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過激な部分しか報道されてこなかった
成田空港 反対の運動って

ぶっちゃけ何なんですか?

移転や接収の額を釣り上げたかった?

それとも左翼の国家転覆?

A 回答 (5件)

千葉県出身です。



まず、成田空港問題は、羽田空港の離発着が頻繁になって、当時の技術ではこれ以上滑走路などを拡張できない、ということになり、代替空港を作ろうということからスタートしています。

この時、成田以外にも候補地はあったのですが、成田には御料牧場があり、そこを接収すると他の場所よりも早く作れるだろう、ということで成田に新空港を作ることが決まりました。これは1970年のオイルショックの前で、ちょうど民間機がジェット機化して航空機需要が爆発的に伸びていたことに由来します。

なので当時の政府は急いで新空港を作りたかったわけで、かなり強引に成田を候補に決めた、といういきさつがあります。

 地元から見れば降ってわいたような空港建設の話で、しかも成田の前には隣の富里町が候補地になり激しい抗議で白紙撤回されてからの成田決定ということで、地元の農民たちが非常に激しく抵抗し、土地収用が進まなくなっていったのです。

で、政府と地元民たちが膠着状態になっているところに現れたのが、中核派で1970年の安保闘争が政府の日米同盟延長という形で終わり、警察の厳しい取り締まりもあって《新たに政府にダメージを与えられる闘争地》ということで、成田に大挙してやってきたところから、成田空港反対運動が過激になったのです。

この中核派を軸とする左翼組織は、様々な妨害工作というかテロを行い、警備中の機動隊員を殺害したり、開港直前には管制塔を乗っ取って開港を遅らせたり、と様々な妨害工作をおこなっていて、その影響は実は千葉県全土の及ぶほどのものでした。

当時、千葉県の土地収用委員長は交代するごとにテロ組織に襲われ、結局なり手が居なくて2004年に収用委員会が再建されるまで、千葉県には土地収用する手段がなく、結果的にインフラ整備がものすごく遅れたのです。

>移転や接収の額を釣り上げたかった?

地元民だけでやっていた時は、そういう意図もあったかもしれません。

>それとも左翼の国家転覆?

中核派を中心に左翼ゲリラが成田に拠点を置いてからは間違いなく、こちらのほうが主体になり、過激な行動をしていた、といえます。

当時、日米安保闘争が終了し、成田ぐらいしか過激な闘争をする場所がなくなっていたうえに、国鉄がJRになったことで左翼の過激な国鉄の労働組合(動労)が解体状態になったことで、さらに成田に参加する人員が増えたことも一因となっています。

つまり、成田空港闘争というのは「196年代からバブルに向かう、日本の経済成長の中のゆがみを受けた左翼の最後の吹き溜まりだった」ということです。

なので、実態としても成田空港闘争は「過激派の最後の砦」であり、その過激さが全国的に報道されたので、今でも記憶に残っている人が多い、ということなのです。

ちなみに、1980年代になるとそれまで不可能だった羽田空港の地盤改良ができるようになり、羽田空港の拡張工事が始まります。当時の成田は滑走路が1つ、羽田は2つだったのですが、羽田に新しい滑走路が1つ増えて、成田空港に頼らなくてもよくなったことも、テロが激減した要因の一つでもあります。
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空港1つぐらいで国家転覆などしません。

妄想も大概にしましょう。
勝手に建設を決めてかなり強引に用地取得をしたので、その反発です。
農家は、良い土を作るために落ち葉をすきこんだり石灰撒いたり、あれやこれや年中手を掛けています。いきなり、空港作るからよそへ行けとか言われても反感しかありません。
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様々な思惑が入り交じった結果です。


先祖の土地を守る為
お金をつり上げるため
左翼が国家転覆を謀るため

反対運動に「革命」を目的とする新左翼の各勢力が合流し、死者を出す警察との衝突、各種テロ事件、さらには反対運動内部での主導権を巡る派閥抗争・内ゲバといった、様々な事件が発生。
中核派,社学同,革労協の三派全学連→北原派
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地元を置き去りにした過激派の活動現場です。


みんな迷惑していました
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農家が何十年と先祖代々受け継いできた農地を


いくら国家といえども簡単に摂取するのはおかしいだろう
というのが原点で沖縄県の辺野古基地と似ています

>それとも左翼の国家転覆?

それは戦前の考え方です
戦争に負けて日本は天皇主権ではなく国民主権になりました
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