No.1ベストアンサー
- 回答日時:
松尾芭蕉の「芭蕉」は、果実のほうではなく、葉のほうだと思いますが。
植物としての芭蕉は古くから伝来していた可能性がありますが、日本の気候では結実しない(温室内でないといけない)ので、フルーツという認識ではなかっただけだと思います。
なお、「芭蕉」という言葉やその存在は、中国の文献などから伝わっていましたから、知識階級なら知っている語彙だったと思います。文献上は、既に8世紀頃の資料に「芭蕉」の語句が見られますし、芭蕉の葉をかたどった家紋もあります。
早速のご回答ありがとうございました。
<文献上は、既に8世紀頃の資料に「芭蕉」の語句が見られますし、芭蕉の葉をかたどった家紋もあります。>のですか。
勉強不足でした。
No.5
- 回答日時:
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%96%A2%E5%8F%A3 …
上記の二つのサイトをご参照ください。
芭蕉の初期の句に、「芭蕉 野分して盥に雨を聞く夜かな」という、破調の句があり、「芭蕉」を取り除けば五七五になる不思議な句があります。この芭蕉庵があって、蕉風俳諧があると言ってもいいほどの場所です。思いもしなかったのですが、「古池や蛙飛び込む水の音」の句もここで詠まれたそうです。杉山杉風という高弟から提供された建物で最後までここを拠点に行動したようです。「奥の細道」を始めとする「紀行文」の出発点や帰着点もここであったらしいです。この場所に「芭蕉」の木が植えられていたので「芭蕉」という俳号がつけれたのでしょう。「桃青」が前の俳号です。
早速のご回答ありがとうございます。
<「芭蕉 野分して盥に雨を聞く夜かな」>は、この芭蕉が俳号でなく植物であるとしたら、
破調仁なろうが、どうしても芭蕉を入れたい、ということですね。
前の俳号<「桃青」>を変える際に、大いなる決意があったのでしょうね。
No.4
- 回答日時:
江戸深川の芭蕉
深川に移ってから作られた句には、談林諧謔から離れや点者生活と別れを、静寂で孤独な生活を通して克服しようという意志が込められたものがある。また、『むさしぶり』(望月千春編、天和3年刊)に収められた
侘びてすめ月侘斎が奈良茶哥
は、侘びへの共感が詠まれている[13]。この『むさしぶり』では、新たな号「芭蕉」が初めて使われた。これは門人の李下から芭蕉の株を贈られた事にちなみ、これが大いに茂ったので当初は杜甫の詩から採り「泊船堂」と読んでいた[14]深川の居を「芭蕉庵」へ変えた[13][15]。その入庵の翌秋、字余り調で「芭蕉」の句を詠んだ。
芭蕉野分して盥に雨を聞夜哉
wiki松尾芭蕉
早速のご回答ありがとうございました。
<深川に移ってから作られた句には、談林諧謔から離れや点者生活と別れを、静寂で孤独な生活を通して克服しようという意志が込められたものがある。>のですね。
この際に<新たな号「芭蕉」が初めて使われた。> 俳号の芭蕉に決意が込められているのでしょうね。
<門人の李下>は、それをくみとって贈った、とは読みすぎでしょうか。
No.3
- 回答日時:
No.1です。
文献と家紋についての資料は、『日本国語大辞典』を参照しました。精選版がネットで見られるので、どうぞ。https://kotobank.jp/word/%E8%8A%AD%E8%95%89-1142 …
再度のご回答ありがとうございました。
紹介して頂いた資料に<自分は芭蕉の精であるとあかして>がありました。芭蕉は単なる植物名ではなく、神秘的な存在なのですね。松尾芭蕉は、俳界への意気込みをこの芭蕉に託したのでしょうね。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
似たような質問が見つかりました
- 文学 松尾芭蕉の「白河の関に...」は、俳句?短歌?それとも? 松尾芭蕉が、東北の玄関口、白河の関で 「白 3 2022/08/25 21:12
- 地域研究 朝鮮文学ってなんであんなにしょぼいんですか?韓国には、紫式部、松尾芭蕉、川端康成、三島由紀夫、大江健 5 2022/11/09 09:38
- 日本語 「旅人と我が名呼ばれん初時雨」の「呼ばれん」の文法的解説をお願いします。 3 2023/04/24 12:54
- 文学 季語「草の花」に関する疑問です。 1 2022/06/07 21:19
- 宇宙科学・天文学・天気 芭蕉の有名な「荒海や佐渡のよこたふ天の川」について、荒海のときに天の川が仰げるはずがない、と聞きまし 2 2023/02/05 07:11
- 政治 ガーシー議員は、29万票を取って当選されましたが、これは江戸時代の大大名の石高に匹敵しますね? 44 2023/03/10 10:04
- 歴史学 将軍 官位 3 2022/04/18 18:03
- 野球 高校野球の話 1 2022/08/18 09:54
- 歴史学 【日本史】昔の日本で猫は日本人のお守りだったそうですが、徳川家康の時代の猫はすでに現代 2 2023/06/03 20:07
- 野球 WBC 1 2023/03/07 15:56
おすすめ情報
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
-
(閑さや岩にしみ入蝉の声)「...
-
河東碧梧桐の「赤い椿」につい...
-
俳句「人来たら蛙となれよ冷し...
-
旧制高等学校寮歌
-
『奥の細道』を『おくの細道』...
-
「夏草や兵達が夢のあと・・」...
-
かわず(かはづ)とかえるは、...
-
「松島や ああ松島や 松島や...
-
「甲の下のきりぎりす」はどう...
-
「月日は百代の過客にして」は...
-
おくのほそ道 :「庵」の読み方
-
どうでも良い議論!
-
芭蕉はどうして木曽義仲の墓の...
-
芭蕉の「夏の月」について教え...
-
こんなにうまい水があふれてい...
-
俳句とその俳句の鑑賞文教えて...
-
「大人」読み方は? お とな...
-
俳句は五七五でなくともよいのか?
-
「五月雨ですみません」という...
-
以下の俳句の表現技法と句切れ...
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
-
(閑さや岩にしみ入蝉の声)「...
-
旧制高等学校寮歌
-
「月日は百代の過客にして」は...
-
俳句「人来たら蛙となれよ冷し...
-
「松島や ああ松島や 松島や...
-
河東碧梧桐の「赤い椿」につい...
-
「夏草や兵達が夢のあと・・」...
-
『奥の細道』を『おくの細道』...
-
鴨長明は生活費をどのように稼...
-
おくのほそ道 :「庵」の読み方
-
松尾芭蕉の旅への思いとは?
-
おもろうてやがて悲しき・・
-
かわず(かはづ)とかえるは、...
-
句に「なる」と「する」との違...
-
この俳句教えて下さい!
-
次の俳句の解釈を教えてください
-
芭蕉はどうして木曽義仲の墓の...
-
山頭火さんの、お月見の句?
-
芭蕉が捨て子をそのままにして...
-
「甲の下のきりぎりす」はどう...
おすすめ情報