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法と道徳の違うところは、
(1)外面性⇔内面性
(2)義務の相手方のありなし
(3)国家強制力⇔心理的強制
(4)裁判規範⇔行為規範
(5)法と道徳の表現形式の違い
(6)法は最下限度の道徳

くらいでいいのでしょうか?

(4)と(5)と(6)は相違になるのかな?って思うのですが、
何を比べてるのでしょうか?どういう説明をすれば相違であるといえるのでしょうか?

よろしくお願いします(__)

A 回答 (4件)

>>(6)法は最下限度の道徳は


法は一般の人に対しての規範
道徳は高次の規範はどうでしょうか?

ああ、なるほど(6)のご質問の内容が分かりました。
ところで先に書いた「道徳は道徳典のようなものは無い」というような内容のことを書きましたが、よく考えればありました。その例として聖書があります。
聖書には「汝の敵も愛せよ」とか「左のほほをぶたれたら右のほほも差し出せ」というような教えが書いてあります。
これらは確かに大切で良い教えですが常識的に考えてこれをそのまま法律に持ち込むのは妥当ではないことがお分かりになると思います。これらの道徳の内容のようにあまりにも高次・高尚な考え方を法律として国家によって強制されると国民を萎縮させ、また困惑もさせてしまうので妥当ではない、だから法律は道徳の中でも特に大切な且つ国民の生活に重大な影響を持つものだけに限定しよう、と考えたからです。
ですから以上のような意味では法と道徳は相対立する概念ということになります。

>>道徳は人を殺してはならない!とはっきり書いているけど法は人を殺した場合の記載などを書いている!という点での相違はどうでしょうか?

これは先程の法典があるないという形式面ではなく表現形式の相違を挿して聞いているのですね。
確かに法律、例えば殺人罪(刑199条)は「人を殺したものは~」とは書いてありますが「人を殺してはいけない」とは直接書いてありませんね。他の条文も「何々してはいけない」あるいは「何々しなければいけない」とは書いてないですね。あるのはただ罰則だけ規程してあります。
民法は罰則の代わりに効果が規定されてはいますが同様に「何々してはいけない」などとは直接書いていません。
私もご質問されて初めて気が付きました。確かにこういう意味では法と道徳の違いはありますね。

ただ、先程も書いたようにその法と道徳のどこに焦点を合わせるかによって相違であったり道徳が法を包含していたりと両者の違いは相対的なものと言わざるを得ないと思います。
また、繰り返しになってしまいますが結局両者の一番の決定的な違いは「国家に強制力があるかないか」に掛かってくるでしょう。
ここの法と道徳の違いは法律学者も国家の強制力の違い以外ではうまく説明ができていないようです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます!

めんどうくさい質問なだけに、もう迷惑かなって思っていました。本当に感謝してます(__)

私の薄い理解の点が、かなり晴れたものになりました!
ありがとうございました!

私も、festinaさんのような人になりたいと思っています。まだ法に触れたばかりですが、頑張ろうと思えました。
時間を裂いてもらえて感謝です!
ありがとうございます(__)
また、質問したいこともあるのでそのときはよろしくお願いします(;´∀`)

お礼日時:2005/01/12 23:29

う~ん私が考えるところによると(1)と(3)はほぼ同じような意味ではないかと思います。


結局は外面性とは外部からの強制力のことですから国家からの強制力と同じだと思います。
また、内面性も道徳は自己の内心、言い換えれば良心とでもいうもののみが強制力になるのでこの場合も等しいと考えます。

(2)は本質的な相違とは言えないかもしれません。なぜなら、一口に義務といっても法的義務と道徳的義務がありその相手方は両方ともいる場合もあるからです。

(4)は確かに道徳が行為規範になることは否めませんが一方法律も裁判規範と同時にその法律が我々の行為の指針となる行為規範であることもまた確かです。例えば道路交通法でスピード超過は処罰されますが我々がスピード違反をしないのは道徳的に人を轢いてしまうからダメだという理由と同時に法律があるからというのもその理由だと思います。ですからこれら裁判規範と行為規範がそれぞれの相違ではないのです。

(5)はおそらく法は法典という形で国民に広く知らされているのにたいして道徳は道徳典のようなもので目に見える形で現れていなく、もっぱら我々の常識というか良識のみでまさに心の中でのみ現されている、という違いではないでしょうか?そう考えると(1)や(3)の内面性や心理的ということと整合性があると思います。

(6)は本質的な相違ではないと思います。
例えばこれまた道路交通法を例に出しますが例えば免許不携帯罪などは道徳的に悪いとは言えずもっぱら政策のみで処罰されますから確かにほとんどの罪(刑法犯など)はこう言えるかもしれませんせんが法律はそれが全てではないということです。
というかご質問者さんもお気づきのようにそもそも「法は最下限度の道徳」というと対比させることではなくなってきますよね。

結局は法と道徳の一番の相違点は国家が強制力を持っているのかどうかに尽きると思います。

この回答への補足

もうひとつ、すみません。

(5)法と道徳の表現形式の違いについてなのですが、

道徳は人を殺してはならない!とはっきり書いているけど

法は人を殺した場合の記載などを書いている!

という点での相違はどうでしょうか?
たしか、授業で言われたような気がするのです。

それから、(6)法は最下限度の道徳は
法は一般の人に対しての規範
道徳は高次の規範

はどうでしょうか?
どうでしょうかというより、一応ノートにとってあるのですが、なんとなく説得力が薄いと思えるものばかりなのです。。。

補足日時:2005/01/11 23:56
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この回答へのお礼

なるほどですね↓

今、私は法律の授業を2つとっています。
今まで法律なんて意識して触れたことはなかったので余計かもしれませんが、どうしても同情とか気持ちが入ってしまうんです。
法律を考えるにあたっては気持ちとか同情が邪魔をしてしまうことは分かってるのですが、一方で法だって人間のためにあるからある程度は感情がありますよね?
私は甘いですよね。

2つとっている授業では、微妙に言ってることが違うと思うんです。
先生によって支持する意見が違うのは分かるのですが、なんていうか、、、求めすぎてる部分が多いと思うのですが、ややこしいです。
私は夜間なんですが、2つのうち1つは昼で開講されているものなので、同級生は私をいれて数名です。
私は真面目キャラではないですけど、気になったら解消したくなります。でも周りは、「ええねんええねん」?的な感じです。

「法学」というのをあまりにも大きく据えている私も私かもしれませんが、シビアです。

話が飛んでしまいましたが、回答、感謝しています!
自分で出したものが合っているのか間違っているのかさえ分かりません。
本を読んでも今ひとつです。

でも、助かりました!

お礼日時:2005/01/11 23:56

(5)は解りかねますが、(4)と(6)について述べます。

(4)について、法律は裁判規範であり、道徳は行為規範である、と言う事ですが、裁判をするには「法を基に」判決を下すのであり、また我々が何か行為をする時には、道徳に従って、それに反する事はしないように行為を行う事になる、と言う事ではないでしょうか?また、(6)は、我々が何か行動をする時には、違法行為をしないだけではなく、道徳的に望ましい行為をすべきであるが、その最低限が違法行為をしない事である。例えば、電車の中でお年寄り等に席を譲る事が道徳的には望ましいが、席を譲らなくても、何か別の違法行為さえしなければ、それが最低限の道徳だ、と言う事ではないでしょうか?
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この回答へのお礼

なるほどです!わかりやすくありがとうございます!
(6)はそういう意味なんですね~。だれでもが守れる法でなければ法ではないという意味かなって思ってたのでw
でも、相違っていえますか?比べてるようには思えないんです。相互に関係しあってることをいいたいような気がします。。。

(5)は、法律は人を殺したらいけないとは書いてない(殺した場合の罰などを書いてる)けど、道徳は人は殺したらだめとある。って感じでしょうか?


回答ありがとうございます!!!!!

お礼日時:2005/01/09 19:39

何か大学の講義等の課題でしょうか? 学問的にというより、一般人にわかりやすく述べたいと思います。

質問者もお分かりのように、法律とは、国家によりそれを遵守する事を強制されているものです。一方、道徳とは、国家からその遵守を強制されるものではありませんが、「行為規範として、自己規制すべきもの」及び、「遵守しなければ、一般大衆等からそのようにする事を促されるもの」であると思われます。例えば、電車の中でのお年寄り等に対して席を譲ることは、もちろん法で強制等されていませんが、道徳的には譲る方が望ましいものとなるわけです。日本でも、今までは各人の道徳観に任せればよかったものが、自分さえ良ければ、他人の迷惑を顧みないような道徳観の無い人が増えてきたため、それを、法により規制せざるを得ないと言う動きも出ているようです。
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この回答へのお礼

課題ではないんですが、講義1コマでこれでもか!!ってくらいいろんなことを言われるのでよく分からなくなります。

コトバについていけなかったりしたので、とりあえずこんなもんかな?という感じで相違をあげてみたのですが、(4)(5)(6)についてがちょっとわかりにくいんです。

回答いただけただけでもうれしいので、ほっとしています。

まだ法に触れたばかりですが、すこしシビアで疲れるんです。
疲れるというのは大げさ?ですが、冷たくなるというかなんというか。。。??

どこまで感情を離せるか。でも、人間についての法だからまったく感情を無視するのもどうなの?って思うのが私の意見です。

ちょっと話がずれましたが、もし法律に詳しい方であれば(4)(5)の解説というか、意見もお願いします(__)
回答ありがとうございます!

お礼日時:2005/01/09 00:14

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