戦時中の 「皇道派」や「統制派」どう言う思想から二二六事件のようなことが起きたのでしょうか 調べても

戦時中の
「皇道派」や「統制派」どう言う思想から二二六事件のようなことが起きたのでしょうか
調べても「高度国防国家を目指す」とか「国体論を説く」とかでよくわかりません教えてください

No.1 ベストアンサー 回答者： mabuterol 回答日時： 2019/12/25 22:50

大日本帝国において、朝鮮や満州を統治していたのは陸軍です。

彼らは、その体験を通じて、『俺たちが国家を運営した方が、選挙で選ばれた政治家に任せるより、よっぽど上手くやれる』という思い上がりをしました。

また戦前の日本は経済的な不況が続いており、国民としても『あんな政府に任せとくより、軍人さん、いっちょ頑張って』という空気がありました。（軍部としても、そういう空気が生まれるような活動をしていました）

２２６事件の後、軍部大臣現役武官制という法律が復活して、軍部が NO と言えば内閣が組閣できない状態になりました。これをもって軍部による政権奪取が完成します。

しかし偉そうに言ってた軍人が、いざ政権を奪取して政権運営してみたら、あれもボロボロ、これもボロボロで、日本は焼け野原になってしまいました。


戦争については『戦争調査会 幻の政府文書を読み解く』という本や、『それでも、日本人は「戦争」を選んだ 』などが名著です。