雲の形について。
雲のでき方としては、海や地面から水が蒸発すると、水蒸気となって空気にとけこむ。 この空気が上空へのぼり、冷やされると、水のつぶとなって雲になる。と、学校では習った記憶があるんです。
しかし、よくよく空を見てみると小さい雲があっちにもこっちにも点々としてる時ありますよね?あれってどうやってできるんでしょう?
地面と言ってもとても広いですから、水分が蒸発して雲ができるなら、広がった平たい雲ができるイメージをしてしまうのですが、、、
回答宜しくお願いします。
A 回答 (10件)
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No.10
- 回答日時:
> 地面と言ってもとても広いですから、水分が蒸発して雲ができるなら、広がった平たい雲ができるイメージをしてしまうのですが、、、
この下の動画で、右上と中央下と2箇所から水蒸気が出ています。
中央下の水蒸気の流れる方向や様子をみていると、変化が多いことが分かります。 一方、右上の水蒸気はそれほど大きな変化がなく流れます。
狭い道路やビルの合間のようなところではちょっと分かりませんが、大きな広い道を歩いているとき、畑や野原など開けたところに立っているとき、ハイキングで歩いているときに、さわーっと風を感じるのは、ごく短時間でも、ごく局部の狭い範囲での空気の動きは、周囲とは同じではないということを示しています。 風車や風鈴をみていても、空気の流れや状態は局部的で瞬時に変わることがわかります。 仮に、真っ平らな広い場所でも、決して空気の状態は均質でもないし、似たような状況にはならないと言うことを示しています。 水蒸気、湿度の状況でも、温度でも、風(空気の塊の移動・静止)でも同じではないということです。
閉鎖した空間の教室内でも、強制撹拌しなければ、部分部分の空気の状態は違ってきます。
そういうものなのだと理解することが大事だと思います。
雲の塊の底の部分が平になっていることはあります。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1 …
でも、ベターッと雲が広がることは少なくて、多くの場合、いくつかの雲の塊が、ガラスの平面の上に載っているように見えます。①雲は塊状にできることが多い(筋状になるのもあるけれど)、②塊状の雲の底部には何か雲を押し上げる力が働いているように見える ということなのですが、②は押し上げているのではなくて、この高さにまで空気の塊が上昇しないと、雲ができない、この高さになったときに一斉に水蒸気が水滴状のものに変わるということのようです。
詳しい説明は、https://www.s-yamaga.jp/nanimono/taikitoumi/dann …
http://www.max.hi-ho.ne.jp/lylle/kiatsu2.html
大事なことは、高度・気圧・水蒸気の量が関係して最低高度は決まるけれど、①の雲ができる/雲はできないということは、①-1空気の状態で決まるし、①-2空気の状態は場所によって違うので、雲の塊のないところができるということです。
> 小さい雲があっちにもこっちにも点々としてる時ありますよね?あれってどうやってできるんでしょう?
たまたま湿度の高い空気の塊があって、たまたまその塊が上昇したということです。 雲の大きな塊の上の方をみると輝くような白の雲のコブがたくさん見えます。 雲のコブのところとその周囲とは状況が違うのです。 5分間ほどみていると、静止していたようなコブが形を変えていること、雲全体の位置や形も変わっていることが分かります。 変化はするのですが、雲と雲ではない境目がハッキリあり続けるのです。
均質になる、均質で安定状態になることは、自然ではほとんどないと思うのがいいです。
雨の日、曇りの日、晴れの日、時刻、場所をみれば、いつでもどこでも平均的な状況になってしまうなどということは、自然界では起きないことが分かると思います。
No.9
- 回答日時:
添付の写真は、湖に発生した霧(蒸気霧)で、昨年11月29日の日の出直後に撮影しました。
この霧は、湖岸近くで発生していますが、中央付近では全く見られませんでした。湖面からは常に大量の蒸気が発生していますが、普段この蒸気は見えません。特殊な気象条件の時に見ることができますが、これが上空で起きると雲になります。
写真の水面をみると穏やかですが、無風ではありません。この湖岸に10分もいればわかりますが、風速1~2m程度であっても風向も含めて一定に吹くことはなく常に変化しています。揺らいでいる、という表現がピッタリです。
霧が発生している場所でも霧の濃淡がありますが、ほとんど平面的な変化です。これと同じことが上空で起きると、三次元の立体的な変化になるので非常に複雑になるのだろうと思います。
No.8
- 回答日時:
まず、雲ができるのは空気が上昇しているときと考えてください。
この時に空気は勝手に冷えていくのですが、断熱膨張がどうのこうのという説明が必要となってきます。このあたりは省略させてください。問題にしている、広い地面が均一に暖められた場合を考えてみます。層状の空気や液体を下部からゆっくり暖めたときには、一般的にはベナールセルというのができる事が知られています。小さな上昇流がいろいろな所にたくさんできるのが特徴です。上昇流どうしの間には下降流ができます。味噌汁をゆっくり加熱したとき、底に沈んだもやっとしたものが対流によって何カ所も盛り上がってくるのがこの例とされています。
大気の場合も、地面などが暖められてベナールセルができる事が知られています。これによって上昇流のできた所に雲が発生します。勢いが小さいとか、含まれている水蒸気が少ないとなると、雲が小さかったりできなかったりすることがあります。
雲ができるのはこれ以外にもいろいろありますが、質問と関係しそうな所のみの回答とさせていただきます。
No.7
- 回答日時:
雲というのは、空気中の水蒸気が水滴や氷滴となって目に見えるようになったもの。
水蒸気は地球の大気にあまねく含まれているから、条件さえそろえばどこでもすぐに水滴・氷滴になる。
砂漠の空気さえ、北極や南極に持っていけば水滴・氷滴を作る。
水蒸気が水滴・氷滴になる条件としては
・気圧が下がる
・気温が下がる。
たとえば、空気が持ち上げられれば気圧が下がり気温が下がる。
飽和水蒸気量に近い空気の場合、ほんのちょっと上昇気流で持ち上げられただけでも雲ができることがある。
大気は小規模な上昇気流や下降気流の擾乱に満ちているので、くだんの小さい雲が見られることになる。
ほかに、つい10分前まで晴れていたのにいきなり空全体が曇ることがある。
日光が差すなどの条件で気温や気圧、気流の条件が変わり、大気のある層が飽和水蒸気量を超えてしまう。
そのため一気に雲ができる。
逆に、さっきまで曇っていたのにみるみる晴れ上がる、というパターンもある。
雲を語る場合、大気全体の循環を考えるより
「その場の空気が飽和水蒸気量を超えるか超えないか」
を考えた方がよい。
No.6
- 回答日時:
飛行機雲をみることがあるでしょう。
その雲のある付近の全体からすれば、周囲と飛行機雲のあるところ(できたところ)とは、単位体積あたりの水蒸気量に大きな違いはないはずです。 飛行機の排気に含まれる水蒸気もたかが知れてるしエンジンから排気されるところは高温のはずです。水蒸気が水滴になる条件はかなり微妙です。 でも、どこかに水滴になるか、水蒸気のママかの境があることは確かで、その境を超えてしまえば、水滴になるのです。 小さな水滴でも、水蒸気と比較にならないほど密度が高くなるので、(空気の流れの影響や粘性抵抗がありますが)水滴は落下の力を受けて移動します。そうすると水滴にとっての条件が微妙に変わり、水滴から水蒸気に変わってしまうことも起きます。
https://www.hello-school.net/harorika005.htm
雲粒(水滴)は消えたり発生したりを繰り返しているのですが、その付近の状態がちょうど微妙な条件なので、遠くからみると、飛行機雲が残っている状態に見えるのです。
下の動画で大きな雲が動かないのに、手前から雲の方向に雲がどんどん流れていくように見えるのは、「手前から向こうにほぼ水平に移動した空気が、大きな雲のある辺りで、ずっと向こうの山の辺りにある空気を押し切ることができないで、こちらから移動した空気が押し寄せた結果、その辺りで水平移動からやや上昇に方向を変えた」⇒「上昇したために気圧などの条件が微妙に変わって、その上昇したところで水蒸気が水滴になり始める」⇒「同じ地点で次々と雲粒ができる」ということだと思います。
雲が落ちてこないのは、基本的は空気が上昇しているからです。
https://www.sanin-chuo.co.jp/articles/-/84340
https://gigazine.net/news/20180729-how-clouds-st …
雲がぽかぽか、あるいは塊のように空に浮かんでいるのは、自然というのは均質にはならない、湿度でも温度でも、水平位置での分布、垂直位置で分布には、少しづつ違いがあるということです。 テレビの天気概況、天気予報に出てくる水平方向の広がりでみても、気温も、気圧も、風向も違います。もちろん湿度も違います。
その結果、数メール離れたくらいで状況が変わるので、雲のできる場所は、飛行機に乗っていて眺めると、大きさ?50cmくらいのもあるように見えます。 地上に映る雲の影でも1mの違いで、ここは雲の影、こっちは雲なしとわかります。 そのくらい、雲の場所、雲のない場所の区切りは、上空の空気が一様ではないことを示しているのです。 雲は見やすい、識別が容易ですが、温度でも、湿度でも、気圧でも、風向でも、チリや埃でも、一様に分布しているわけではないのです。
https://news.livedoor.com/article/detail/4705842/
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/suikei_kis …
No.5
- 回答日時:
冬場、あなたが吐く息も口の前にで白い霧状に、沸騰するやかんや鍋の湯気も同じ、その間際でだけ白く目に見えるようになりますよね?
いきなり周囲一帯が均一に白くはなりません。
そこだけ水蒸気濃度が高く、かつ冷やされ白く水に戻されているからですね?
質問の雲も同じ、湿度も冷やされる気温も完全に均一ではないから。
条件に合った箇所だけに雲が出来る、その条件の高さに応じて、点在したり、うろこ状になったり、トントン成長し重なり積乱雲(入道雲)になったりしているわけです。
真夏、入道雲が空一面に均一に出来てたら、それは入道雲とは呼びませんよね?
あそこだけ、上昇気流が盛んなのです。
自然環境、大気の状況が均一ではなくムラがある現れが質問の雲です。
雨だって、集中豪雨とかと、一部の地域にだけ降るから{集中}と付くのですしね?
台風も平らで広く均一な物が襲ってきてないでしょ?
広くムラ、差があるから気象現象なのです。
No.4
- 回答日時:
・はい。
そうです。なぜなんでしょうか?
先ほどの回答と同様ですが、風の影響で雲のかたちや配置が崩れそのようになるんじゃないでしょうかね。
自然が作り出す風と雲のアートですよ。
そういうことだと思います。
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