(高校1年でまだ習い始めたばかりなので、解くポイントを教えてください。)
『「生ひたる」の基本形と活用の種類、この場合の活用形を答えよ。』
という問題です。
答えで、基本形は「生ふ」、活用形は「連用形」というのは納得出来るんですが、活用の種類が「ハ行上二段活用」というのがどうも納得いきません。
ハ行上二段活用なので
「生ひ(ず)」「生ひ(たり)」「生ふ」「生ふる(時)」「生ふれ(ども)」「生ひよ」
が正しい答えなのだろうと思うのですが、
ハ行四段活用と考えて
「生は(ず)」「生ひ(たり)」「生ふ」「生ふ(時)」「生へ(ども)」「生へ」
でも成り立つ気がしてしまいます。(私の勝手な思いこみですが・・)
この問題集の答えの解説を見ると『一見四段活用のように見えるが、下に「ず」をつけて「生ひず」とするとイ段音になることから上二段と判断できる。』
とあるのですが、そこで「生はず」じゃダメなの?って気分になってしまいます。
一体、どうしたらしっかりと判断できるのでしょうか?何か判断するポイントがあれば教えていただけると助かります。
よろしくお願いします。
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
古文の場合,「気がする」のような感覚的な判断はしない方がいいと思います。
特に,「生ふ」のように,現代文では用いられないような単語の場合は。上二段活用は現代文にはありません。
現代文の上一段活用は,一部は古文でも上一段で,一部は古文では上二段です。
「見る」は前者の例で,
古:み み みる みる みれ みよ
現:み み みる みる みれ みよ(みろ)
「過ぐ」は後者の例で,
古:す+ ぎ ぎ ぐ ぐる ぐれ ぎよ
現:す+ ぎ ぎ ぎる ぎる ぎれ ぎよ(ぎろ)
下二段の場合,現代文の下一段はすべて古文では下二段です。古文で唯一,下一段とされる「ける」は現代文では五段活用になります。
このような理解はしていくべきですが,現代文では用いられないような単語は,辞典でしっかりと活用を確認していくべきだと思います。
われわれは,「書か(ない),書き(ます)」だから「書く」は五段活用だ,と考えますよね。先に「書かない」という形が出てくるわけです。でも外国人に日本語を教えるときには,「書く」は「カ行五段活用だ」とまず覚えさせて,「ない」につなげるときは,未然形で「書か」になるから,「書かない」ということになる,と考えさせるのです。
具体例を用いて説明していただき、本当にわかりやすいです。
現代文の上一段活用の場合・・
「着る・似る・煮る・干る・見る・射る・鋳る・居る・率る」が古文でも上一段活用で、他のは全て上二段活用となる。
現代文の下一段活用は古文では全て下二段活用となる。古文で唯一の下一段活用は「蹴る」しかない。
ということですよね・・!?
この点を注意してまた、辞書を用いながら、この先も学習していきたいです。
回答ありがとうございました。
No.4
- 回答日時:
そうですね。
専門家でもないかぎり迷いますよね。紛らわしい動詞には「ズ」をつけて判断せよ、と習いましたよね。それもわかってらしゃるようですし。
動詞の活用形などの判断には
活用形をおぼえる。
数の少ない活用の動詞を覚える。
助動詞、助詞などからのアプローチ。
などがありますが、それらを用いてもわからないものは、覚えてしまうのがいいのではないかと思います。
この問いには助動詞からアプローチしましたよね。
学校でもらった文法書などにも
「紛らわしい動詞」などの欄があると思いますが、それを使って覚えてください。
私の使った本には「生ふ」はのってませんでした。
その都度覚えるのがいいんだと思います。
判断のポイントはつかめていると思いますので、あとは知らなかったものを覚えるのがいいですよね。
(「迷う」って気持ちを分かって頂けて少し嬉しい・・デスo(^▽^)o (ぇ))
参考書に「紛らわしい語の識別一覧」というのがあったので(私のも生うは載っていませんが。)、それと辞書を使いながら、その都度覚えていきたいです。
回答ありがとうございました。
No.2
- 回答日時:
そこまで、細かく覚える必要は内容に思いますが・・
そこまで、たくさん、品詞分解して何形か答えろっていう問題はないですからね。
しかも、文中から大体は推測できますので(この場合もわかる)そこまで気にする必要はないですよ。
「細かく覚える必要はないように思いますが・・」と言われて少し安心しました。私はいちよう進学校なのですが、みんな本当頭が良く・・、「私だけ、全然理解出来てないじゃん!!!涙」という気持ちになることが多々あります。なので、こう言われると、みんなそんなモンなんかな・・と思えて、気が楽になりました。これから先そこまで神経質にならずに問題を解いていくようにします。
回答ありがとうございました。
No.1
- 回答日時:
「生ふ(おふ)」の未然形が「生はず」なのか「生ひず」なのか、辞書で見るしかないでしょう。
辞書は膨大な文献を元に、書き間違いなどを除外して一般的なものを集めたものなので、ひとまずは(古文入門段階では)信用しましょう。私は一般人としては古典をよく読むほうだと思いますが、「生はず」は見聞きしたことがありません。質問者さんが「「生はず」じゃダメなの?」と感じるのは、もしかすると「負ふ」(四段活用)→「負はず」との混同があるのでは?
まだ、古典を読む習慣がないので「生はず」という言葉は使わない。という事が判断出来ませんでした。確かに、「負はず」と混同していたという面もあったかもしれません。
これからは、もっと辞書をどんどん使って一つ一つの語句を確実に覚えていきたいです。回答、ありがとうございました。
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