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例えば、レオナルド・ダ・ヴィンチやレンブラントなど、ジャックルイ=ルイ・ダヴィット(以下ダヴィッド)の「ベルナール峠からアルプスを越えるボナパルト」が一番有名ですが、
日本で言う徳川家や織田家の肖像を描く有名絵師や画家って聞いたことないんですけど、なぜさほど日本ほど貴族や将軍を描いたとて、画家は有名にならないんでしょうか?

A 回答 (1件)

日本では「肖像画」が1つのジャンルとして成立していた時代は、平安末期から鎌倉時代で、


それ以降は中世ヨーロッパのような「肖像画文化」はあまりなく、
むしろ「漫画文化」とも呼ぶべき「巻物」「書籍」に絵を添えるという形の文化が流行りました。
18世紀になるとその違いは歴然としています。その理由としては
1身分の高い人は「殿上人」という意識で庶民に顔を見せない習慣があった。
2キャンバスや絵の具といった絵画のための素材が、多色使用にむいていなかった(水墨画は日本に残っています)
3パトロンとなる大金持ちや大権力者が少なかった。
 またそうした権力者は「自画像」より「自然」や「宗教」にちなんだものを求めた。
4庶民に「絵を楽しむ習慣が」古い時代から存在して、画家が庶民の風俗などを題材にして描いた
江戸時代中期になると、日本の「庶民の絵」の数は世界有数だと聞いたことがあります。
浮世絵がヨーロッパに広まった理由の一つに、陶器の包み紙だったという説があるくらいです。

さらに言えば「キリスト教やイスラム」では「神の姿」を描くことはタブーであり、
宗教派の題材が限定的だったということも関連しているように思います
(ちなみにイエスは「神」ではなく「神の子」だから描くのはOKらしいです)
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