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進路相談です。
私は今海外在住で親は働いていなくてほぼ1文無しの貧困な状況です。アメリカかイギリスか日本の大学に入ろうと迷っているのですが、この3つの国なら住むお金や学費含めてどこが1番安く済むのでしょうか?
やはりアメリカやイギリスはすごい高いとか聞くし日本にするべきなのでしょうか?

A 回答 (4件)

こんにちは。



日本の国立大学で学位・修士をとり、5年企業で働いたのちに、カナダの大学院の博士課程に在籍しているものです。

結論から申し上げますと、金銭面で最も安く済むのは、日本の国立大学になります。年間授業料が53万円なので、ストレートに四年で卒業する場合、212万円になります。アメリカやイギリスですが、大学にもよるのですが、年間の授業料は200万円から500万円くらいです。したがって、四年ストレートで卒業しても、一千万円以上の出費がかかります。アメリカやイギリスの学生は学生ローンを組んで対応しています。

さて、いずれの場合にも、安く済むかどうかは成績次第です。日本でも海外の場合でも、給付型の奨学金を取得できる場合、実質、授業料と生活費を支払わらずに、学位をとることができます。

日本の国立大学の場合、JASSOの第一種奨学金で学費・生活費を賄い、大学、もしくは、大学院卒業時にその大学の上位10%の成績と認定されれば、奨学金は全額免除となります。これは、大学・大学院における研究活動によって得られる得点が決まっており、例えば、第一著者の論文を一本出せば、50点、第二著者であれば、20点、学会参加は5点などといった具合です。したがって、博士課程の卒業要件には、論文三報が必須なので、多くの場合、奨学金は全額免除となります。

次に、海外大学についても、給付型の奨学金があります。学力、英語力でかなり高い点数を取る必要がありますが、ここも努力次第でどうにかなります。
https://www.jasso.go.jp/ryugaku/study_a/scholars …

私の場合は、博士課程からのカナダ留学なのですが、博士学生の場合、授業料と生活費のすべてを大学からの奨学金でカバーかのうです。贅沢はできませんが、充実した研究生活を送っています。修士学生の場合は、全額支払っている人(コースマスター)もいれば、教授が面倒みている人(研究マスター、実質、博士学生候補)もいるようです。

ご健闘をお祈りしております。
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この回答へのお礼

こんにちは。ご丁寧に回答ありがとうございます。私はどうしても私立の大学で行きたい大学があるのですが
私立だとまた話は変わってくるのでしょうか?
返信頂けると幸いです。

お礼日時:2021/07/19 16:16

こんにちは。



No.3です。返信します。

金銭面のことを、まず、お話しすると、私大の場合は、授業料が国立大学の場合よりも高くなります。人文学部系等で国立大の2倍程度。理系学部だと、3~5倍程度。医学部となるともっと。(10倍くらいまであったと思います。)

奨学金で授業料を賄う話をしましたが、私立大学になると、奨学金が借りづらくなります。国立大学の学生が簡単に第一種の奨学金(無利子)を借りれて、成績によっては返還しなくていいような条件があるのに、私立大に進んだために第二種(有利子)しか借りられないとかがあります。私大の方が、条件が厳しいからです。第二種は返還義務が確実に生じます。

お金があることは、可能性を広げてくれるので、よく考えた方が良いです。例えば、国立大学に進学し、1年留学しても、私立四年行くよりも安く済みます。私立の中には、すべての教育を英語で行うところもありますが、たいていの場合、その程度の教育は一年の留学で十分補うことができます。また、アルバイトで生活費や学費を稼ぐ方もおられますが、これは勉強に充てる時間を犠牲にしているので、本末転倒です。お金に余裕があると、勉強に集中することができますし、良い成績は学費の返還免除や就活でのアピールにもつかえます。

ここからは、お金の話からはそれることを書きます。まず、私立大学でできることは、国立大学でもできますし、国立大学の方が、学生数を制限しているので、教育の質が良いです。教授一人当たりが担当する学生数が少ないので、一人ひとりを丁寧に指導してくれます。専門家と直接触れる機会が多いので、大学院や研究職についても身近になります。私大の場合は、学校の経営のために学生を集めている側面が強いので、学生ありきではなく、経営ありきです。また、教授と学生の間に講師のような人がおり、学生と教授陣の距離が遠いです。

就職活動について。ここでも国立大学が有利です。推薦状が学生課に届くので、就職活動をそんなに頑張らなくても面接2回くらいで内定がもらえます。(私の場合も、エントリーシート一枚と面接二回きりで、業界最大手の企業から内定をいただけました。)大手企業の推薦状を獲得するためには、学内でよい成績をとる必要がありますが、私立大学だと、推薦状そのものがほとんどこないので、エントリーシートを何十件とだし、面接もたくさん受けないと内定にありつけません。国立大学は入学に5教科7科目が必要である点や教育の質がある程度保証されているため、日本の企業は国立大生を好んで採用するのだそうです。(私が就職した最大手企業でも国立大学出身が9割以上です。私立は早稲田慶応に交じって、たまに上智とか法政が一人いるくらいでした。もちろん、企業によっては私大が多いところもあるようですが。)昔は、私立大学はOB/OGによって就職が楽ということもあったようですが、近年は、不況が続いているので、大学生の本当の実力を見る企業も増えています。

よって、大学が社会人一歩手前の教育機関であることを考えると、私立大学に残っているのは、ブランドイメージのみとなります。国立大学びいきになってしまいましたが、世の中だいたいこんなもんです。社会人3年目にもなると、大学のブランドイメージはあまり気にしなくなるものですが、若い世代だとどうしても気になるところはありますね。また、人生は一度きりですし、若い時に一つのことに注力し、成し遂げたという経験は貴重なものだと思います。受験勉強は努力すれば結果がついてくる数少ないイベントごとなので、質問者様が行きたい大学に進めばよいのではないかと感じました。

ご健闘をお祈りしております。
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ほぼ一文無しの貧困な状況であれば、まずは働いて金を稼ぎ、余裕が出てきたところで大学。

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やはり、慣れている日本が一番でしょうね。



日本も物価が高い、、と言われていますが、

アメリカ等と比べたら、そんなの比でもありません。
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