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もし中国が今世紀中に世界一の覇権国になるとして、過去にアメリカが覇権国になったときとはどのような相違点があると思いますか?

覇権をとったであろう定義や、相違点の判断基準はそれぞれにお任せします。

世論の意見は、中国よりアメリカ寄りの意見が多いように感じましたので質問しました。

A 回答 (3件)

まあ、そうですね。


過去史からすれば、世界に中華思想を押し付け、世界中を朝貢国にするのではないでしょうか。

米国にしても、米国の商慣習・価値観をグローバル・スタンダードと称して世界中に押し付け、世界から多くの反感、特にイスラム勢力の反感を呼んでいるわけですが…。
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まあ、中国が覇権国になることはあり得ないですが、なったとすればどうなるか、を書きます。

そして「なったとすればどうなるか」が分かるとなぜ中国が覇権国になりえないのか、も理解できると思います。

まず「覇権国」というのはなんでしょうか?
モンゴル大帝国は歴史上最も広い版図を誇った覇権国でしたし、大英帝国もそれに劣らず広い版図というか植民地を持った覇権国でした。

ここで分かるのは「覇権国」というのは、その時代のルールによって影響力の行使の仕方が異なる、ということでモンゴル帝国は武力で統率した後、自分の息子や自軍の幹部に各地域を分割統治させて中央である程度の統率をしたものですし、大英帝国は植民地という地域と本国との経済的な結びつき(はっきり言えば経済搾取)で成り立っていました。

アメリカが覇権国になったのは、石油などのエネルギー資源や先端技術を使った商品などを世界中に売ることで経済的な優位性をもち、アメリカ人の経済活動の安全を米軍が保証したことによります。

この安全保障に日本やヨーロッパ諸国などが参加し、米軍と同盟を結んだからこそ、アメリカは覇権国であり「世界の警察」と呼ばれたわけです。

では、中国はどういう覇権国になるのでしょうか?
モンゴル帝国型の軍事統率は現代においてはありえません。大英帝国的な植民地支配もありえません。

となると「経済的な優位性を生かしたアメリカ型の覇権国」しか今のところなく、または「今まで見たことがない、中国型の覇権国になるかどうか」の二つしかないわけです。

で、現在の中国において「アメリカ型」はありえまえん。なぜなら中国は共産主義政府で「すべての経済活動は統制できる」という前提で国内を回しているからです。覇権国になるにはこれを他国に広げていくことになるわけですが、共産主義ではない他国がそれを受け入れるのは困難です。

だとすると、中国は「共産主義をやめるか、共産主義的なやり方に合った覇権方法を見つけるか」しかないわけで、さすがに共産国というか共産党独裁をやめるわけにはいきません。

なぜなら、中国というのはあまりにも巨大すぎ、そして人口が多すぎて、常に分裂の危機があるからです。中国の歴史を見れば分かるように統一の後分裂があって、その後強力な統一国家が出来てまた分裂という歴史を繰り返しているのです。

そして現在は共産党が強力な統一国家を作っているわけですが、10億の国民の内6割ぐらいが貧困にあえいでいると言われています。
 つまり中国は内向きの政策をせざるを得ない、ということでもあります。

なので現在の中国は途上国に対して、また近隣国家に対して「経済的な結びつき」を有効にしつつ、軍事上の安全を提供するように努力していますが(つまりアメリカ型覇権を目指している)、実際には「中国国内の貧困層を海外の中国マネーで養っているだけ」なのです。

で、この現実が中国が提唱する一路一帯につながります。
つまり中国としては「ヨーロッパまでの物流ルートやエネルギー輸送ルート(パイプラインなど)を中国と間の国が協力して作り、維持して、その安全を中国軍が保障する」という事をしたいわけです。
こうすれば、物流ルート用の鉄道建設やパイプライン建設に中国の労働者をどんどん送り込めます。

逆にアジアの途上国は割とこれを歓迎しています。なぜならこれらの国はイギリスやアメリカなどの海上帝国から恩恵を受けなかったからです。中央アジアが貧しいのは、海の物流アクセスから遠く、山岳地帯で物流も難しかったからでもあります。これを陸路でアジアーヨーロッパで結ぶことで、中国側に関心を引き寄せたのが一路一帯なのです。

ただ、これは結局中国マネーで作るわけです。そうなるとそれは、昔中国がやっていた冊封関係と同じです。つまり中国に恭順する国には、恭順国が持ってきたモノよりも多くのモノを与えて版図を広げる、と言うやり方そのものです。

現在の共産党中国のまま覇権国になるとすれば、このやり方しかない、と私は思っていますし、今のところはなんとなく成功している部分もあります。

ただ、そうなるとそれらの国家は間違いなく「中国の属国」になります。軍事的にもパイプライン警備の中国軍駐留を許し、そのうち中国製武器を買うことになり、さらに中国が「パイプラインを止めるぞ」という脅しをしてくると屈するしかない、ということになります。「パイプラインを止める」というのは、ロシアが使う脅しと全く同じです。

また、中国は覇権国として常に属国よりも上位に居続ける必要も出てきます。つまり「属国が欲しいと思うモノは、欧米や日本などの自由経済圏から買わなくても、中国で買える」という経済的な恩恵も必要になるわけです。

これは私は無理だと思います。

中国が覇権国になるには、それを受け入れる国に恩恵がなければなりません。大英帝国までは軍事圧力による搾取で恩恵ではありませんでしたが、アメリカ型からは自由経済と民主主義という恩恵があったわけです。

これらの自由を捨ててまで中国側につく国がどのくらいあるのか?逆に自由経済主義国家がどのくらい巻き返せるのか?

私は今のような中央集権国家である共産党中国が覇権国になるのはかなり難しいだろう、と見ています。
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どの国も地球



国という概念の歴史は終わり 地球という概念の歴史が始まっています

平和な地球に なるには 国は不要なのです
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