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仏伝に描かれるマーラを、現代の私たちはどのように理解するべきだと思いますか?

A 回答 (1件)

おそらく釈迦の心の動きを「悪魔」のささやきという形で描写したものでしょうね。

たとえば最古の仏典と言われる「スッタニパータ」で悪魔は次のようにささやきます。

------以下(岩波文庫『スッタニパータ』中村元訳から抜粋)

 ネーランジャラー河の畔にあって、安穏を得るために、つとめ励み専心し、努力して瞑想していたわたくしに、(悪魔)ナムチはいたわりのことばを発しつつ近づいてきて、言った、

「あなたは痩せていて、顔色も悪い。あなたの死が近づいた。あなたが死なないで生きられる見込みは、千に一つの割合だ。きみよ、生きよ。生きたほうがよい。命があってこそ諸々の善行をなすこともできるのだ。

あなたがヴェーダ学生としての清らかな行いをなし、聖火に供え物をささげてこそ、多くの功徳を積むことができる。(苦行に)つとめはげんだところで、何になろうか。つとめはげむ道は、行きがたく、達しがたい。」

------引用終わり----

ここでは「苦行を捨てて、バラモンの司祭として活動すべき」と言っているんですよ。
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