プロが教えるわが家の防犯対策術!

90歳以上になるおじいちゃん
検査で肝臓癌が見つかってしまいました
ただ年齢もあって「手術療法」「薬物療法」「放射線療法」 
はしない
現時点では食欲旺盛だし以前 別の事で入院したさい気持ちが参ってしまい
病院食がたべれず味覚障害になった事があり
それも含め年齢的にもう家には帰れなくなることは十分予想できるので 
もう機嫌良く家で最後を過ごせたらと・・ 

でこのまま放置して 余命どれくらいかと?
現在癌細胞7センチ 肝臓内で転移もみられます
詳しい方 よろしくお願いします

A 回答 (2件)

まず、90歳と言う超高齢者であれば外科切除は適用外になります。



いわゆる、肝癌の診療ガイドラインに依るところから、いくら身体
状況が良好であっても、外科切除術を行うと必ず身体状態が低下す
る事から手術は推奨されません。(適用外という事です)

同年齢から考え得る治療選択肢としては、肝動脈化学塞栓術を考慮
します。

これは足の動脈からカテーテルを肝動脈まで挿入し、肝臓癌近傍の
動脈に抗がん剤を流し込んだ後、動脈枝を人工的に塞栓させる治療
法です。本治療法は俗に「がん兵糧攻め療法」などと呼ばれている
ものです。

同術式によって癌細胞を全て殲滅させる事は難しいですが、無治療
よりも遙かに延命を期待出来ます。

同治療直後は腹痛や嘔気と発熱などの副作用の発現は若干あります
が、手術に比べると身体への負担は遙かに小さいものです。

無症状でご本人が治療を望まれないのであれば、何もせずに無治療
という事も選択肢としてはありますが、肝機能低下に依る黄疸出現
や腹膜播種から腹水貯留などでの苦痛やQOL低下などを考慮する必
要もあるでしょう。

また無治療での余命予測はむずかしいですが、腫瘍の大きさや肝内
転移を起こしている事から、臨床経験的には常識的に考えて1年以
内という程度でしょう。
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これは難しいですねぇ。


ただ高齢者の場合、癌自体の進行は若齢者と比較したら遅いです。なので俗にいう「癌で死ぬのが早いか、他の疾患(持病等)の悪化で死ぬのが早いか」という状態が保たれ、癌との共存下で長期生存例となる可能性もありますが、一方で高齢者の場合年齢的な免疫機能の衰え等の原因で癌を抑えきれなくなり急激に増悪することもありで、予測はつけにくいのが本当のところだと思います。ここまでくるとQOLを良好に保つことを優先するのがよいと思いますので、痛みがない(あってもコントロールできる)状態であれば訪問医療で持続的にケアしていただいて、どうしても入院が必要という事態に陥らない限りは、お家でお過ごしになるのがよいと思いますね。
癌の場合、命を終える数日前までは楽しく過ごせると思います。お大事にどうぞ。
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