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知的障害のある自閉症とアスペルガーやグレーゾーンって全て同じASDなのでしょうか?
メンサ会員になるほど知能の高いグレーゾーンの友人が居るのですが、あまり他人に興味がないのと珈琲と酒に対するこだわりが強い点以外は全くおかしいところがありません。

先日知的障害ありの自閉症の人を初めて見たのですが、腕を噛んだり、自分の頭を叩いたり、奇声を発したり、想像と違ってかなり驚きました…
医学的な区分としても、知的障害あり重度自閉症とアスペルガーは同じ部類なのでしょうか?
気になったので、教えて欲しいです。

質問者からの補足コメント

  • ジェイコブ・バーネットという重度自閉症と診断されたアメリカの天才数学者がいますが、TEDトーキングで彼の容貌や話し方を見ても、先の自閉症者と違って取り分けおかしいとは思いませんでした…

    重度自閉症の中でも知的障害の有無によってそれほど大きな差があるということなのでしょうか…

      補足日時:2022/02/06 20:45

A 回答 (4件)

>知的障害のある自閉症とアスペルガーやグレーゾーンって全て同じASDなのでしょうか?



あなたは2つの軸をごちゃ混ぜにしています。
きちんと分けて理解ましょう。

まず、X軸とY軸を直交させて構成される四象限の図をイメージしてください。関数グラフを書く時に使う例のアレです。

次に、そのX軸を「ASD軸」と呼びかえます。
ASD軸をプラス方向に行けばいくほど「(旧称)アスペルガー症候群」の傾向が強いことを意味します。反対に、マイナス方向に行けばいくほど「(古典的)自閉症」の傾向が強いことを意味します。

そしてY軸は「IQ(知能指数)軸」と呼びかえます。
IQ軸をプラス方向に行けば行くほど「IQが高い人≒知的レベルが高い」という意味になります。
マイナスに行けばいくほど「IQが低い人≒知的障害が重い」という意味になります。

「定型発達」と呼ばれる人は、この座標面の原点付近に分布が集中します。
(一部の定型発達者は「IQ軸」の垂直方向に縦長く分布もしていますが少数派です)

一方「発達障害」と呼ばれる人たちは、この座標面の原点エリアから遠いところに分布しています。原点エリアから離れた四象限のどこにでも散在しているのが発達障碍群である、とも言えますね。

あなたの友人は「ASD傾向があるがグレーゾーンである」「IQが高い」という2つの条件から、第一象限のなかにいます。更に詳しく見ると、その人はASD軸のプラス方向に中間ぐらい進んだところから、さらにIQ軸のプラス方向の中間以上に高い位置、に存在していることになるでしょう。

一方、知的障害が重度で自閉症傾向も重度の人は、第三象限に分布しています。あなたが目撃した方は、動作に衝動性や落ち着きの無さも顕著にあったようなので、チック症状や「ADHD」傾向もハッキリある方だったのでしょう。

そこで、上のイメージで作成したXY軸の平面座標系に、今度はZ軸を直交させて、三次元座標を形成してください。そのZ軸が「ADHD軸」というわけです。

三次元座標系で言えば、あなたが目撃した方は、ADHD傾向がハッキリある、ADHD軸のプラス方向の空間に分布している人です。一方あなたの友人は、Z軸方向にはプラスでもマイナスでもない、おそらく原点付近にいる方だと考えてよいでしょう。なお、「ASD傾向がハッキリある」と診断されるタイプであれば、動作性は鈍いので、そういうタイプはADHD軸のマイナス方向に分布するのだ、と考えて下さい。

>医学的な区分としても、知的障害あり重度自閉症とアスペルガーは同じ部類なのでしょうか?

現在の精神医学では、重度自閉症とアスペルガーを統合してASD軸を作成しているので、同じと言えば同じです。しかし実際には上に説明したように、三方向のベクトルがあるので、個体の分布している象限が異なっているということです。

できるだけシンプルに「違い」を説明したつもりですが(もっと精度を上げた説明をするばあい、ASD軸とかADHD軸という説明ではいけないのですが、かえってややこしく感じると思いますので、やめときます)、分かりにくいと感じた場合は、あなたの友人に私の書いたこの文章を読ませたら、もっと上手にかみ砕いて、より正確なイメージで、あなたに教えてくれるかもしれませんよ。

ちなみに私はASD傾向があなたの友人よりも顕著にあります。
IQの数値は一生を通じて固定されたものとは言えないので、明記すると情報としては不正確になるのが個人的にイヤなので多少幅を持たせておきますが、IQ100以上130以下(平均よりは高いがメンサ会員ではないレベル)の人です。参考に。
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現在アスペルガー症候群は、精神疾患の診断・統計マニュアル (DSM)では、自閉症スペクトラムの中に含まれるとして、診断基準にはありません。



あなたの会われた自閉症の方は、知的障害を伴う自閉症者としては典型的な方かと。とくに、普段とは違う環境に置かれた、言語表現を持たない自閉症者が、パニックを起こしているときとしては。

自閉症の特徴として、三項関係の理解があります。それが出来ないと他者からの視点が持てないとなります。また模倣が苦手。聴覚過敏。こだわり。ルーティンを好む。場所見知り、人見知り。不器用などが、基本的な特徴と言えます。

知的障害を伴わない場合、これらを認知機能が補う働きをします。また、知的障害を伴っても、環境次第でソーシャルスキルを獲得することもあります。
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補足、人により様々ですが、自閉もも知的も



重度、中度、軽度様々です。

人によって出方や併発してるか、それぞれの併発してる部分の重、軽もバラツキがあります。

頭は良いけれど自閉が重いタイプも。もちろんその逆もあります。

とにかくいろんなパターンあると思います。

そして実は健常者と障害者もはっきりくくれるものではなく、グラデーションなんですよ。

だから自閉症スペクトラムです(もうこの名前はもしかしたら使われてないかな?

スペクトラム=虹はっきりしないもの、グラデーションの意味だったと思います)

だから普通の人の中にも発達の特性ある人がいるんですね。

それが強く出るか弱く出るか、社会に今いる環境に適応出来るか、本人の生きずらさは、で障害か診断していきます。

だからとっても診断が難しいみたいです。
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広汎性発達障害ですからね。

字の如く範囲は広いんです。

同じくくり、難しいですね。かなりだから個人差でてしまう。

当事者です。私は軽度の発達障害、軽度の知的障害です(グレーゾーンに近い)

高機能だと医者や教師にもいるらしいです。

後者の知的に強いタイプなら中度、重度よりの知的障害で施設にいるタイプも多いでしょう。

知られてないけど自閉症と知的障害って併発も多いし。

そういった障害が分かりやすいほど発覚が早く、支援を受けやすいメリットもあります。

逆に上記の高機能は得意が見つからず、障害の凸凹が強く出た場合、環境不適応が出る方もいます。

そして実は一番多いのは発達障害も軽度、知的グレーゾーンとの併発(軽度の知的障害も含む)

普通の人のIQは100で軽度の知的障害
は70以下ですからその中間の人がいるというわけです。

国の基準の引き下げで知的障害にならなくなった人たち。私がIQ69で小学3年から学習につまづき、九九も出来なかったことを考えると(文章は問題ないタイプでした)

グレーの方もかなりつまづくようなんです。子供の時にすでに。個人差ありますが。

ただ見た目は少し接しただけではまず障害がわからないので、

これらの人たちを私は「隠された障害者」と呼んでます。

親も幼少期、ただ不出来な子、プライドで認めたくない、親自身もグレーな障害等で発覚が遅れるのです。

自閉、知的、発達は字のこどくグラデーション、広い範囲にわたるのです。
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