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日本人は、悲劇的な生涯をおくった英雄が好きですね。

道真が、頼朝より義経(判官贔屓で)が、家康より秀吉が、大久保より西郷が好きですね。

なぜ、日本人は悲劇的な生涯をおくった英雄が好きなのでしょうか?

A 回答 (11件中11~11件)

日本人が好きなのは「自分の思い通りの人生を生きた人」なんだと思います。

その結果、日本では悲劇的な結末になることが多い、ということになるわけです。

義経は「自由人」な部分があります。若い時に奥州の野山を駆け巡り、頼朝と合流した後は軍師として自由に采配をふるい、平家を滅亡に追いやるという大成果を上げます。

ただ、頼朝からすると平家から源に政治権力が移り、鎌倉を中心とした支配体制を作るには自由人過ぎる義経は邪魔だった、と考えるのが良いと思います。

西郷隆盛は、本人自身は西南戦争を起こすつもりはなかったのでしょう。しかし彼は若衆宿時代、人望を乞われてかなり長い間宿主をやっていたという話もあるぐらい、面倒見がよい人だったといわれ、実際に西郷が国帰りするときには護衛の人たちがかなりの数に上っていて、彼らの期待を裏切れず、結局「自分の義侠心に殉じた」ことが日本人の心を打つのでしょう。

信長なんかもそうで、彼は既存の日本の仕組みを壊す破壊者でもあったわけで、本能寺の変がなければ日本の歴史は相当に違った可能性がありますが、部下に弑されるという悲劇的な最期が日本人の心を揺さぶるのでしょう。

ちなみに三国志だと日本人は劉備を好みますが、これも「自分の思い通りの人生を生きた(でも目的は達成できてない)」という点が日本人好みで、アメリカ人や中国人は曹操を好むと言われています。

日本人からすると曹操は自分の心は隠して政治権力の中枢を握るわけで、日本人からすると「腹黒い悪い奴」なのですが、米中の人からは「これぞ歴史の大英雄」と評価されるわけで、日本人は悲劇の人が好き、というより「政治や権力で目的を達するより、自由な個人が好き」なんだと思います。
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この回答へのお礼

早速の御回答ありがとうございました。
<日本人は悲劇の人が好き、というより「政治や権力で目的を達するより、自由な個人が好き」>なんですね。
自由が好きな結果<日本では悲劇的な結末になることが多い>というこですね。
国際的にも<日本人は劉備を好み><アメリカ人や中国人は曹操を好む>のですね。
国民性が違うのですね。

お礼日時:2022/05/02 14:54

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