No.2
- 回答日時:
人間は本能を失いました
他の動物は、本能によって自然と一体になって
生きています
人間は、生きる規範である本能を失ったので、暗闇を
歩くようなもので、どう生きればよいかわからず、そのままでは
絶滅するしかなくなりました。
そこで苦し紛れに、すべての物に対して脳がイメージを作り出し、その
集合体である仮想現実の中で生きるという方法を取ったんです。
つまり、世界は自分の外にあるんではなく、脳内にイメージとして
存在するんです。イメージとして存在するとは、実在しないと
いうことです
仮にあるものは実在とは云わない、という事なのですね。
そう、受け止めました。
ただ、動物は現実の世界で生きているけど、人間はその世界にはいない、と云うところが理解できませんでした。
回答、有り難うございました。
No.3
- 回答日時:
これをどのように解釈しますか。
↑
知覚出来なければ存在するか否か
判らない。
人に伝えられなければ、認知されない。
つまり、存在とは何かを問うているんですかね。
知覚出来なくても、存在はしますよね。
未知の惑星などはその例です。
人に伝えることが出来なければ、
存在することが、社会的には認められないでしょう。
幽霊などがその例です。
俺は見た。
でも、私には見えない。
見えるのはあんただけ。
反対に、皆が信じれば、存在しないモノも
存在することになるでしょう。
存在=実体
多分、この事に言及しようとしている言葉なのでしょう。
表象は実体(真の実在)ではないけれど実在(陰の実在)ではある、との認識が必要かと思っています。
補足欄に、質問の補足をしてみます。
有り難うございました。
No.5
- 回答日時:
プラトンが言う、「洞窟の壁に写る影」とは、われわれが色彩をもって、眼にしている「現象」です。
しかし、プラトンは、現象を造り出す、本体、本質、仕組み、設計図、構造これらをまとめて、「イデア」と言っています。これは、不可視ですね。目に写りません。けれど、これこそプラトンが言う、存在を作り出している、存在オブ-ザ存在です。哲学も科学も、この「イデア」探求です。だからこそ科学哲学者にして、数学者のホワイトヘッドは、全ての哲学はプラトニズムであると、指摘しています。No.6ベストアンサー
- 回答日時:
質問にお答えする前に
量子論に関するご説明を致します。
粒子(素粒子)は「波の状態(波動)」と「粒子の状態」両方の状態が取れます。これを「二重性」と言います。
粒子(素粒子)が「波の状態(波動)」・「粒子」のどちらの状態を取るのかは観測するまで決まりません。これを「不確定性」と言います。
量子物理学で行われた「二重スリット実験」によって粒子(素粒子)は観測の仕方を変えると観測結果即ち粒子(素粒子)の状態が変わる(波の状態もしくは粒子の状態)事が判明しました。これを「遅延選択」と言います。
粒子(素粒子)が観測の仕方を変えると観測結果が変わるのか?その物理的な理由は未だ解明されていません。これを「観測問題」と言います。
「観測問題」の解としてある解釈が提唱されました。その解釈とは観測の仕方を変えてるのは観測者であることはから、粒子(素粒子)は観測の影響受ける=粒子(素粒子)の状態を観測者が決めている。と言うことです。
この事をマクロに当てはめると「物があるからそれを観測する」のでは無く「観測するから物がある」となります。
観測する前の状態を観測する事は科学では不可能です。よって観測する前の状態が下記の状態であると推測されました。
・観測する前と後で粒子(素粒子)の状態は変わらない。
・観測する前を後で粒子(素粒子)の状態が変わる。
です
更に話を進めると
観測する前と後で粒子(素粒子)の状態が変わるなら、全ての粒子(素粒子)が波の状態である可能性があるのです。
それが正しいなら全ての粒子(素粒子)=存在は観測されない限り物理的に存在していないとなります。
ヒトも物質の塊で有ることヒトにも適用出来るとなります。
以上を踏まえてそれを質問に当てはめます
質問にある
「何物の存在しない」とは全ての存在=物質は物理的には存在せず全てが「波の状態(波動)」であるとなります。
「波の状態(波動)」は目測する事は出来ません。
よって「存在していても知りえない」とは「波の状態(波動)」を目測する事は出来ないので「知りえない」即ち認識出来ないとなります。
よって「波の状態(波動)」が本来の姿であるならそれをヒトは「知りえない」即ち認識出来ないとなります。
それをまとめるてみると
「「波の状態(波動)」が本来の姿ならばヒトはそれを目測する事は出来ないので「知りえない」即ち認識出来ない。」となります。
そうであるなら「知りえても伝わらない」とはヒトは本来の姿を「知りえない」即ち「認識」出来ないのでそれが正しくてもそれを「知りえない」即ち認識出来ないのでそれを理解出来ない=伝わらないとなります
以上が量子論によって判明した事実に基づく私の解釈です
とても興味があります。
科学は真実に近づいていますね。
いずれ、精神との交差を果たすのではないかと思います。
宜しければ、光と電磁波に付いて教えていただきたく思います。
干渉縞なんて言葉がありますよね。
回答、有り難うございました。
No.7
- 回答日時:
《有る無し》という意味での《存在》については 人間としては 次の三つの
場合のいづれかとしてあつかいます。:
① それを《知覚(五感)》しているゆえ 《存在する》とするか
② ことば≒概念として知ってその《認識》において 《存在する》とするか
③ あるいは そもそも知覚(感性)および認識(理性)のとらえる対象では
ないものを取り出して来て――それは 《〔霊性として〕想定する》というこ
とになりますが―― それが《存在するのかどうか》を考えてみるか
☆ 中で③は わけが分からずお化けのようなものゆえ 【超経験の場(チカ
ラ)】だと考えられ あとの②と③とは 【経験世界】のことだと知られまし
ょう。
【経験世界】では 存在を有るとするか無いとするかの両方の場合をふくめて
次のように認識のあり方として 分けられます。
[可知] 認識しうると人間が思っているもの
[既知] すでに知ったと認められている
[未知] いづれ知るであろうと推察されている
[不可知] 人間の知性では知り得ないと証明されたもの
☆ いづれも その分類されたかたちでいちおう《存在》します。
そうしますと 【超経験の場】は どういう認識になるのか? それは存在し
ているのかいないのか?
この【非経験の場】とも言いかえられるお化けのようなものは ③として《そ
もそも知覚(感性)および認識(理性)のとらえる対象であることを超えたも
の》と仮説しています。
ならば 定義はかんたんです。
【超経験の場】=《〔経験的に〕存在するかしないか〔を超えているのだから〕
分からない》となります。
つまり [不可知]と違って 《その存在について知り得ないと証明されてい
る》わけではないし また取り分け《経験世界のものであることを超えている》
ゆえ 《知り得るか知り得ないかが知り得ない》と。
言いかえると この【非経験の場】は [非知]に分類されると言える。
さて プラトンですが プラトンはもともと――おそらくは――この[非知]
なる【非経験の場】のことを指して 《イデア》と言ったものと考えられます。
――ということです。
ただしこのおっさんは 非知なるイデアであるのに いろんな説明を加えてい
ます。定義をしたというより そのイデア〔なる場? チカラ?〕とわれわれ
人間とのあいだを――かれは 確かに比喩として語っているのでしょうけれど
――すでにつなげている。
そのイデアのもとにわれわれは いつか・かつて いたんだが このいま人間
になっている状態では そのことを覚えていないだけなんだとかどうとか。
これは 仮りにそうたとえて言ってみただけなんだと はっきりことわってい
ないとダメになると思われます。
長くなりますが:
▲ 「何物も存在しない。存在していても知りえない。知りえても伝えられな
い」
☆ にちなんで考えるとすれば プラトンは こう言ったんでしょうか:
△ イデアなるものが存在する。その存在のもとにわれわれは かつて いた
んだが そのことはすっかり忘れている。そのように比喩のような話をすれば
《知り得たという感じが出るかも知れない》。
ブラジュロンヌさんの云う非知という世界を、人は捉える事が出来るとは思えません。
もし、宇宙の本体、実体、真実、の事を云おうとしているならば、経験世界の出来事だと思います。
宇宙の本体、実体、に触れる事は可能だと思うからです。
哲学も宗教も、この真実を求めて努力し続けているのではないでしょうか。
そうした中で釈尊は宗教、そして哲学的にも、この世界を体感したのだと思います。
☆ 我々は宇宙の子、非知の子、と云えるでしょう。
有り難うございました。
No.9
- 回答日時:
オマケです
「遅延選択」について
「遅延選択」の解としての解釈として「観測者の影響」についてご説明させて頂きました
それ以外の解釈も提唱されていますのでそれについてご説明させて頂きます
その解釈とは「未来が過去に影響する」と言うことです。
詳しく説明すると
「二重性スリット実験」で用いられた電子(素粒子)が観測された状態となるよう観測された電子が過去の電子自身(電子銃から発射され観測されるまでの間の電子自身)に影響を及ぼし観測された状態となるようにした。
と言うことです。
この事は「因果律」に関わる事柄ですので「因果律」と合わせてご説明します。
因果律は原因→結果の一方向に進むとされますが、「物理は逆向きに展開しうる」事実に反しています。
何故そうなのかは科学で解明されていません。有力な解釈として「エントロピーの法則」に基づいているからとされてはいます
しかしながら「未来が過去の影響する」のなら
未来→過去=結果→原因となり過去→未来=原因→結果の逆向きとなります。
そうであるなら因果律においても「逆向きに展開しうる」は適用出来るとなります。
例えば
「卵を落として卵が割れた」場合
原因=卵を落とす
結果=卵が割れた
となり卵を落としたから卵が割れたとなります。
それに遅延選択を適用した場合
結果=卵が割れた
原因=卵を落とす
となり将来(未来)「卵が割れる」のだからその原因として「卵を落とす」事が決まっていたとなります
それを図式で表すと
原因⇔結果となり原因と結果は相関関係にあるとなります。
ヒトも物質の塊であることからヒトにも「遅延選択」が適用し得るのです
ヒトに「遅延選択」を当てはめた場合「未来の自分がそうなるよう過去の自分に影響を及ぼした」となります
言い換えると「未来は未来の自分によって決められている」となります。
それを一般的に表現を用いて置き換えると
「運命は決まっておりその運命を決めたのは未来の自分」となります
遅延選択の上記の解釈は「運命」を事実上科学的に認めらた事になります
この回答は、化学の歩みが精神との交差点に近づきつつあることを示していると思います。
精神は時空間に束縛されない、という事のようですから。
有り難うございました。
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あるソフィストが語ったとされる「なにものも存在しない。存在していても知りえない。知りえても伝えられない」という言葉を、プラトンは否定したと云う。イデア論という思想だそうだ。(入門書レベルの本によれば)
私の解釈は、「 」内の言葉は“影の実在”・表象、の事を云っているのであって、その存在を否定するという事は“真の実在”のある事に触れようとしている、と思うのです。
実はプラトンも同じことを云っていると思いますが、この本では否定しているとの解説なので、そこがちょっと疑問にはなっています。
皆さんの豊富な知識についていこうとしたので、疲れました。
今回は一番興味を持った回答を、ベストな答えとしました。
いろいろと、突っ込んでみたいのですが、疲れちゃったのでこれで終わりにします。
皆様、有り難うございました。