プロが教えるわが家の防犯対策術!

日本企業はなんでイノベーションを起こせなくなったんですか?

A 回答 (7件)

日本人の気質と、教育方法が間違っているためです。

 

日本人は、決まったことを徹底的に最後までやる能力が高い半面、イノベーションに不可欠な、試行錯誤による課題の発見や変化への対応を苦手とする傾向があります。こうした傾向は、天性のものというより、教育に起因するところが大きいと言えます。 逆に言えば、トレーニングすれば、後者の能力も身に付けられるということです。ですから、「教育」はイノベーションを興す上で大変重要なことです。

一方、日本ではイノベーションを興す要素としての「技術」を重視しすぎており、そのことが最近、教育現場へ間違った方向で影響を及ぼしています。

今日本では、イノベーションを興すためにAIなどハイテク技術を熟知する人材を育成しようとしています。 そのため、全員が義務教育でプログラミングを習得することになりました。 しかし、そういった方向性はまったくの見当違いです。

ただし、プログラミングの勉強自体が悪いというわけではなく、とくにコンピューターが好きな子は徹底的に勉強してもらうべきです。 問題なのは、哲学や歴史といった人文科学や情操教育などの分野が、技術に比べて価値が低いと思われている傾向があることです。

シリコンバレーの教育現場ではすでに、これまでの技術面に偏りすぎた思想に対しての揺り戻しが見られます。つまり、テック(技術)の前に、リベラルアーツ(一般教養など)を勉強しなさいというように変わってきています。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

大変興味深いご意見、ご解説の数々、みなさん、ありがとうございました!

お礼日時:2023/01/10 11:08

日本の高度成長期は「西欧に追い付き、追い越せ」が合言葉みたいになっていて、みんなやる気が満々で、活気があり、新しい技術も製品もどんどん取り込み、チャレンジし、成長してきました。



ですが、30年ほど前から日本は成長が止まって経営者たちは「守り」の姿勢に入ったんです。
イノベーションを起こせるのは余裕がある大企業ですが、大企業の社長はほとんどが雇われ社長で、任期が3年とか5年くらいなんですよ。
なので「守り」の姿勢に入ると、リスクの大きなチャレンジをするよりも任期中は無難に卒なく社長業を務めれば済む、と思うようになったわけ。

いまの日本の中小企業にイノベーションを起こせる人材も力も余裕も資金もありません。

日本は中小企業が極めて多いんです。中小企業基本法の定義による中小企業(製造業は資本金が3億円以下、または従業員が300人以下)は全企業の99.7%を占め、働き手の約7割になる3,220万人を雇用しています。
そんな中小企業は取引先の大企業から値上げを認めてもらえず、儲からずに6~7割は赤字と見られています。

中小企業は「多重下請け構造」になっていて、大企業を頂点に1次、2次…と中小企業が下請けの形でぶら下がる構造になっていて、これは高度成長期に発展したのですが、いまでは途中で利ザヤを抜かれるので末端の企業ほど利益は出にくいわけ。

また取引先が大企業1社になっていることも多く、仕事はそこに依存しがちです。事業に独自性がなく、立場が弱くて価格交渉力がありません。
中小企業は取引先の大企業に飼い殺しにされ、大企業の言いなりで仕事をさせられていて、生きて行くだけで青息吐息の状態です。なので、イノベーションに手を出せる人材も力も余裕も資金もありません。

これは日本の社会の構造的な問題ですので、簡単には変えられません。
    • good
    • 1

バブルが崩壊して、失われた30年に


なり、それが未だに続いています。

少し景気が上向くや、
政府は、社会保険料を上げたり、増税したり
日銀は利率を上げたりして
景気回復の芽を摘んできました。

こういう状況なので、経営者が内向きに
つまり新規事業を開拓したり、イノベーションを
起こすのに慎重になったのです。

それで、企業は投資をせず、内部留保として
ため込むことをやっています。
其の額500兆円を超えました。

だから、社員の給与も上がりません。
せっせとため込むだけです。

こういう状態が続いているので
イノベーションが起こらなくなったのです。
    • good
    • 0

世の中全般、中抜きが利口な商売のやり方だと思い込んでいるから

    • good
    • 0

昔からです。


リーディングイノベーション、、

ベリー、
ディフィカルト、、、
    • good
    • 0

もともと日本は革新的、画期的な技術開発や発明は不得意です。


「起こせなくなった」わけはなく、昔から大して変わっていません
    • good
    • 0

「イノベーション」ってのは、新しいことをやるってことになりますよね?ということは、失敗のリスクも高いし、成功するとしても、半年先、1年先ではなくて、もっと先かもしれない。

それまでは、ずっとマイナスが続く。
高度成長期は、社長=創業者が多く、リスクが大きくても、赤字が続いても、クビにならない。

でも、その後、サラリーマン社長、雇われ社長が増えてきました。
そうなれば、大きなリスクある投資の決断は困難だし、赤字が続けば、社長解任、クビになるかもしれない。
となれば、新しいことをやらず、これまでうまくいったことを継続するのが安パイです。
そして、新しいことは、どうしても「失敗」があります。完璧主義者は、失敗を嫌います。
日本のサラリーマン社会は、「失敗=落伍者」って感じもあり、欧米と違って、1度の失敗も許さない雰囲気もあります。

で、イノベーションが起こらなくなりました。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!