一回も披露したことのない豆知識

何故日本は官僚が強い権力を握る国になったのでしょうか?
日本程の官僚国家は他に類を見ないと聞きます。
元々地方分権の幕藩体制が明治新政府によって中央集権化されたのは分かりますが、その後官僚が実質世の中を動かすほどの権力を掌握した経緯がよく分かりません。
教えてください。

A 回答 (6件)

議会政治で首相を選ぶプロセスが良く機能していないからです。



明治の当初は元老が政府を指導していました。

その後は議会で首相が選ばれ、それが指導する予定でしたが、民選首相はあまり信用されませんでした。政府機関だけから、ではなく国民からも。
また代議士たちも、自分たちが何をやればいいのか、何をやってはいけないのかが、よく分かっていなかったと思います。平たく言うと党益を優先して国益を鑑みないことが多かったようです。戦前はそうでした。
そこで軍部という官僚機構が信頼を集めるようになってしまいました。

戦後も、GHQが民主化をしようと思ったのですが、上の事情に無知だったので、政府の権力を制度的に弱めればいい、と思っていたようです。

他の民主国家においては、首相を選んだときは、首相に独裁権と言ってもおかしくないくらいの権限を与えないと国を回せませんが、そういった行為が歴史的に歓迎されないので、首相に弱い権限しかなく、断固たるリーダーシップが取れません。
仕方ないので、国家を運営するのは官僚機構がやらざるをえなくなります。
政治家と違い、官僚機構は民選制ではないので、正確には民主主義とも言えません。
ある種の自動操縦装置のようなものです。
彼らは選挙によって免職されたりすることはないので、とにかく自分の任期中に大きな失敗をしないことが行動の哲学になります。
ために保守的で、政策の継続性はありますが、いざというときの臨機応変さや、断固たる方針変更などは苦手で、これまでの前例にあまり逆らわないよう無難に対処することになりがちです。

つまりGHQの改革はまったくの逆効果だったわけですが、
カレルヴァンウォルフレンの「日本権力構造の謎」とかいう本に、そんなようなことが書いてありました。30年くらい前の本です。図書館かネットで探してみてください。

小泉政権、安倍政権、と日を追うごとに政府権限が強化されているのは、このような反省があるからと思われます。それでも他国に比べると政府権限が弱く、また一般市民もその重要性を認識していません。
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政治家が官僚を抑えきれないからです。


  
かって官僚を思うように使いこなす総理がいた。
田中角栄元総理です。
https://www.sankei.com/politics/news/131130/plt1 …
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定型的なこと、権威を好む国民性も預かって力があるのではないかなぁ。

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選挙で選ばれる政治家以前から役人官僚はいたわけですから、それはそうでしょうね。

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日本には哲学、宗教などが排除されてきたため 人とは何か物事とは何かというその他諸々が軽率に扱われてきた為有能な指導者はもうでてこな

くなったその代わり日本は職人はたくさんいるがそれは過去の話職人がいてもそれを操れる人材がいない結果日本は落ちぶれてる
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政治家がだらしないから。

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