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この日本軍の隠蔽体質は現在の自衛隊にもしっかりと受け継がれてますよね?
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水木しげるも乗せた奇跡の駆逐艦「雪風」、元乗組員だけが知る真実

 アジア・太平洋戦争において、終戦から敗戦までほぼ全海戦に参加しながら、大破なく生き残ったのが「奇跡の駆逐艦」〈雪風〉。

 当時復員輸送船〈雪風〉で復員官を務めたのが、今回著者インタビューで面会した西崎信夫さん(92歳)。

 艦艇などの中堅幹部養成のため、全国の14~16歳の優秀な少年を対象に創設されたのだが、戦局悪化のため教育期間を短縮し、一般志願兵と変わらぬ補充要員として第一線部隊に送り込まれたからだ。第1期生の場合、計3200人中の約2000人が戦死した(死亡率約62・5%)。

 三重県の農家に生まれた西崎さんは、夜間の定時制中学に通っていた時、村役場から推挙され、10倍の競争率を突破して合格した。

 その「誇り」と、実際に16歳で〈雪風〉に乗艦後の現場における「人命軽視」の事実から、西崎さんは人一倍、軍隊の裏と表、戦争の本音と建前に敏感な兵士となった。


現場の判断を無視して決行された空母〈信濃〉の夜間出航

 11月28日、最終艤装のため呉に初航海となった。護衛は〈雪風〉など駆逐艦3隻。

 航路は、駆逐艦の3艦長とも昼間・沿岸ルートを主張した。ところが〈信濃〉艦長は、軍令部の指令だと夜間・外洋ルートを断行。

 対潜水艦戦のベテランたちの進言を無視したこの断行が仇となった。世界最大の空母は海戦に一度も参加することなく、29日夜中に魚雷4発を受け、午前11時前に撃沈した。〈信濃〉艦長ら乗組員791人が戦死した。

 これだけで終わらなかった。駆逐艦3隻が救助した生存者1080人のうち下士官と兵は呉上陸を許されず、近くの島に隔離され、その後最前線の戦場へと送られたのだ。〈信濃〉沈没を国民に知らせぬためである。

 指揮官の誤った判断で多数の犠牲者が出た時、日本の軍隊で合理的な責任追及がなされることはほとんどなく、むしろ事情を知る者の口封じや抹殺が優先された。

一人だけ生きた水木さんも「死」を強要された

 水木しげるさんのラバウル体験も同様だ。

 水木さんは、最前線のさらに先に分遣隊として派遣された際、豪軍とゲリラの襲撃を受け分遣隊長以下13人が死亡、歩哨に出ていて一人だけ生き延び、中隊まで逃げ帰った。

 ところが中隊長に叱責されたのだ。「なぜ死ななかった! 次は真っ先に死ね!」と。

 その後水木さんは空襲で片腕を失い野戦病院に移送された。だが原隊のズンゲン支隊で「幻の玉砕」事件が起きる。

 若いエリート大隊長が急に「死に場所」を求め斬込み玉砕を決断したのだ。大隊長以下380人余りが戦死したが、玉砕よりも遊撃戦を選んだ敗残兵が約140人発生した。

 玉砕戦では生存を許さないのが日本の軍隊である。

 師団司令部は参謀を派遣し、敗残兵の中の将校2人を自決させた。残りの将兵は監視下に置かれ、「次の戦闘での全員突撃、全員戦死」が強く要請されたが、その後大規模な戦闘はなく、4ヵ月後に敗戦を迎えた。

 ※この「幻の玉砕」事件を2度目の玉砕があったように描いた水木さんの『総員玉砕せよ!』は、平成21(2009)年の仏アングレーム国際マンガフェスティバルで「未来に残したい漫画」の遺産部門賞に選ばれた。

A 回答 (4件)

官僚とはそういう世界です

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だって自衛隊でも普段の行動は機密事項でしょ? 公にしたら大変な事になる…( 一一)!!!

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民間と比べれば、隠蔽体質。



何時の何処と、比べるか。

イエスは言いました。
「週に一日休みなさい。」
現代のアホが言いました。
「超ブラック。」
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自衛隊の隠蔽体質とは、どのような事を意味していますか?(守秘義務で、作戦行動などは、除隊後も公表できないのは、隠蔽体質とは言わないと思います)


日本軍に限らず、どこの軍でも、作戦行動の詳細は守秘するのが普通だし、軍に所属する間は、公表する事は不可能でしょう。
一般的には、軍の内規などで、軍法会議にかけられてしまいます。(現在のドイツ軍は、例外的に軍法会議で無く、通常法廷での裁判となります)
自衛隊は、軍法会議などはできませんから、一般法廷での裁判になります。
そういう意味では、各国の軍(ドイツ軍を除く)に比べれば、隠蔽体質は薄いと考えられますが、国家安全上の問題から、余程の事が無い限りは、自衛隊は、自衛隊の作戦行動に関する違反に対する、訴訟や裁判が行われる事は無いでしょう。(自衛隊内部の処分はあると思います)
自衛隊は、防衛行動しかできませんから、玉砕と言うより、自衛隊が負けたら、日本自体が侵略されるだけです。(そういう意味では、無意味な玉砕などは無いと言って良いのでは無いでしょうか?)
国連軍や米軍との共同作戦で、作戦失敗の隠蔽の為の玉砕などは、行われた事は無いでしょうし、自衛隊が単独作戦行動を行う事は無いでしょう。
自衛隊の直接防衛行動は、まだ行使された事は無いです。
そういう意味で、日本軍の隠蔽体質と同じだとかは、判断不能だと思いますよ。
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