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日本の理工系離れの原因は単純に数学や物理などの理系科目が難しいからですか?
それとも理工系の待遇が悪いからですか?

A 回答 (9件)

ある意味数字のトリックで、男子高校生にとって人気が下がったとは言えません。

女子の進学率が上がったので、大学生における理工系の比率が漸減しているのです。日本の女子は理工系というより理科と数学に抵抗や苦手意識が強い。
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前にも書いたように、「理工系離れ」(図を参照)は、子供時代における理科への興味・関心が薄くなっており、それは周りの環境の影響があります。



「理科離れの動向に関する一考察」という論文(長沼祥太郎、京都大学、2015年)によると、国民の科学に対する理解度および関心が先進国(英国・米国など)に比べて低い、中学生あたりで理科系科目や科学に対する関心が大きく低下している、18歳以下で理科および科学に関心がなくなった層はその後も続く、とされています。理科・科学が楽しいと思う生徒が減っているわけ。大学・大学院生の比率は、図のように、理学部が3%余り、工学部が15%あたりまで低下しています。

もっとも「理系離れ」は日本だけではなく、先進国でも共通して見られるようです。子供時代(10代前半くらいまで)に理科・科学への興味や関心を持つ機会やキッカケが減り、育ての親もそういう面があって子供は親の姿勢を見て育っているからではないか、と推測します。

> 日本の理工系離れの原因は単純に数学や物理などの理系科目が難しいからですか?
難しいのは避けて、安易に文系に行こうとする人が増えているように思えます。

> それとも理工系の待遇が悪いからですか?
理工系の待遇が悪いということはありません。
「日本の理工系離れの原因は単純に数学や物理」の回答画像8
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原因を探るのだから、まずその対象が何なのかを明確にしましょう。


日本の理工系離れ、とは、いつ頃からの、どういう現象を指しているのでしょうか。
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私の個人的な経験ですが、弊職は科学雑誌「ニュートン」の創刊号から定期購読をし、学研の図鑑は全巻揃えて読破し、学校の図書室のSF小説も全て読破したような、科学に対して非常に好意を抱いていた人間です。



 しかし例えば、中学の地学の授業で天文分野の章が有りましたが、残念ながら、火星や金星には生物が居るのか?とか、或いはかつて存在していたのか?といった血沸き肉躍るような話には一切触れず、単に、ある恒星が何時何分にこの位置に見えたら、何時何分にはどの位置に有るのか計算しろとかいった、糞面白くない単なる計算問題授業しかやらなかったり、或いは生物学では進化論といってもメンデルの法則を使った、発生する劣性遺伝の個体の数の計算等ばかりで、最も知的好奇心をくすぐる筈の、例えば地球最初の生物についての仮説や、古生物についの説明や討論は殆どなく、単に“計算式丸暗記”授業ばかりでした。或いは高校の物理では「光」についての章が有りましたが、例えば「光」は物質なのか、それ以外なのか、また「粒子」なのか「波」なのか、といった興味深い論点は一切無しに、突然、「光は次のような公式で説明できる」風の単なる計算式丸暗記から始まり、面白くも何とも有りませんでした。化学だって、机上の化学式&公式丸暗記授業ばかりで、実際の化学反応を見れる授業など殆ど有りませんでした。
 唯一、医学系の教科だけは流石に「計算式丸暗記授業」は出来ないので知的好奇心を擽られ、面白かったですが・・・
 そもそも小学校の頃と違い、「実験」が殆ど有りません。机上の公式丸暗記授業でしかないなら、そらぁ全く面白くないでしょう・・・理系学科が敬遠されるはずです。
 その事に加え、実社会では電卓やパソコンを使えるのに、学校では糞面倒くさい小数点以下3桁ぐらいまで或るクソ数値をシコシコ筆算で計算していく他なく、そんなもの苦痛以外の何物でもありません。(特に数学はそればっかり)
 文部省は、とっとと電卓を使用可にするべきでしょう。

 それと、日本特有の問題があります。
 現在、世界では「AIが仕事を奪う」などという馬鹿話を盛んに喧伝しているクセに、(3K労働などと言われる)タクシー運転の仕事などを奪えないだけでなく、通訳業などの「言語商売」も全然奪う事が出来ません。そもそも「自然言語理解」は、AIが最も苦手とする分野なのです。
 つまり、我が国ではまだまだ、マッカーサーが厚木に降り立って以来、“アメリカ語が非常に良く出来なければ、まともな学校や企業には行かれない”社会システムを続けなければならない訳です。
 これが他の非アングロサクソン系先進国、例えばイギリス以外のヨーロッパ諸国であれば、各国とも英語と似たような言語を使っていますから、それほど負担にはなりません。或いは旧共産圏などでも、そこまでアメリカ語第一主義ではなく、それこそロシアなどは別に英語が出来なくても大学に入れます(実はフランスも然り)。しかも英語は閉音節語ですから、開音節語の日本語を喋る我々には聞き取る事さえまともに出来ません。聞き取り(ヒアリング)となれば、もはや「学問」というより肉体芸、つまり「体育」や「音楽」と同じような教科となりますから、「勉強」が出来る子でも「体育」「音楽」同様、殆ど上達しない者は大勢存在します。
 そのような状況ですから、筆算ばかりで気が狂う、面倒くさくて気が遠くなる「数学」と、“日本語と全く原理の異なる”「アメリカ語」の両方で優秀な成績を収めなくてはまともな理系大学には入れないという事になります。
 この難業は、例えるなら、オリンピックで長距離走(マラソン等)も短距離走(100m走等)も両方入賞しろ言われるような話で、殆どの人間には不可能でしょう。
 となると、アメリカ語だけ出来ればあとはそれほど難しくない教科しかない、“文系の学部”に流れてしまう、というのが自然な流れです。

 文部省はとっとと実用に耐える自動翻訳装置を開発させ、アメリカ語の偏差値が40程度でも高等教育が受けられるように改革するべきです。別に、“教科「英語」”なぞ、単に通じればいいだけの「芸」であって、本来研究したりするような「学問」ではないはずです。明治政府などは、外国語を解せる人間と工学をマスターする人間とを別々に養成し、外国語をマスターした人間に片っ端から洋書を翻訳させ、それを技術者達に与える事で非常に速いペースで産業革命を実現する事が出来ました。
 また、特に理科については、もっと知的好奇心をくすぐるような問題の投げ掛けや構成に変え、そして更に、実験をもっと増やして生徒たちに本来の科学の“面白さ”を伝授すべきです。
 そして“糞面倒くさい”数学についても、さっさと電卓を導入すれば良いと思います。

 これらの諸策を実施できた暁には、我が国でも物理・化学系の学問へ進む人間が増えると思いますが、そうなってはいないので、「理工系離れ」が起きているのだと思います。
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経済構造の変化があります。



途上国は第一次産業。
中進国は第二次産業。
先進国は第三次産業。

日本は先進国になったので、第二次産業の比率が
小さくなり、第三次産業の比率が上がったのです。
だから、理系も少なくなる道理です。


日本の若者の劣化もあるかもしれません。

日本語が出来ればなんとかなる文系と
違いますからね。
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幼稚園や小学校の先生の中に、理系の苦手な人が多いからです。

その時点で、児童の理系の芽を摘んでしまいます。
「先生、どうしてお星さまはピカピカしているの」と聞かれた先生が、
児童にわかりやすく、そのことを説明できないからです。科学の芽を育てられないのです。
同じ理由で、日本の「英語教育」がうまく行かないと思われます。
ただ、理系の先生が増えないのは、先生の待遇が悪いともいえます。
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大人たちが、子供たちに正しい「将来の社会への向き合い方」を教えて来なかったからでしょう。


「ふつうにサラリーマンしていれば、とりあえず食うに困らない」「苦労せずに大過なく生きればよい」程度のことしか教えていないから。

そのために、若者が、世のため人のためになる新しいものを作り出すとか、社会の役に立つものを作ろうという「大志」や「野望」や「夢」を持たなくなったし、そのために「苦労する」「努力する」ことがなくなりました。

いつのころからか、汗水たらして努力することを「カッコ悪い、ダサい」とか「無駄なこと」「どうせ結果は見えているから」などと冷めてあざ笑うような風潮になってしまいました。バブル全盛のころに、理系の卒業者が猫も杓子も「銀行」だの「金融」だの「証券」だの、マネーゲームの企業に行くようになったころからでしょうか。理系は、「苦労のわりに金にならない」とみなされました。
その後、バブルはとうに昔にはじけたのに、そのころの価値観から脱却できていないような。
いまの大学生、高校生の親は「バブル世代」だし、バブル世代以降の「ロスト・ジェネレーション」は新しい価値観を築けていないし。

このままでは、日本は危ないね。
「社会・将来を見る目」とか「気概」とか「情熱」とか「モチベーション」などの点で、中国や発展途上国に完全に追い抜かれ、差を付けられています。

>それとも理工系の待遇が悪いからですか?

よくそういう人がいますが、文系のほとんどだって待遇が悪いですよ。
企業の経営者には文系出身が多いといったって、文系がみんな経営者になれているわけではないし。経営者になれない、管理職にすらなれない、うだつの上がらない文系なんてたくさんいます。

上に書いたように、文系の方がマネーゲームに強い、という過去の(バブル時代の)価値観が残っているだけではないかな。
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理工学部の学費が高いからです。



医学部なら学費が高くても、卒業後、医師の生涯年収で十分カバーできる差ですが、理工学部を出てもサラリーが多いわけではないために、カネが厳しい人は皆文系に進みますよね。
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苦労や辛苦を経験したことのない世代だから、楽な方ばかり選択してるんでしょ。

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