味がする」「香りがする」の場合は、この「が」を「を」にはできません。
「声・音がする」「耳鳴りがする」「頭痛がする」「めまいがする」などと、知覚者の制御下に置けない事象を「~がする」と自動詞「する」を用いて表すんですね。

「を」は動作の作用を直に受ける対象を、
「~がする」の「が」は動作の主語を表しますが、

 日本語の主語は一貫して《主題》です。

日本語の主語は《主題》であって、動作主である必要はありません。
日本語に主語を動作主とする観念は特にありません。

「味がする」の「が」が動作主を表していると言うのなら、いったい「味が」何をやっているのでしょう。この場合の「する」は自動詞で、動作主は知覚する人であり、「味が」はここでも《主題》です。そして、この「味」の所有主を第一の主語として「は」を用い「この果物は、甘酸っぱい味がする。」と表せます。

No.11 さんのご指摘のように、味の場合、「している」と言うことはあまりないようです。

香りの場合も、「この香水は」の後に続ける場合は「いいにおいがする」と言うのが正しいですね。
「ジャスミンが咲いていてここいい匂いがしている」これなら「している」と言えます。香水でも、「この香水はまだいい匂いがしているから大丈夫」という文脈ならおかしくありません。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。いろいろ勉強になりましたが、例えば次の例文の場合はどうして「を」を使いますか。
「イタリアは長靴のような形をしている。」や「地球はどんな形をしている?」など、よく「~な形をしている」という文が見当たりますが、この「~な形をしている」の使い方についてぜひ教えてほしいです。よろしくお願いいたします。

お礼日時:2019/08/08 16:02

そもそ、味がしていますか、神無表現そのもの、あまりお目にかかりません。


味は食したそのときに感じるものです、継続して存在?は考えれれません。
果実の中で継続して存在するのは味の原因物質は存在しています。
他の回答者の批判ではありません、先に断ります。
他動詞、と自動詞で別れる、こんな知識を得ても、いざ会話、文書作成、というときに使用する動詞のすべてで自動詞なのか他動詞なのか区別した知識が必要になります、できますか?。
まともな日本語に数多く接していれば、なんとなく違いは感じるはずです、そのうえでこんな説明を聞けば十分納得できるはずで、他にも応用できます。
香がしています、間違いではありませんが限られた場合の表現です、一般的には、香りがします。
「いる」は継続を表すともいわれますが、居る、文字通り存在を表します。
香がしています→香がする存在です(意味を明確に表現すれば?)。
    • good
    • 0

>>文法上は微妙に違いますが、意味的にはいずれも果物についての味のことを表していて、「ほとんど」同じ意味ではないかと思っていますが。



先に回答の通り、同じ「果物についての味のこと」や「香水の香り」についてですが、対象の捉え方が異なり、表現が異なるために意味が異なります。

同じなのは、対象の在り方自体です。

言語は話者の認識の表現なので、対象→認識→表現という過程の関係を正しく捉えないと意味の相違を正しく捉えることができません。

こうした、過程的構造の相違を捉えられずに、ピント外れの辞書の引用を長々と並べても無意味です。■
    • good
    • 0

「する」には、自動詞と他動詞があります。



[ 自動詞 ]
レモンのような味がする。
頭痛がする。

[ 他動詞 ]
勉強をする。
せきをする。

など。
味や香りの場合は自動詞なので、
・その果物はどんな味をしていますか。
・この香水はとても気持ちいい香りをしています。
のように目的格をとる「を」を使うと不自然になる。
あくまで、
・この香水はとても気持ちいい香りがしています。
・その果物はどんな味がしていますか。
が正しい表現。
    • good
    • 2
この回答へのお礼

いつものご回答ありがとうございます。

お礼日時:2019/08/07 23:01

「味がする」「香りがする」「音がする」の範囲内では「がする」が普通です。

「する」という動詞は、別記に引用した辞書にあるように、「自動詞」にも、「他動詞」にもなる、自他兼用の動詞です。かなり省略しましたが、例文での使い方で分かります。「味」「香り」「音」に限定すれば「<が>する」です。自他兼用の動詞はそんなに多くはないのですが、「サ変複合動詞」になると、複合された名詞などで決まってくるのです。
例「爆発する」→自動詞 「爆破する」→他動詞 
「火薬庫が爆発した。」 「敵陣を爆破した。」

     以下引用[日本国語大辞典]

一】〔自サ変〕す〔自サ変〕なんらかの動きやけはいが現われる。

(1)(からだや心のある状態、また、ある外界の刺激や自然現象などが)起こる。また、起こったのが感じられる。
*万葉集〔8C後〕一五・三六二四「われのみや夜船は漕ぐと思へれば沖への方に楫(かぢ)の音須(ス)なり〈遣新羅使人〉」
*古今和歌集〔905~914〕夏・一三九「さつき待つ花たちばなの香をかげば昔の人の袖の香ぞする〈よみ人しらず〉」
*枕草子〔10C終〕三六・七月ばかりいみじうあつければ「人けのすれば、衣のなかよりみるに」
*源氏物語〔1001~14頃〕夕顔「あながちにたけたかき心地ぞする」
*平家物語〔13C前〕二・山門滅亡「八日は薬師の日なれども、南無と唱(となふ)るこゑもせず」
*徒然草〔1331頃〕一「めでたしと見る人の、こころおとりせらるる本性みえんこそ口をしかるべけれ」
*俳諧・続猿蓑〔1698〕下・釈教「首の座は稲妻のするその時か〈木節〉」
*浮雲〔1887~89〕〈二葉亭四迷〉二・七「些し頭痛がするから」


(2)ある状態になる。また、ある状態である。

(3)(「…む(ん)とす」「…う(よう)とする」などの形で)もう少しで、ある作用が起こりそうな状態になる。また、もう少しであることをしそうな状態になる。

(4)(時を表わす語のあとに付けて)時間がたつ。「もう一週間もすれば」「しばらくすると」

(5)(金額などを表わす語のあとに付けて)…の金額である。…の価値がある。「千円する本」「いくらした?」

【二】〔他サ変〕す〔他サ変〕

(1)ある動作や行為を行なう。
*古事記〔712〕下・歌謡「呉床居(あぐらゐ)の 神の御手もち 弾く琴に (まひ)須流(スル)女 常世にもかも」
*万葉集〔8C後〕一五・三七七七「昨日今日君に逢はずて須流(スル)すべのたどきを知らにねのみしそ泣く〈狭野弟上娘子〉」
*万葉集〔8C後〕二〇・四三九八「大夫(ますらを)の 情(こころ)振り起し とりよそひ 門出を須礼(スレ)ば〈大伴家持〉」

(2)(形容詞の連用形、助詞「に」「と」などのあとに付けて)

(イ)ある状態、あるものにならせる。
(ロ)あること、あるものを選びとる。「休憩にする」「私は紅茶にする」「そろそろお茶にしよう」


(3)(形容詞の連用形、助詞「に」「と」などのあとに付けて)ある状態だと見る。そう考える、感じる。
*徒然草〔1331頃〕五五「家の作りやうは、夏をむねとすべし」

(4)((1)のうち、特に)ある物を作る。
*俳諧・続猿蓑〔1698〕下・旅「つばくらは土で家する木曾路哉〈猿雖〉」

(5)ある様子・状態を表わす。
*青い眼の人形〔1921〕〈野口雨情〉「青い眼をしたお人形はアメリカ生れのセルロイド」
(6)ある位置、方向にあるように保つ。
*平家物語〔13C前〕七・火打合戦「もとより究竟の城也。盤石峙ちめぐって四方に峯をつらねたり。山をうしろにし、山をまへにあつ」
*あきらめ〔1911〕〈田村俊子〉二「客の頭髪の上にバリカンを手にした職人が人の通る通りを振返った」

(7)身につける。「ネクタイをする」

*己が罪〔1899~1900〕〈菊池幽芳〉前・一「桃割の髪に海老色の袴したるが」



語誌
(1)「ある」が存在性を叙述するのに対して、「する」は最も基本的に作用性・活動性を叙述すると見られる。
(2)活用について(イ)口語の未然形には、打消の「ず」「ぬ」が付くときの形「せ」のほか、打消の「ない」が付くときの形「し」がある。また、使役や受身が付くとき、多く「させる」「される」となるが、その「さ」も未然形として扱うことが多い。(ロ)打消の「ず」が付くとき、「せ」でなく「し」となる場合もある。「浮雲〈二葉亭四迷〉三・一六」の「軽躁な者は軽躁な事を為まいと思ったとて、なかなか為(シ)ずにはをられまい」、「足袋の底〈徳田秋声〉四」の「顔を赧(あか)めることすらしずに」など。(ハ)命令形は、古くから「せよ」が使われて今日に至っているが、室町時代ごろから「せい」が、江戸時代以降は「しろ」が使われるようになる。また、これらの命令形は、放任の意にも用いられることがある。→せよ・しろ。(ニ)過去の助動詞「き」へ続ける場合は変則で、終止形「き」には連用形の「し」から、連体形「し」および已然形「しか」には未然形の「せ」から続く。すなわち、「しき」「せし」「せしか」となる。
(3)複合形について(イ)名詞や、形容詞・動詞の連用形などに付いて複合動詞を作る。「恋する」「心する」(和語)、「決する」「害する」(一字の漢語)、「研究する」「演説する」(二字の漢語)、「善くする」「全うする」(形容詞連用形)、「尽きす」「絶えす」(動詞連用形)など。(ロ)明治期には、西洋由来の外来語の動詞などに「する」が付けられるようになり、「スリイプする」「プレイ(放蕩)する」「ボルロウ(借用)する」〔当世書生気質〈坪内逍遙〉〕などが見られる。(ハ)昭和初期に「科学する心」という表現が問題にされたことがあるが、これは「科学」を動作性のないものとして、「する」との複合を不適当とする論であった。(ニ)一字の漢語に複合する際、「する」がザ行になるものがある。「命ずる」「応ずる」「案ずる」「減ずる」など。また、口語として「察しる」「命じる」「案じる」などのように、一段活用に転じても用いられる。(ホ)形容詞から派生した動詞では、「うとみす→うとんず」「かろみす→かろんず」などが主として漢文訓読体で用いられ、和文体の「うとむ」「かろむ」などに対応する。
(4)動詞の連用形に助詞「は」「も」「ぞ」「や」「など」「でも」「さえ」などを添えたもの、動詞の連用形を重ねたもの、並列を表わす「なり」「たり」を添えたもの、などの下に付けて叙述を助ける働きをする場合も多い。「万葉‐一一・二七九一」の「片糸もち貫きたる玉の緒を弱み乱れや為(し)なむ人の知るべく〈作者未詳〉」、「古今‐秋上・一七七」の「あまの河あさせしら浪たどりつつわたりはてねば明けぞしにける〈紀友則〉」、「源氏‐夕顔」の「内の御とのゐ所に参り給ひなどす」、「大鏡‐三・伊尹」の「あさましとあきれてこそ、うごきもせで立ち給ひたりけれ」、「中華若木詩抄‐下」の「灯をかきたてかきたてして」、「歌舞伎・阿彌陀が池新寺町‐一」の「すればまだ殺しはせぬか」、「滑稽本・浮世風呂‐前下」の「私が蔭になり日向になりして」、「古道大意‐上」の「古事記を読(よみ)さへすれば」、「人情本・仮名文章娘節用‐後・六回」の「ハテノ、迯(にげ)でもしたのか」、「滑稽本・七偏人‐五下」の「あらったり塩を払(ふっ)たり、押を置たりして」など。
(5)下に助詞の「て」が付いた形「して」は、動詞としての実質的な意味がほとんどなくなって用いられる場合が多い。「して」のほか、「ずして」「として」「にして」「をして」「からして」「よりして」などの形をとる。→して。
(6)「文殊楼の軒端のしろじろとしてみえけるを」〔平家‐二・座主流〕のように、接続助詞の「して」が状態性を表わす副詞に続くことはしばしば見られるが、この「し」がサ変動詞として活用するようになり、中世では、「日もてらぬときは海棠の花がいっきりとする」〔中華若木詩抄‐下〕という例が見られる。近世に入ると、「むっとする」〔浄瑠璃・曾根崎心中〕、「はっとする」〔浄瑠璃・冥途の飛脚‐中〕、「そはそはする」〔浄瑠璃・丹波与作待夜の小室節‐中〕など「する」の複合語が多数用いられるようになる。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

いつも詳しいご回答ありがとうございます。

お礼日時:2019/08/07 23:01

No.3です。


仰せの通りです。
無生物に使わない、という部分は忘れてください。

ただ、そちらが提示したふたつの例文では、
「を」は使わないほうがいいと思います。
文脈によっては使えるかもしれませんが、
前後関係のない例文では、少なくとも、私個人は使いません。

今回の例文についていえば、
「を」と「が」の使い分けの問題であると同時に、
「しています」と「します」の使い分けの問題、
ではないかという気がします。

No.4さんの答えが正しいと思います。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご補足ありがとうございます。

お礼日時:2019/08/07 23:00

「~をする」の「を」は格助詞で、動的な動作の対象を表わします。



「味をしていますか。」では、「する」という抽象的な感覚の働きの動的な目標として「味」を捉え表現しています。
「香りをしています。」も同様です。 

これに対し、格助詞「が」は個別の実体認識を表わし、動作の主体、実体を表わしています。
「味がしていますか。」は「する」という動作の主体が「味」であることを表わしています。
「香りがしています。」も同様です。

つまり、話者による対象の捉え方が異なり、意味が異なります。■
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。文法上の違いは分かりましたが、意味上の違いがあまりよく分かりません。
「その果物はどんな味をしていますか。」の場合は、「する」という行為が「果物」であって、「果物が何らかの味をしている」。
「その果物はどんな味がしていますか。」の場合は、「する」という行為が「味」自身だと理解していいですよね。「果物の味における特性から言うと、果物は、何らかのが味がしている。」
文法上は微妙に違いますが、意味的にはいずれも果物についての味のことを表していて、「ほとんど」同じ意味ではないかと思っていますが。

お礼日時:2019/08/07 22:59

×:その果物はどんな味をしていますか。


△:その果物はどんな味がしていますか。
〇:その果物はどんな味がしますか?

×:この香水はとても気持ちいい香りをしています。
△:この香水はとても気持ちいい香りがしています。
〇:この香水はとても気持ちいい香りがします。

違うね。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2019/08/07 20:45

どちらの文章でも「を」は使いません。


日本語として成り立ちません。
使うのは「が」だけです。

「~をする」というのは意志を持って、
なにかを行うことなので、
意志を持たない無生物には使いません。

>…味がしていますか。
>…気持ちいい香りがしています。
どちらの文章も「していますか」「しています」
と「している」を使っていますが、どちらも間違いです。
このような文章では、
「しますか」「します」を使います。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
ヤフーで検索してみたら、「イタリアは長靴のような形をしている。」、「地球はどんな形をしている?」と言った文が出てきました。それらも誤用でしょうか。勉強している日本語の教科書には一応「をしている」という文法がありますが。

お礼日時:2019/08/07 20:45

例文の場合ですと「~をする」は知識についての話


「~がする」のは経験の話

果物の例で言えば
その果物一般の味であれば「~を」で
今まさに食べている果物の味であれば「~が」で聞きます

香水の例で言えば
「~を」で言うのは、販売員などが説明をしている状況
「~が」で言うのは、今感じている香水の香りへの感想

対象物の一般的な特性は「~を」
対象物の中でも特定のものの特性については「~が」と使い分けていますね

英語で言う冠詞「a」と「the」の違いと言った方が判りやすいかもしれません
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2019/08/07 20:45

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!