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- 回答日時:
国債の価値が下がる→国債の利回りが上がる→長期金利が上がる→銀行の金利が上がる→銀行の貸出金利が上がる。
という、関係になっているのですが、具体的に言うと、
例えば、10万円の国債があるとします。償還期限は10年。そこに国が10年後1万円の利息をつけて、返しますよ。と約束して、国債を発行したとします。10年後まで国債を持っていれば10万円払って、11万円もらえるということになりますね、
しかし、10年間持っていられなかったとします。5年後にどうしてもお金がほしいときに、あと5年したら11万円になる国債を売る。ということができます。
そこで、売るときに5年間分の利息5000は自分のものにして、10万5千円で売れれば、国債の価値は替わりません。
ところが、国債の価値も市場原理があり、国の信用度等において、たとえ10年後に11万円になるのしても、その国は不景気だから、信用できないよ。10万5千円じゃ買えない。でも10万2千円なら買ってあげてもいいよ。ということになります。
最初に買った人は、あてにしていた利息よりも安く手放す=国債の価値が下がる。
10万2千円で買った人は、5年後に11万円で国債を現金に換えられる。3千円得した。=国債の利回りが上がる。
この国債の利回りが、長期金利と連動しているのです。
つまり、国が国債を発行したときに約束している利息は、確定していますが、その国債を償還前に売買することにより、実質の利回りは、流動的な部分があるのです。
ものすごく大雑把な言い方ですが、
ある国の信用が高ければ、利息が安くても、安心だから国債は売れる。
信用が低ければ、その分利息が高くなければ、買ってもらえない。
各国の利率はそれだけできまるものではないのですが、国債が長期金利に影響することについてのみ言えば、こういう関係になっているそうです。
この回答へのお礼
お礼日時:2001/08/17 21:50
ご返事が遅くなりました。すみません。せっかくわかりやすく、丁寧に書いていただいていたのに。ごめんなさい。
でも、すごいですね。賢い!そんなあなたには、20ポイント贈呈!ありがとうございました。
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