プロが教えるわが家の防犯対策術!

今年小6の娘の受験勉強が佳境です。
説明会や文化祭等を回った結果、広尾学園の医進サイエンスが頭1つ抜けて通いたい/通わせたい学校という状況です。
決め手は英語とITC教育です。

広尾第一志望ということでほぼ固まってはいるのですが、周囲が怪訝な顔をします。
友人、塾の先生、私の親も。

念のため、もう少しご意見を伺ってみたいと思い質問させていただきます。
在校生や親御さん等の関係者、また中学受験経験者などの皆様、下記についてお教え頂けませんか。

①広尾学園の良い点、悪い点
②桜蔭、慶應(中等部/SFC)に仮に合格できたとして、それよりも広尾を優先するのはおかしいか?


以下、娘の状況です
・帰国生の条件を満たすため、帰国枠から広尾の医進を複数回受験予定
・海外経験は非英語圏のため、英検は5年時に受けるも準一級ぎりぎり合格(上位校帰国入試は無理)
 取り出しクラスの試験に挑戦して英語を伸ばしつつ、他言語も習得させたい
・帰国後小5の2月よりSAPIXに入塾、直近5回の塾内平均偏差値は65.2(4科)
・広尾までの通学時間は40分程度
・いくつか見た学校の中で、本人は一番気に入っているが、いかんせん小学生の感覚のため、
 どれだけ他校と冷静な比較ができているかは疑問
・海外大学の希望可能性も高く、東大受験まっしぐらに価値を感じない(本人・親とも)
・とはいえ、慶應であれば大学までのエスカレーターの魅力は大きいと感じている

いろいろご意見賜れれば幸いです。よろしくおねがいいたいます。

質問者からの補足コメント

  • 中学受験を本当に決断し、学校を回り始めたのは今年からであり(自宅学習はしていました)、情報収集面ではいまだ不十分との自覚があります。入塾が遅かったことと私のコミュニケーション能力にも難があり、塾の親御さんとの繋がりも皆無で、アンテナが弱いことは否めません。
    常識的なことでも漏れている可能性がありますので、忌憚のないアドバイスをいただけると大変ありがたいです。

      補足日時:2019/12/05 09:06

A 回答 (3件)

新興校によくある特徴として「帰国生の取り込みに熱心」ということが挙げられます。

ダイバーシティへの取り組みや異文化交流というと聞こえはいいのですが、「進学実績を作りやすい」側面があることに注意してください。

あくまで総合力勝負の国公立大学では通用しませんが、早慶を含む全ての私立大学では実質英語のみで合否が決まるような入学方法がいくつか用意されています。中高と同様の意味で就職戦線においても帰国生には一定の需要があるので、大学としても重宝するわけです。

中学受験における帰国生入試(英語)は限られたパイの取り合いになり、いたずらにレベルが上がっています。大学受験と比較しても全くのオーバースペックといっていいほどです。学校側も試行錯誤で傾向もまだ安定せず、英語圏でも、あるいは英検一級取得者でも確実とは言えないところまでエスカレートしている学校もあります。入試の傾向が安定しないということは、入学生の質も安定しないということです。質が安定しない内は施策や戦略が変わる可能性があります。今見える姿と6年後で違う可能性があります。

「英語だけ入試」もあるので帰国後も他教科を放置し、帰国専門塾に通わせ受験技術を取り込み英語という武器だけを尖らせ入学させる。そして大学でも実質英語だけとなると、それで良しとしてしまった時点でゴールが見えて成長するのは難しくなります。6年間一体何を学べばいいのか。

御三家など真のトップ一貫校は現時点でほとんど帰国入試を行なっていません。それに頼らなくとも優秀な生徒が集まるからです。それだけの歴史と実績と信頼性があるからです。私立大学や国外にあるというだけで得体の知れない海外の大学で合格実績の表を飾る必要がないからです。

トップ校はそこそこの数字が出ることがわかっている東大の数字などに一喜一憂しません。近年は医学部熱や国外志向もそれらの中高でも強まっているのは事実であり、生徒自身が選んだ道を阻害するようなことはしません。それでも東大が目指されるのは、はっきりいえば早慶とは次元の違う人材が集うからです。それだけの人材を集められるような、高校生の知的作業としては十分に手応えのある入学試験を課しているからです。東大を目指して途中で進路を他にシフトしても十分に対応できる知的瞬発力や知的耐久性が身につくからです。中高で早慶をゴールとしてしまっては到達できない領域がそこにあることをトップ校入学生も薄々知っていて、そういう仲間と学び競うことに魅力を感じるからです。

ただし広尾の場合は共学。共学と女子校ではかなり雰囲気も振舞いも違ってくるので、そこは娘さんの意向や覚悟を十分に確認したほうが良いです。

ここで言いたいのは「海外志向の一貫校」にもそれなりの事情やカラクリがある、ということです。出口で言うと東大で引っ張るか、英語やグローバル戦略で行くか、どちらも極論すればプライベートスクールのビジネスモデルのバリエーションに過ぎないのです。

「二月の勝者」という中学受験を舞台とする漫画はご存知でしょうか。読んでみると面白いですよ。

私自身は地方のオール公立から東大、国外を帯同で転々とさせた我が子(娘)は小六夏に帰国しあくせく塾通いし、英算国で受けられる帰国枠でトップの滑り止めとされるところを本命として何とか潜り込みました。入学後は苦労していましたが友人に助けられたようです。なので中学受験や帰国入試の実態はそれなりに知識や実体験があるつもりです。中学受験全般には基本的には反対(不要)の立場です。
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新興進学校は、宗旨替えから六年、さらに最初の卒業生から十年くらいは順当に実績を伸ばさない限りは御三家など進学系トップ校、付属系エスカレータ校に続く「実質三番手扱い」でしょう。

ようやく三番手から脱却しようとしているのが渋谷系でしょう。広尾はまだ未知数です。

トップ校とのバッティングを避けた入試日程を組むのも新興系の特徴で、それがゆえに古参組からは格下扱いされます。新しい取り組みがガツガツした胡散臭いものに受け止められる空気もあります。昨年プロレスラーと医師の息子が広尾に挑戦したことが話題になりましたが、そういうのもタイアップかと色眼鏡で見られてしまう原因にもなります。受験校併願校選びの主役である親の世代はまだまだ保守的なのです。

しかし校風や指導方針が気に入るのならそれが一番です。先達が踏み固めた安全な道を行くだけが人生ではありません。塾やママ友などとの付き合いも一過性のもの、親子で信じる道を進んでよいと思います。

ただしトップ校が「東大一直線」というイメージも十分に古臭いと思いますけどね。
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この回答へのお礼

まさにこのような感覚をお伺いしたいと思っておりましたので、勉強になります。
解説いただいたように受け止める方々がいらっしゃるのですね。
私の周囲の反応も頷けます。

>ただしトップ校が「東大一直線」というイメージも十分に古臭いと思いますけどね。
ここは確かに、思い込みが強いのかもしれません。
ただ、当方は両親ともに中学受験は経験しておらず、過去の各校のイメージ・知識というものはほとんど持ち合わせていません。
各校のHP、パンフレット、何より学校説明や校舎見学(掲示物等)からこの一年間で構築したイメージです。
それでもあくまでイメージであり、前述の通り、恥ずかしながら人付き合いが少なく当該校に通う方々の生の声を聞けておりませんので、
勘違いがあるのかもしれません。

snapora2様、もし、まだご覧でしたら、、
トップ校が近年は東大一直線ではないという感触を、もう少し具体的にお教えいただけませんでしょうか。
例えば、進学実績としてのアピールにならないような海外大学を志向する生徒に対し、
学校側は東大有望もしくはギリギリラインの生徒と比較して、学習指導や進路指導の熱量は変わらないものなのでしょうか。
勿論、感覚で構いません。

お礼日時:2019/12/13 04:00

あまり詳しくないのでご満足頂けるかは分かりませんが、回答させて頂きます。




>>広尾第一志望ということでほぼ固まってはいるのですが、周囲が怪訝な顔をします。

→それはお母様&お子様の考え方が先進的で珍しいからだと考えます。SAPIXで平均偏差値65.2となると超優秀生なので、「桜蔭」「慶應中等部」「豊島岡」「渋谷渋谷」あたりを志望されるお子様が多いでしょう。少なくとも塾の先生に関しては超難関校の合格実績を期待しているのだと思います(笑)。


>>広尾学園の良い点・悪い点

→詳しくないので間違っていたら申し訳ないですが、「中学からの医進・サイエンスコースの設置」は比較的最近の事と思います。そのため人気・偏差値ともに上昇傾向だとは思いますが、まだ十分な進路実績が出せていないという印象です。ただ本当に優秀で自己管理ができる生徒は、どの学校に行っても成長出来ていると感じますので、広尾学園の今後に期待して進学するのも一手だとは思います。


>> 東大受験まっしぐらに価値を感じない(本人・親とも)

→恐らくそのようなご家庭は、大学附属校を志望する事が多いのでしょう。「慶應中等部」「慶應湘南藤沢」「早稲田実業」「青山学院」などですかね。海外大学への進学システムが整っているかは不明ですが、大学附属校には良くも悪くも「ゆとりがある」ので、様々な事にチャレンジしやすい環境だとは思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
一般的な考え方との乖離をご指摘いただき、勉強になります。
仰るとおりで、海外大学への留学・進学を考えますと、慶應義塾の付属校も有力なようですね。

一方で、こちらもご指摘の通り、広尾学園の進学実績がまだ近年の人気に追いついていないということも承知しております。
素人考えでは、だからこそ、公立校やその他安定的地位を確立済みの他の私立校と比較して、入試と入学後にある程度以上の能力と意欲を示した学生には、学校の将来を賭けた集中的教育を施されるのでは、と期待します。
身勝手な話ですが、優秀な生徒への選抜教育が敬遠されがちな公立校よりも、他の優秀な生徒の中で埋もれてしまうトップ偏差値私立校よりも、進学実績をこれから伸ばそうと必至になっている準トップ校の方が、わが子の意欲と頑張り次第で最高の教育を受けられるのではと思うのです。

ただ、我が子が何が何でも東大にとまい進する可能性は低く、そこで先生方と熱意の方向性がずれてしまうことが心配ではあります。

お礼日時:2019/12/12 02:52

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