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千と千尋の神隠しを見ていてふと気になったことがあります。あの映画には「お腐れ様」という神様が出てきます。これは「お腐り様」ではダメなのでしょうか? 「腐り」で辞書を引いてみると、「腐り金」「腐れ金」という言葉が出てきます。これがいいなら「お腐り様」もOKな気がしてきます。なぜ「お腐れ様」なのでしょうか(湯婆婆がそう呼んでるから、と言われたらそれまでですが、文法的な解答を聞きたいです)。

A 回答 (4件)

日本語文法大辞典によると


「鎌倉・室町時代には~下二段活用(腐れる)も現れ、近代語に至るまで(明治時代ごろまで)用いられた。その名残は『ふてくされる』『くされ縁』『宝の持ち腐れ』といったことばに残っている。四段(現代語では五段)と下二段で意味の違いはない。」

現代の世の中に突然出現した神隠しという異世界の物語ですから用語として下一段のものを採用したということではないでしょうか。
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どちらも動詞連用形から派生した転成名詞ですが、


「腐る」の連用形を使った「お腐り様」は「腐る神様」という意味になるのではないかと思います。
「腐れる」の連用形を使った「お腐れ様」は「腐った(状態の)神様」という意味になり、こちらのほうが神の形容としては適しているでしょう。

明鏡国語辞典には、
「地面に落ちて腐れかけた梨に目をやった〈北杜夫〉」
という例文が挙がっています。

北氏は、「腐った状態になりかけた梨」という意味で使ったはずです。
これが、
「地面に落ちて腐りかけた梨に目をやった〈北杜夫〉」なら、
「腐るという現象が進みかけた梨」という意味になり、若干ニュアンスが異なるのではないか。
単に古風な表現か否かという違いだけではないような気がします。
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お腐れのほうが、外的要因で腐ってるように感じるからでは?お腐りだと自分かな腐ってるイメージになるからでは?

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私の考えですが、


「けがれ」という言葉があります。
これは「けがれる」の連用形が名詞化したものです。
けがれ という名の物があります。

日本では物に魂が宿り神様になるので八百万の神がいます。

そして「腐れ」も腐るが名詞化したものと考えられます。
その名詞が、お殿様とかお犬様とかと同じように
「お"腐れ"様」と呼ばれるのではないでしょうか。
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