憲法改正に反対なのに自衛隊に賛成という人は、国内的には軍隊としての地位を認めていない組織に、軍隊と同等の任務と危険と負担を押し付けることを構わないと考えている人でしょうか。
今の自衛隊は国際法では軍隊ですが、日本国内では軍隊ではないという設定になっています。つまり、軍隊としての地位を認めていないのに、軍隊と同等の任務と責任と負担を押し付けているのが我が国の現状なのです。
だから、共産主義者や極左のような「自衛隊廃止」を掲げていない限りは
①憲法を改正し、自衛隊を正真正銘の軍隊とする
②憲法を維持し、自衛隊を国内軍と位置づける
このどちらかの主張をするはずです。
したがって、憲法改正に反対し、自衛隊に賛成している人たちは②を主張するはずです。
そうでないのなら、軍隊としての地位を認めていない自衛隊に、軍隊と同等の任務と責任と負担を押し付けている現状を良しと考えている人ということになります。それこそ、命をかけて国家を守る自衛官に対する冒涜ではないでしょうか。
ちなみに私は、①に賛成です。
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
私も全く同じです。
基本的に最大の問題は戦後日本人の偽善です。結局平和憲法万歳と叫んで偽善をしておきながら、実際上は国防のために武力が必要なので、自衛隊という軍隊並みの武装をした警察組織を保持して警察官に国防を任せて、日本国民はその不都合に目をつぶっているということです。そしてその不都合さをアメリカの属国となることで、米軍に国防の大部分を依存するという卑怯さで補っているのです。理詰めで行けば、質問者さんのおっしゃるように、自衛隊は世界的には当然軍隊として認識されていますし、日本人も実際は自衛隊=軍隊という認識を持っているはずですが、自衛隊は軍隊ではないという建前を信じて憲法9条を護持することで偽善をしていい子ぶっているのです。したがって自衛隊と憲法に関しては以下の2種類の解決法しか本来はありません。
1憲法を改正して国軍を保持する
2憲法9条を守って完全非武装を貫く
しかし日本国民は偽善大好きなので上のいずれとも真剣に向き合う能力がなく戦後70年間憲法は守って自衛隊は軍隊ではないという欺瞞偽善を延々とやってきたのです。
あなたのような方がなんと言おうとこの日本人の欺瞞偽善を解決するのは至難の技です。
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「自衛隊に賛成」というのは、「自衛隊を軍隊とせず、現状を維持することに賛成」という意味です。
自衛隊に賛成なら軍隊にも賛成はなず。
なぜなら、国際法では既に自衛隊は軍隊であり、「軍隊ではない」と言い張っているのはあくまでも国内法との絡みだけだからです。
実態は軍隊であるものを、軍隊として認めず、軍隊と同じ負担と危険を負わせているのが今の我が国の現状です。
だから、改憲して自衛隊を軍隊とするか、改憲しないなら自衛隊は国内軍として、集団的自衛権も日米安保条約も破棄すべきなのです。
間違っても「今の自衛隊を維持」というのは有り得ません。自衛隊に対する侮辱です。