
熱力学第三法則「絶対零度にある系ではエントロピーは0である」ことから、もし、絶対零度の系というか、現象系を低温熱源にとれれば、第二種永久機関が可能となる、という記述を見ました。
これが正しいとして、宇宙空間の平均温度がCMBから約2.73K、270℃であり、絶対零度に近いから、これを低温熱源とできれば、100%とはいかずとも、かなり第二種永久機関に近い、いわば、疑似第二種永久機関ともいえるエンジンが可能なのではないか、というアイデアが一瞬、浮かんだのですが、それは、言ってみれば、宇宙そのものをエンジンの一部とするようなものだし、熱のサイクルからしても無理となりましょうか?例え、空間の温度が今より限りなく絶対零度に近いものになったとしても?
A 回答 (3件)
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No.3
- 回答日時:
なんか難しい事を言ってますが、そんなことしなくても...
太陽系の公転軌道上に太陽電池をズラーっと並べて発電すれば 半永久的に発電できます。 発電した電気エネルギーはマイクロ波にして地球に送ればいい。 機械的な故障がなければ50憶年は使えますよ。
No.2
- 回答日時:
永久機関は可能ですよ。
『素粒子と宇宙の疑問 知りたい肝心のところをとことん具体的に解説 ーこの世界は何からできているのか 宇宙はどのように始まり終わるのかー』 https://www.amazon.co.jp/dp/B08DNG1HS1
No.1
- 回答日時:
液体ヘリウムの沸点は、4.2K(-269℃)ですが、液体ヘリウムを使った
疑似第二種永久機関の話は聞いたことはありません。
また、「絶対零度にある系ではエントロピーは0である」とは限りません。
例えば、一酸化炭素のような非対称な分子の場合、絶対零度でも
CO CO OC OC CO OC...
2のアボガドロ定数乗(1㏖あたり)の乱れがあるので、エントロピーは
Rln2以下にはなりません。
得難い情報に感謝。
液体ヘリウムについては、液体ヘリウムを用意し、これを低温熱源に利用する特殊なエンジンを製造、運用するに要するエネルギーや労力を、直接、発電や動力に用いるほうが手っ取り早いということでしょう。
一酸化炭素については、平衡系熱力学において、例えば、物質の温度が絶対零度とは、構成要素である原子や分子の運動、振動エネルギーが0ということですから、言及されている”乱れ”なるものが何らかの運動、振動に対応するものだとすると、それらが0でないのに絶対零度であるというのは矛盾します。したがって、文字通り絶対零度ではないけれど、余りに低温であるため、実際上、絶対零度として扱ってもよいということでしょうね。
ともかく、興味深いご意見、ありがとうございました。
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「宇宙空間の平均温度がCMBから約2.75K、270℃→-270℃」 に訂正します。
補足文に誤りがあったため、再度補足させていただきます。2.75K→2.73K