こんばんは。無謀であり間抜けな質問であることは承知の上で、質問させていただきます。
私は来年の春より、九州のとある私立大学で非常勤講師を務める予定です。そして様々な事情もあり再来年の春からは常勤講師となる予定で、それを機にというわけではないのですが博士後期課程への進学も計画しています。工学系です。もちろんまだ受験前です。
つまり、もし大学院に入学すれば、九州の私立大学で常勤として働きながら、博士課程で研究もするという立場になります。博士後期課程は、京都大学か東京大学に進みたいとなかなか壮大なことを考えています。
そこで質問なのですが、九州の私立大学で常勤講師をしながら、京都大学や東京大学の博士課程に通うなど、現実的に可能なものでしょうか?もちろん、博士課程の研究は多忙を極め、常勤講師との両立が出来たとしても自分のプライベートは全くなくなることは容易に想像できます。ただ、お聞きしたいのは、仮に受かったとしてどのくらいの頻度で研究室のゼミに参加すればよいのでしょうか?京都大学については社会人選抜がありますので、社会人であるという立場をある程度理解していただけるのかなと思いますが、しかし九州からとなるとどうなんでしょう?
東京大学は社会人枠というものはなく、博士後期課程は一般入試と同じ扱いだそうです。社会人という立場を理解していただけるなら、2週間に1度くらいの頻度で京都や東京に行けばよい、それ以外はzoomなどで対応するなどということが現実的に可能なのでしょうか?また東京大学は常勤講師の大学の場所が九州であり、そこに拠点を置いたままという時点で受験すらアウトなんでしょうか?
お聞きしたいことはたくさんあるのですが、まだまだ私自身が漠然とした目標値しか持っておらず、博士後期課程への入試については初心者程度の知識しか持ち合わせていないため、あまりに拙い質問で申し訳ありません。
ちなみに私は、都内の私大工学部卒、国立大学工学修士卒です。博士後期課程の経験のある先輩方の意見をぜひお聞かせ願いたいと思います。
No.1
- 回答日時:
無理でしょうね。
たとえば、企業で研究職を務めながら、大学に籍を置いて、企業での研究を中心とした学位論文を書くということなら可能でしょうけど、その場合でも自分の出身大学など何らかの縁のある研究室に所属するのが普通です。
あなたのような場合、いったい、いつ、どこで研究をするのでしょうか。東大や京大の博士課程の学生であれば、毎日、朝から深夜まで研究室にこもって実験などを行うのが普通であり、前述の企業関係以外ではそれが求められます。まあ、研究室によって状況は違うでしょうから、どうしてもというのであれば尋ねてみれば良いですけど、あなたのような経歴の人にそういうことを頼まれた場合に、受け入れてもらえるかどうか疑問ですし、それ以上に、学位が取得できるかどうか疑問です。
九州で非常勤ということであれば、常識的に考えて、九州の国立大学というのが順当なところであり、福岡県あたりであるなら九州大学あたりが最高でしょう。それでも簡単な話ではないと思いますよ。非常勤として講義をするにしても、講義のためには準備が必要ですし、試験などの業務もあります。おそらくあなたが思っている以上に時間を取られるでしょう。
まあ、常勤の講師として採用されて、そこで研究ができるのであれば、少しは状況はマシにはなります。しかし、そもそも、私立大学とは言え、理系で博士号のない人を常勤の講師として採用するでしょうか。仮にそういうところがあったとしても、そこは研究ができるような設備のあるところでしょうか。その辺りも疑問ではあります。
>2週間に1度くらいの頻度で京都や東京に行けばよい、それ以外はzoomなどで対応するなどということが現実的に可能なのでしょうか?
あなたは理系でしたよね?しかも実験系ですよね?無理です。大学院というのは教えてもらうところではなく、研究をするところです。いったいどうやって成果を上げて論文を書くつもりですか?東大や京大であれば少なくとも3報程度は国際誌に論文を発表することが求められるはずです。それができますか?
なんか、全体として、いわゆる学歴ロンダリングの一貫と捉えているような印象を受けますし、大学院の何たるかを理解していないようにも思えます。オリジナリティーのある研究成果をあげなければ博士号は取れません。zoomで教えてもらうことでいったいどういうオリジナリティーが出てくるというのでしょうか。
No.2
- 回答日時:
>博士課程の研究は多忙を極め、常勤講師との両立が出来たとしても
「常勤講師の仕事は多忙を極め、大学院との良質ができたとしても」とは考えないんでしょうか。
非常勤ならともかく、常勤講師(=専任講師)の「常勤」の責任と忙しさをわかっているのでしょうか。授業を担当するときだけ大学にいればいいわけじゃないんですよ。常勤(専任)になれば、授業以外の仕事もいろいろ回ってくるんですよ。
そもそも、あなたを常勤で雇ってくれる予定の大学が、他大学の博士後期課程に学生として在籍する「二足のわらじ」を認めてくれるか、という問題があるんじゃないですか。
給料もらって専任として仕事をすることを、「大学だから」「研究のためだから」と軽く考えていると、痛い目に遭いますよ。
ご回答ありがとうございます。来季より非常勤講師として赴任する予定の大学から、博士課程への進学を強く勧められたので、博士課程への進学を真剣に考えるようになった次第です。
No.3
- 回答日時:
すでに回答が2つあり妥当なものだと考えます。
そもそも質問者は九州のとある私立大学で非常勤講師を務めることが決まっているんですよね?
再来年の春からは常勤講師となることが決まっているんですよね?
しかしながら博士の学位を持っていない?
しかも工学部ですか?
これらの条件を満たすこと自体非常にまれです。
どうやって非常勤や常勤になれたのか。
よほど強力なコネがあったのではないでしょうか?
例えば修士を出た大学でそのような口があったなど。
もしそうであって、仮に何のコネもない状態で東大や京大に九州にいながら博士をとろうと思っているのであればまず無理でしょう。
そもそもこのようなサイトでこのようなことを聞くこと自体、どれだけ無理かがわかっていないと言うことです。
自分で書いている通り、無謀であり間抜けな質問です。
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
大学や教員によってまるで対応は違うでしょうから,理由を特定することは不可能でしょう。
ただ,他の方もおっしゃっているように,博士課程ではほぼ一人で勉強をして研究をしないといけません。テーマは最初は指導教員から指定されるでしょうが,その方向性は実際に研究をしている学生に任されるのがほとんどです。また博士号を取得したあとの就職はかなり門が狭い,というより就職先が少ない。ですから,指導教員としては,まず本気で進学する積もりか?就職できなくてもいいか?を確認し,卒論・修論のパフォーマンスを通して,一人で筋のいい研究ができるかを判断します。たいていはお断りしてきました。僕の前任の教授はもっと厳しかった。事前に予定指導教員と面談して研究内容について議論し,少なくとも2年分の研究計画で同意を得ないと,受け入れ承諾書は誰も出しません。博士課程進学では,学力や英語能力は修士受験の際に判定済みと考えますので,そういった筆記試験は最小限になっています。他大学等からの受験生にはある範囲で課すこともあります。ですから,合否を決めるのはその指導教員との間の研究計画とその実現性がメインです。
ただし,指導教員が誤解していることや,その人物についての調査が足りてない場合もあります。面接後に,30年間で一人だけ教室で反対したことがあります。指導教員は積極的に受け入れると表明しましたが,別の理由を根拠に,ほぼ全員で反対しました。不合格でした。が,このくらい稀なことだと思います。博士課程の学生が卒業できるかどうかは主に指導教員の責任ですから,たいていは,その指導教員が覚悟があるなら認めます。
ご回答ありがとうございます、大変参考になります。現役の大学教員の方でしょうか?京都大学のパンフレットを見ますと、博士後期課程の志願者に対して、ほぼ全員が合格しています。これはやはり、受験に先立って指導教授が入学を認めたということなんでしょうね。また京都大学については口頭のみですが、東京大学に関してはTOEELのibtスコアを提出するようになっています。ダメかも知れませんが自分ならに動いてみたいと思います。
No.5
- 回答日時:
No.2です。
お礼コメントを読みました。>来季より非常勤講師として赴任する予定の大学から、博士課程への進学を強く勧められた
そうですか。それなら、博士課程進学を勧めた勤務先(予定)の教授と、そして修士課程のときの指導教員に相談するべきでしょう。
その大学で常勤講師を務めながら、遠方である東大や京大の院に通って博士号を取ることは、勤務形態上、可能なのかどうか。大学の就業規則や倫理規定(職務に専念する義務)に違反しないのかどうか。
あなたが勝手に想定している「2週間に1度くらいの頻度で京都や東京に行けばよい、それ以外はzoomなどで対応」してくれる奇特な研究室があるのかどうか。
常勤講師として在籍しながら院に通うことが許可されたとして、あなたが東大や京大の院で失礼なことをやらかしたら、あなたの本籍である勤め先の大学や上役に当たる教授にも迷惑がかかります。進学先は勝手に選ぶのではなく、受験時の所属先の教授と、受験する研究室の教授の両方に、きちんと話を通しておかなければなりません。
ちなみに京大院(工)の社会人特別入試は、所属先の推薦があることが条件になっていますね。これはNo.1さんが指摘するように、博士課程を受ける社会人というのは、企業の研究職で、企業と大学院の共同研究の一環とか、企業から「出向」するような形で院進学するパターンを想定しています。だから双方の事前了解が必要なんです。
博士課程への進学を勧められたのは、他の回答にもあるように、工学系で「博士号なしの教員(非常勤であっても)」というのが非常に希なケースだからでしょう。大学としては一刻も早く「博士号持ちの教員」になって欲しいのです。特に常勤(専任)の教員の博士号の有無は、大学の外部評価に影響します。博士号なしのままだと、いずれ教授会でも問題視されるでしょう。あなたの採用を推してくれた先生の立場が悪くなる可能性もあります。
決して、学歴ロンダリング的な上昇志向を叶えるために博士課程進学を勧めてくれたのではないと思います。
おそらく、博士課程進学=博士号取得を強く勧めた先生の想定としては、修士修了した出身大学院の博士後期課程に行くか、勤務予定の大学最寄りで、勤務と通学の両立が可能な範囲の大学院を想定しているのではないでしょうか。
というか、そもそも、修士課程からの研究の継続性は?
まず「大学院の名前ありき」なのが非常に気になります。
学部から修士くらいは研究室を変えるのはアリとして、修士から博士後期で、指導教員を変えて研究テーマもそれに合わせて変えて、というのは普通はしませんよね。せめて、修士課程での指導教員の共同研究相手だとか、そういう関連性が必要ですよ。
博士後期課程進学については、修士の出身研究室の指導教員に相談することではないですかね。その九州の私大への就職についても、指導教員が何も知らないということはないのでしょう?
今後、同じ分野の研究業界で生きていくつもりなら、別の研究室で誰かに師事する場合、事前に恩師への義理は通しておくべきですよ。受験した院の教員が、あなたの恩師に問い合わせる可能性もあります。そのときに恩師が何も知らなければ、受験先の教員に「恩師に対して最低限の常識も礼儀もわきまえない、面倒なやつだな」と思われ、狭い業界ですからその噂が広まって、回り回って将来に影響する可能性がありますよ。
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