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東京では東京都交通局が走行時にCO2を排出しないFuel Cell Busを導入し、だんだん台数も増えてきましたが、情報によるとメーカー販売価格が一台1億円で、約8000万円の補助金が付いても一台当たり2000万円かかるのだそうです。

政府が補助金として負担するか、東京都交通局が運賃収入を充てるのか負担割の議論はあるとしても、結局一台一億円の路線バスというのは、最終的に環境保護につながるのでしょうか?

すなわち、都バスがFCバスを100台導入すれば100億円かかるわけで、燃料代もディーゼルよりも高いというのですから、おなじ100億円を投資して多走行路連をトロリーバスに変えれば、初期コストも安いし、運用段階で支払い続ける燃料代も電気代の方が安い。

東京都は景観の改善のために電線地中化を進めているので、電線地中化とあわせてトロリーバスの路線を作れば、結局コストが安く、FCバスなら100台導入のところ、トロリーバスなら200台導入が可能、などと言うことになり、台数が増えた分だけCO2削減も進むわけです。

くわえて、FCバスだと資金力のある都バス以外にはなかなか普及しないと予想できますが、トロリーバスの生産が復活すれば、川崎とか大宮とか千葉とか、東京都交通局ほどの財政力がない各地の公営バスにも普及が進むと考えられますよね。

高額なFCバスと、ローテクでローコストなトロリーバスでは、どちらを普及させることがCO2削減に効果的だと言えるのでしょうか?
自動車研究者のみなさん、環境問題研究家のみなさん、都道府県運輸事業財政研究家のみなさんより、ご意見を聞かせていただければ幸いです。

A 回答 (2件)

>FCバスと、「ローテクでローコストな」トロリーバスでは、どちらがCO2削減に効果的だと言えるのでしょうか?


ん? CO2だけを評価対象とすればいいのですか?

FCバスの燃料は水素なので、FCバス単独で考えるならCO2ゼロ。
それでも比較する、というのは、水素を作るまでにCO2発生、ということでいいですよね?実際、石油(=炭化水素)から炭素を引っこ抜いたのが水素で、炭素もどのみち燃やすので割り勘でCO2配分する、ということでOK?そう考えないと、FCバスが黙っていても勝つから。

「ローテクでローコストな」トロリーバス と書いた場合、電気バス(拠点で急速充電する)はトロリーバスに含まない、ということでいいよね?
最後のトロリーバスである関電トンネル(扇沢-黒四ダム)区間が、トロリーバスをやめて電気バスになってしまった、という記事があるので、この解釈を一般的解釈とします。
※トロリーバスは軌道。電気バスは自動車。 法的には全く違う。
http://railway.cocolog-nifty.com/denshaku/2017/0 …

で、昭和の頃には都内でもトロリーバス走っていたが廃止。その理由は、
トロリーバスは架線の下しか走れない。よって、車線変更がままならない。したがって、道路が渋滞する。
都電が減ったのとまったく同じ理由で、都内のトロリーバスは絶滅。
CO2だけを評価対象とした場合、道路が渋滞したらバス以外の車の燃費も悪くなるのでCO2が増える、と考えるしかないです。


よって、CO2だけを評価対象とした場合であっても、
FCバスと電気バスの勝負なら、どちらが有利か即断できない。
トロリーバスと電気バスの勝負なら、電気バスの勝。
 ※関電トンネルのような、トロリーバスに理想的な状況ですら、電気バスの勝。
 ※※この条件ならCO2勝負はいちおう引き分けだろうから、維持管理費勝負でトロリーバスが負けたということ。

ゆえに、
FCバスとトロリーバスの勝負なら、FCバスの勝。

結論
FCバスと比べるなら電気バスだと思うが....
トロリーバスを引っ張りだしてきた理由がわからない。
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この回答へのお礼

なるほど。

質問の意図が伝わらなかったですね。反省しています。

知りたかった事を言い換えると、私が都知事で、税金を100億円(200億円でも良い)使って、都バスが排出するCO2を減らす事になった。1台1億円で燃料費がディーゼルよりも高いFCバス100台導入の提案と、多頻度走行路線に100台のトロリーバス導入の提案があった。私はどちらの案を採用すればより多くのCO2削減になるでしょうか?

以上がが知りたい事なのですが、トロリーバスの導入価格(1台当たり)を示していないので、トロリーバスの導入経費に関して知見をお持ちの人でないと回答できない質問になってしまいましたね。私の想像では先進国ほど豊かでない北朝鮮や東欧諸国でトロリーバスが使用されていることから、車両コストはディーゼルエンジン車よりも安く、電線架設コストをどう評価するかが判断の分かれ目になりますね。

蛇足ですが、東京の郊外幹線道路で実施されているバス専用レーンは、他の車の渋滞を引き起こすわけですが、バスが短時間で駅につけることから、バス利用者が増え、その分自家用車での利用が減ることで、CO2の削減につながります。
またCO2削減に熱心なドイツ、ベルギー、デンマークなどの都市では一旦は廃止された市電を復活させたり、路線を延長していますが、東京都も都電の復活でCO2削減が出来ると良いですね。

ありがとうございました。

お礼日時:2021/04/28 07:44

素人ですが、FCバスだと思います。


質問者様の試算にはトロリーバスを走らせるためのインフラ設備の構築に要する費用が抜けていると思います。また、トロリーバスは都会の電線地中化に逆行しており、それだけでNGだと思います。また、地中からの無接触電力供給のインフラ設備構築については現在の技術レベルでは無理だと思います。

革新的な技術は、初期においては非常に高額ですが、一旦流れに乗ると急激に価格低下しますし、関連インフラも急速に整備されるものです。自動車の発展の歴史が良い教材になると思います。
単体では、大昔から今に続くメモリ価格の低下、最近ではLED電球の価格低下は凄まじいと思います。
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この回答へのお礼

なるほど。

南米や東欧の貧しい国でトロリーバスが使われて、G7などの豊かな国だけしかFCバスを買えない事実から見て、一台1億円のFCバスの方がトータルコストが高いのではないかと思っていました。

税金を納める身としては、非常に高価な段階では実証実験だけにして、大量導入は「すさまじい価格低下」を待って導入してほしいですね。

ありがとうございました。

お礼日時:2021/04/26 10:59

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