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漢文を初めから勉強しなおしているところです。置き字は読まない、書かないということですが、也 という字は、文末にあって断定や強調の意を添える「置き字」のひとつなのに書き下し文にすると「なり」と書くことがほとんどです。(今までの短い勉強の中では) これはどのように解釈すればよいのでしょうか?見分けるポイントはあるのでしょうか? 初歩的な質問で申し訳ありませんが教えてください、よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

「~です」、「~である」くらいだと思います。

この回答への補足

アドバイス、ありがとうございます。
質問が悪かったかもしれません。 書き下し文にするときに 書かない「也」と なり と書く「也」とどう区別するのか? ということなのです。 もしまたよろしければアドバイスお願いします。

補足日時:2005/04/06 07:26
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一つ置いた前の質問に、「漢文の勉強の仕方」というのがありますが、学校で2年、3年とかけて勉強する内容を、このようなサイトで簡単に答えることは無理だと言えましょう。

しかし、あなたの場合は「也」という「置き字」にしぼった質問なので、まあいいと思います。
 ところで、「置き字は読まない、書かない」というふうに言っていますが、本当は「訓読する時に読まない」、「書き下し文にするときには書かない」という意味ですね。
 漢文は本来、昔の中国人が漢字を用い、中国語で書いたものです。だから上から順番に「音」で読んでいて、それで当然意味が通じていた訳です。しかし、日本人には外国語ですから(一部の人を除いて)読めない、書けないという状態でした。その時、日本人はその原文を、「日本語に(当時のことですから古文)に訳しながら読む」という方法を発明しました。この方法を漢文の「訓読」法と呼びます。この頃すでに漢字・漢語が日本に入っていて、当時の知識人にはほぼ理解できる状態になっていたことも幸いしました。だから日本でもっとも古い書物(といわれる)「古事記」「日本書紀」は漢文で書かれました。漢文を勉強するのは、(外国語ではなく)この訓読法を用いて「古文に置き換えた漢文」を学ぶことになります。だから国語の時間に勉強します。

 こんなことを書き続けても終わりそうにないから、質問に移りましょう。「也」は確かに置き字ですが、当然意味はあります。(無意味なら使わなかった)置き字の中の「終尾詞」と呼び、「断定・感動など」を表します。
  ナル    ヤ
 賢  哉  回  也。(賢なるかな回や)(論語)

「哉」は「かな」と読ませていますが、「也」は読ませていません。しかし、「回」の送り仮名に「や」が付けてあります。これは「也」の意味をそこへ持って行ったと考えられます。
 子曰、吾十有五而志于学、三十而立、四十而不惑、五十而知天命、六十而耳順、七十而従心所欲、不踰矩。(論語-為政篇)
(子曰く、吾十有五にして学に志し、三十にして立つ、四十にして惑はず、五十にして天命を知り、六十にして耳に順ふ、七十にして心の欲する所に従ひて、矩を踰えず。)
 ここから「志学」(十五歳)、而立(三十歳)、不惑(四十歳)、知命(五十歳)、耳順(六十歳)などの語が出てきました。
 この原文(漢文の中ではこのように返り点や送りがなが付いていないものを白文と呼びます。本来はおそらく句読点も付いていなかったと思います)の「而」は「置き字」ですが「接続詞」の働きをします。で、読まない時は「三十ニシテ」のように送りがなを付けてその意味を生かしていますが、場合によって読んだ方がよいという時には、「しかして」「しかうして」「しかれども」などと読みます。

 高校で国語の副教材として「国語便覧」というのを買いませんでしたか。わたしの手元に「中央図書」の「新編国語便覧」があって重宝しています。特に漢文の句法などうまくまとめてあります。そんなのがあれば役に立つと思います。
 また、一つ置いた前の質問に答えられた方が紹介していらっしゃるサイトを下のURL欄に書いておきます。なかなか親切に説明してあります。まだ完成していないところもありますが。

参考URL:http://homepage2.nifty.com/o-tajima/kanbun/kanfr …
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この回答へのお礼

お礼が遅くなり、申し訳ありません。 大変丁寧にご回答いただきありがとうございました。 長い歴史のある漢文を短い期間でコツのみをつかみ性急に理解しようとする考えのほうが浅はかであることにも気づきました。参考URLや参考文献を使って理解を深めていきたいと思います。

お礼日時:2005/04/06 21:16

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