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その果物はどんな味をしていますか。
その果物はどんな味がしていますか。

この香水はとても気持ちいい香りをしています。
この香水はとても気持ちいい香りがしています。

「~をする」 と「~がする」の違いで、意味は違いますか。それともただ文法上の表現の違いだけで意味は変わらないですか。

説明をよろしくお願いいたします。

A 回答 (21件中1~10件)

No.17 のお礼欄を拝見しました。



>>話者が自分で感じたことを表す場合でなければ、

すみません。これは、言いたいことが表せていませんでした。
話者が自分で感じたことに違いありませんでした。
話者が自身の体内で感じたことではないですが、話者が体外で起きている事象を知覚・観察したことです。

>話者が自分で感じたことを表す場合は「(味・声など)がする」になるんでしょうか。

話者が自分の体内で感じたことを表す場合に「(味・声など)がする」になります。

>そうであれば、「いい味がするなら食べてみよう」という文においては、まだ食べてもいないから「いい味がする」ということが自分で感じたことにならないではないかと思いますが、もしかして、「話者が自分で」ではなく、「誰かが自分で」感じたことであれば、「(味・声など)がする」で言う、そう考えても大丈夫でしょうか。

はい。その通りです。誰かが「(味・声など)がする」と言うなら、ということと同時に、自分にも同じことが起きるなら、と言っているようにも感じられます。

>教科書にはこのような説明が書いてある:
>その果物はどんな味をしていますか。<果物自身本来持つ味を表している>
>その果物はどんな味がしていますか。<聞き手に対して「その果物は何の味ですか」の意味になります。あくまでも聞き手が自分で感じた味、果物本来の味でない可能性もある

なるほど、そのようにそれぞれ違う意味を意図して書いたのなら、確かにどちらも正しい文です。香りのほうの例文も両方とも正しく書かれています。

>「がする」の場合は、「香りがしています」ではなく、「香りがします」が適切ですね。
>変えたほうが確実に自然でしょうかね。
>その果物はどんな味がしますか。
>この香水はとても気持ちいい香りがします。

「がする」の場合は「がしている」でも構いません。単に「がする」のほうが簡潔なだけなように思います。また、「がする」「がしている」は、<聞き手が自分で感じた味など>だけでなく、<本来持つ味など>にも使えます。


関連で、
体内、体外、と私は言いましたけど、肌触りについても体内の場合と同じ扱いをします。
例:いい肌触りがする

まとめてみると、
話者自身の感覚器官で感じることは、「(味・音・感じなど)がする・している」
でも、視覚だけは外界で起きていることとして「(形・様子など)をしている」
そして、人や事物の本来持つ性質も、話者にとって外界で起きていることなので、「(味・音・感じ・形・様子など)をしている」「(味・音・感じなど)がする・している」
でも、人の場合、「いいにおいがする人」なら言えますが、「いい声がする人」ではおかしいです。「いい声をしている人」が正しく、「いい声をする人」も「鳥の鳴き声を(真似)する人」みたいに故意にいい声をするみたいで、なんだか変です。
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この回答へのお礼

丁寧なご回答、ありがとうございました。ベストアンサーに採用させていただきます。

お礼日時:2019/08/09 19:30

#8です。



各論乱れ飛んでますね。
質問者さんが留意なさるべき点をいくつか挙げてみたいと思います。

1.まず「する」の意味についてです。
a.
【その果物はどんな味がしていますか。】
【この香水はとても気持ちいい香りがしています。】

これらの文の場合、
#7さんがお示しの [ 日本国語大辞典 ] で言えば、
[ 一 ] (1)(からだや心のある状態、また、ある外界の刺激や自然現象などが)起こる。また、起こったのが感じられる。
という語釈が該当します。
[ 明鏡国語辞典 ] であれば、
(1)①㋐ 感覚器官を通して音・味・香りなどが感じられる。
「レモンのような味が━」
という語釈が該当します。

#8でも申し上げましたが、これらの場合は自動詞なので目的格を表わす「を」という格助詞は使えません。

・その果物はどんな味をしていますか。
・その果物はどんな味をしますか。
・この香水はとても気持ちいい香りをしています。
・この香水はとても気持ちいい香りをします。

といった文は誤った日本語だということを、まず理解なさってください。

因みに、「~している」という文型ではなく、
【その果物はどんな味がしますか。】
【この香水はとても気持ちいい香りがします。】
という表現のほうが良く使われます。
理由は、「どんな味なのか?」「どんな香りがするのか?」という瞬間的事実を確認したいシチュエーションが多いためです。
「~している」という文型を使うのは、基本的に「どんな味がし続けているのか?」「どんな香りがし続けているのか?」のような進行形の意味になりますが、それを使うような機会が少ないから。
使われる機会が少ないからといって誤った日本語ということにはなりませんので、ご留意ください。

b.
【イタリアは長靴のような形をしている。】
という文の場合は他動詞です。
#7さんがお示しの [ 日本国語大辞典 ] で言えば、
[ 二 ](5)ある様子・状態を表わす。「青い眼をしたお人形はアメリカ生れのセルロイド」
という語釈が該当します。
[ 明鏡国語辞典 ] であれば、
(二)❺ 《連体修飾語+名詞+「をして…」または「をした…」の形で》そのような性質・形状・状態である。「丸い形をした屋根」
という語釈が該当する。
他動詞なので「を」を使う。

2.しかし、たとえば、
・水が飲みたい。
・水を飲みたい。
のように「が」と「を」を置き替えることができるのだから、例文においても置き替えできるのではないか、という勘違いをする人が出てきます。

c.しかし、この場合の「飲む」は他動詞だから「を」と入れ替えができるのです。
上記 1-a のような自動詞は「を」と入れ替えることができません。

d.また、他動詞の目的語を表わすために「が」を使えるのは、
(二)可能・希望・好悪・巧拙などの対象を表わす。
という用法に限定されます。
・英語が出来る。(可能)
・水が飲みたい。(希望)
・映画が好きだ。(好悪)
・水泳が得意だ。(巧拙)
(新明解国語辞典より)
上記 1-b は、このうちのどの用法にも該当しませんから、
・イタリアは長靴のような形がしている。
という表現はできません。
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この回答へのお礼

ご親切に詳しく回答していただき、ありがとうございました。色々と勉強になりました。

お礼日時:2019/08/09 19:10

OKATさんへ



やんわりと批判したつもりですが、気分を害されたようで、申し訳ありません。
ただ、誤りは指摘すべきと考えております。
時枝の言に、

正しい方法を持たないのに、「事実を山ほど集めて、そこから素晴らしい結論が出るだろうなんて期待するのは、学問の邪道」(時枝誠記『国語学への道』)

だという警告があり、もっともらしい回答をみるとつい一言いたくなるものです。

現在の言語論は、基本的に言語とは何かを捉え損ね、多くの回答者がそのパラダイムの中での発想を強いられており、どうしてもピント外れな回答とならざるを得ないことになります。

そうした点に気付いてもらえばとの老婆心からですので、是非参考としていただきたいと思います。■
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この、「が」と「を」の使用は、



水【が】飲みたい。

水【を】飲みたい。

のように使い分けられます。

先に回答の通り、「を」は動的な対象の自然な表現ですが、「が」はこの過程を短絡し、直接の結び付きとして、この点を強調する表現です。

これ【は】いい味だ。

なども、過程の短絡で、物自体は味ではありませんが、単純化された発想として強調する表現になります。

過程を短絡し、媒介関係にあるものを直接的なものとして扱うことは、われわれの思惟の一つの習慣になっています。

これにより、単純化された発想としてそれなりの有効性を発揮するということになります。

>「イタリアは長靴のような形をしている。」や「地球はどんな形をしている?」など、よく「~な形をしている」という文が見当たりますが、この「~な形をしている」の使い方について

この「な」は判断辞「なり」の連体形「なる」から「な」に変化したもので、「綺麗な家」「平和な暮らし」のように、名詞とその在り方を繋ぐ場合の肯定判断の表現で、形容詞の活用語尾のような機能を果たしているものです。■
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No.16 ですけど、体外で起きている事象から思い至ったのですが、



少し状況が変わって、
「いい味をしているなら食べてみよう」
「いい声をしていらっしゃる方ですね」
という場合なら「をしている」ですね。

でも、「している」を「する」にして
「いい味をするなら食べてみよう」「いい声を される(するの敬語) 方」ではおかしいです。
「いい味がするなら食べてみよう」ですね。

「いい声がしていらっしゃる方ですね」とは人に対してなので言えないですけど、
「いい声がする」と言えば、どこからかきれいな声が聞こえてくる意味になります。

何を言おうとしたのかと言うと、話者が自分で感じたことを表す場合でなければ、
「(味・声など)をしている」と言う(「をする」は✘)ということです。

「いい味をするものが欲しい」というのも考えてみましたが、やっぱり「が」でないと変ですし、こう言うなら「いい味のものが欲しい」と言います。
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この回答へのお礼

何回も回答していただき、誠にありがとうございます。具体例を挙げて説明するのは本当に説得力があって、質問者にとっても分かりやすくて納得できます。
>話者が自分で感じたことを表す場合でなければ、「(味・声など)をしている」と言う
というのは、逆に、話者が自分で感じたことを表す場合は「(味・声など)がする」になるんでしょうか。そうであれば、「いい味がするなら食べてみよう」という文においては、まだ食べてもいないから「いい味がする」ということが自分で感じたことにならないではないかと思いますが、もしかして、「話者が自分で」ではなく、「誰かが自分で」感じたことであれば、「(味・声など)がする」で言う、そう考えても大丈夫でしょうか。
最初の質問の例文についてのことですが、読んでいる教科書にはこのような説明が書いてある:
その果物はどんな味をしていますか。<果物自身本来持つ味を表している>
その果物はどんな味がしていますか。<聞き手に対して「その果物は何の味ですか」の意味になります。あくまでも聞き手が自分で感じた味、果物本来の味でない可能性もある>
この香水はとても気持ちいい香りをしています。<この香水本来持つ香りを表している>
この香水はとても気持ちいい香りがしています。<表しているのは聞き手が個人的に感じた香りで、必ずしも香水本来の香りとは限らない>
このような説明に半信半疑で、ここに質問をしたわけです。 olive07さんの回答を読んで、教科書も間違っていないだろうと感じていました。但し、前の回答者も言及したように「ている」は状態を表しているので、「がする」の場合は、「香りがしています」ではなく、「香りがします」が適切ですね。つまり、下記のように(No4の回答者もすでにそう書いてくれたんっですが)変えたほうが確実に自然でしょうかね。
その果物はどんな味がしますか。
この香水はとても気持ちいい香りがします。

お礼日時:2019/08/09 13:51

No.11 です。

まずは訂正から…
誤って No.10 さんとするべきところを No.11 としていました。大変、失礼致しました。あと、ジャスミンの例文に「は」が必要で「ここはいい匂いがしている」です。

>「イタリアは長靴のような形をしている。」や「地球はどんな形をしている?」など、よく「~な形をしている」という文が見当たりますが、この「~な形をしている」の使い方について

こちらについてですけど、
どうも日本語は、視覚は体外で起きていることとして区別するようですね。

「人が散歩をしている」と同じ感覚で、
形など目で見て取る外界の事象は、動詞「する」には目的語として付きます。

一方、体内で感じる音や味、香り、痛みなどさまざまな感触は、動詞「する」には主題として付きます。
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基本的なことはNo.7のかたがひいた辞書を読めばわかります。


 ちょっと長いですかね。
 要点だけを書きます。

 詳しくは下記をご参照ください。
https://ameblo.jp/kuroracco/entry-12502988237.html
 以下は一部の抜粋(重言)。

「する」には自動詞と他動詞があるから、「〜をする」とも「〜がする」とも使える。ただし、どんな場合にも両方が使えるわけではない。
https://kotobank.jp/word/%E7%82%BA-429915
「味がする」「香りがする」は下記だろう。
===========引用開始
[1] 〘自サ変〙 す 〘自サ変〙 なんらかの動きやけはいが現われる。
① (からだや心のある状態、また、ある外界の刺激や自然現象などが)起こる。また、起こったのが感じられる。 
===========引用終了
 自動詞なので、「〜がする」になる。通常は「味をする」「香りをする」とは言わない。

 質問者のお礼を読んで「おや?」と思う。
===========引用開始
「イタリアは長靴のような形をしている。」や「地球はどんな形をしている?」など、よく「〜な形をしている」という文が見当たりますが、この「〜な形をしている」の使い方についてぜひ教えてほしいです。よろしくお願いいたします。 
===========引用終了
 これはちょっと答えにくい。
 下記と考えるのがわかりやすいだろう。
===========引用開始
[2] 〘他サ変〙 す 〘他サ変〙

⑤ ある様子・状態を表わす。
※竹取(9C末‐10C初)「うるはしきすがたしたるつかひにもさはらじ」
※浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉一「見て見ぬ風をしてゐるらしい」 
===========引用終了

 下記のような使いかたをする。
「見て見ぬ振りをする」
「不満そうな顔をする」
 これを「〜ている」の形にしたのが
「見て見ぬ振りをしている」
「不満そうな顔をしている」

「〜のような形をする」の場合は、「〜ている」の形にするほうが自然だろう。すると、
「イタリアは長靴のような形をしている」
「地球はどんな形をしている?」などになる。


OKATさんへ。
 判断が遅すぎるのでは。当方はもう何年も前から、というか、某所でコメントを目にして少ししてから、まともに相手をするのはやめています。それでもしつこくつきまとわれて、もう何年も不快な思いをしています。
 この質問サイトでも、当方の質問に〈「一方的な主張」というスタンス〉に固執した回答ばかりするので迷惑しています。それだけなら無視していればいいのですが、ほかの回答者のコメントにしつこくホニャララをつけるときなどは、ブロックすることにしています。
 いつも間にか具体例もすごい数になっていますが、すでにご存じでしょうから、あげるのはやめておきます。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます!いろいろな回答を頂いておりますが、これこそが納得できるような回答だと思っています。
やっぱり「その果物はどんな味をしていますか。」の場合は「を」を使うのは間違っているのでしょうかね。しかし前の回答者の中に使えるような回答もありまして(例えばNo1.No2.No5)、日本人にとっても「使える」と「使えない」の見方が違うほどややこしい問題でしょうかね。

お礼日時:2019/08/08 23:27

誤解がある表現、訂正


誤 ~を+動詞、~が+動詞、形容詞(形容動詞)、となるのが多いです
正 ~を、も ~が、も、どちらも後に+動詞、形容詞(形容動詞)、となるのが多いです
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>地球はどんな形をしている?」


どんな形の存在か・。
>イタリアは長靴のような形をしている
長靴のような形をした存在
>「~をする」 と「~がする」
この形を提示して、意味の違い云々・・・が勉強方法としては最低なんです。
~を+動詞、~が+動詞、形容詞(形容動詞)、となるのが多いです。
~が美しい、~がきれい、~を美しいX、~をきれいX、あなたの質門で答えを得ても、こんな場合の理解に応用できません、ひょっとすれば、~が走る、~を走るの違いにも応用できないのかも。
文章で必要なのは、主語、述語、必要に応じて目的語、これが最低の基本です(会話等ではどれかが省略もあり得ます、多いのは「私は(が)」。
主語(誰が、誰は、何が、何は)、述語(どうした、どうする、どんな様子、どうなんだ)。
イタリア(主語)、形(目的語)、している(述語)。
こんな文章表現の基本から始める必要があります。
>それともただ文法上の表現の違いだけで意味は変わらないですか。
それどころの問題ではありません、内容によっては意味すら不明です。
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この回答へのお礼

何回も回答してくださって、誠にありがとうございました。

お礼日時:2019/08/08 19:16

アスナロウさんへ



他人の回答に、あまりケチをつけないで欲しい。
>こうした、過程的構造の相違を捉えられずに、ピント外れの辞書の引用を長々と並べても無意味です。■

 長々と引用したのは、私です。
 「味をする」というような言い方が成立する、例を挙げてから言って欲しいものです。

 外国人かも知れない作詞家でも、[幼馴染の思い出は青いレモンの味がする]と書いています。
 これ以上人の回答に、文句をいうなら、一切交渉を絶ちましょう。あなたに教えて欲しいとは思いません。「天上天下維我独尊」お釈迦様みたいな人ですね。
           ↑を利用してまた何か言いたそうですね。
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