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似たような質問https://oshiete.goo.ne.jp/qa/69947.htmlがありますが、既に20年近く経って経済学の状況が変化したり、同じ本でも版を重ねて内容が多少変わったと思うので、改めて皆様のご意見を頂けたらと思います。

理系の大学院を出て金融業界で10年近く働いてきましたが、知識に偏りがあるので今一度経済学をきちんと学びたいと思うようになりました。読んだ本としては、John Hullの"options futures and other derivatives"とShreveの「ファイナンスのための確率解析 II (連続時間モデル)」です。それ以外の金融工学の内容はネット上の講義用PDFと実務の中でつまみ食い的に学んできました。John Hullに関しては、文章で説明するよりも数式でクリアーに説明してくれればいいのに、と思うところがあります。

また、最近MMTに興味を持ったのですがネットの記事や動画を見ても、いまいちピンと来なくどこまで正しくてどこからがおかしいのか、理解がふわふわしたままです(そもそも自分が既存の経済学を理解していないので当然だと思います。)

調べた限りでは、既存のマクロ経済学には
MankiwのMacroeconomics
あるいは
RomerのAdvanced Macroeconomics (上級マクロ経済学)

MMTに関しては、
Mitchell, Wray, WattsのMacroeconomics

あたりが良いのではと思っていますが、これらの本へのご意見やもっと良い本がありましたらご教示いただけないでしょうか? 独学で勉強する予定です。

A 回答 (1件)

主流のマクロがどうなっているのか知りたかったら、



Jordi Gali, Manetary Policy, Inflation and the Business Cycle: An Introduction to the New Keysian Framework and its Applications, 2nd ed. 2015

現代マクロ理論へのもっとも包括的な本だったら、

Lars Ljungqvist and Thomas J. Sargent, Recursive Macroeconomic Theory, 4th edition, 2018

どちらも大学院レベルの本ですが、理系出身なら、使われている数学が難しいと感じることはないでしょう。私が読んで、手元に持っているのはそれぞれ1st edition と3rd editionですが。。。

さらに、国際マクロに関心があるなら、
Maurice Obstfeld and Kenneth Rogoff, Foundations on Interanational Macroeconomics、1996はこの分野のクラシックといってよいほどの優れた本です。この分野のより最近のテキストなら、
Martin Uribe and Stephanie Schmitt-Grohe、Open Economy Macroeconomics, 2017
がいい本です。

MMTについて私が見た(手元にある)本は学部向けの教科書L.Randall WrayのModern Money Theory, 2nd edition, 2015です。面白いアイデアがありますが、そのアイデアにもとづいた厳密な数学的なモデルとして展開されていないので、それらのアイデアは理論的にも実証的にも検証できません。
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この回答へのお礼

広くかつ詳しく教えていただきありがとうございます。
何となく抱いていた経済学のイメージとは異なる、最近のトレンドも垣間見れたような気がしました。
各本のサンプルページやレビューもネット上で見てみましたが、とても面白そうだと思いました。
早速注文して読み進めてみます。
専門家の方からのご返信、感謝いたします。

お礼日時:2020/09/12 06:16

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