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「高く 厚い 壁」は、「高い 厚い 壁」と言えないのは、形容詞は名詞を修飾するものであり、副詞はその他を修飾・・・すると思います。

この場合の、の高くは、形容詞を修飾する副詞でよろしいですか?

形容詞が活用して、高くなった・高くなりますというときは、形容詞の連用形ですね?でも、名詞を修飾してないので、副詞と説明したほうが分かりやすいのでしょうか。

形容詞が「く」で終わると副詞になると習ったという人がいるのですが、外国人向けの国語にはこの解釈のほうが分かりやすくて良いのでしょうか?

形容詞の連用形は、副詞的な役割をするので、副詞と解釈して良いですという説明が良いでしょうか?

A 回答 (4件)

「高く貴き駿河なる富士の高嶺を」(万葉集・山部の赤人の長歌0317の一部)を思い出しました。

この場合「高く貴き」という二つの形容詞は「富士の高嶺」にかかっています。(すなわち連体修飾語)。このように複数の形容詞を並列するとき、前にあるものが連用形になることが多くあります。「清く、正しく、美しく」というのが宝塚で使われていますね。(この場合は「あれ」が省略されているのでしょうか)
 ところで問題ですが、「とても 厚い 壁」だったら、「とても」は「厚い」にかかっている(修飾している)から、副詞といえます。しかし、「高く 厚い 壁」の「高く」は「厚い」と平行して「壁」にかかっています。この場合、「高く」の後に「て」という接続助詞を付けてみると「高く(て)厚い壁」となり、区別できます。

 形容詞・形容動詞の連用形、名詞などは、副詞のように使われることがあります。これを「副詞法」(副詞的用法)といいますが、副詞ではありません。
   __         
 鳥が多く飛んでいる(形容詞)
    ___
 人々は静かに座っていた(形容動詞)
     _
 かれは今来たところだ(名詞)

 副詞の原則的な定義は、No.3の方が書かれたとおり、「自立語のうち、活用がなく、主語にならない語のうちで主として用言を修飾するもの」といわれますが、実は副詞ほど他の品詞との区別が付きにくいものはないといわれています。それは副詞が多くの品詞から転成してきたからです(たとえば「あまり」は、「余り」という動詞→「余り」という名詞→「あまり」)が、あまり細かいこというと切りがないので、これで終わります。
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この回答へのお礼

皆様ありがとうございました。普段、母国語として自動的に話しているので、意識しないことを改めて勉強させられる思いです。高校生向けの国語などのホームページでの説明も読んだりしていますが、皆様のまとまった説明はとても参考になりました。

お礼日時:2005/04/28 01:08

「高く」は、あくまでも形容詞(の連用形)であって、副詞ではありません。


形容詞と副詞は、別の品詞です。

副詞は、「自立語のうち、活用がなく、主語にならない語のうちで主として用言を修飾するもの」なので、形容詞とは、活用の有無、という点で大きく異なります。

それをふまえると、形容詞の連用形は「副詞」と解釈しない方が、良いのではないかと思います。

外国人向けの国語(日本語)なら、なおさら、「形容詞の連用形=副詞」とはしないほうが良いと思います。
なぜなら、形容詞の連用形も副詞と解釈してしまうと、すべての連用修飾語が副詞になってしまうので、活用が違うだけで品詞が違ってしまい、かえって分かりにくくなる、などの弊害も考えられるからです。
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日本語の形容詞・副詞と英語とでは異なります。


英語的には「速い」は形容詞,「速く」は副詞です。
He is a fast runner. の fast は runner という名詞を修飾する形容詞です。英語では名詞を修飾すれば形容詞です。
He runs fast. の fast は動詞 runs を修飾する副詞です。動詞・副詞・形容詞を修飾するものは副詞となります。
日本語では,「大きい」は形容詞ですが,同じように名詞を修飾しても「大きな」は連体詞,「きれいな」は形容動詞「きれいだ」の連体形となります。
「速く」や「大きく」は形容詞「速い」「大きい」の連用形になります。「きれいに」は形容動詞「きれいだ」の連用形です。
日本語で副詞になるのは,動詞などを修飾する活用のない単語です。「ふと」や「やがて」など。
ただ,「高く厚い壁」ですが,「高く」は日本語では,形容詞「高い」の連用形です。英語的にも「高く」は「厚い」を修飾する副詞とは思えません。「高くて」のように,「て」という接続助詞につなげるための連用形であり,英語的にも「壁」を修飾する形容詞だと思います。したがって,最初の説明文は正しくないと思います。
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「高い」も「厚い」も共に壁を修飾する形容詞です。



連用形というのは次に来る単語と接続する際の用法で、その形容詞がどの単語を修飾するかとは、まったく別に考える必要があります。

副詞と呼ぶためには、高いが厚いを修飾する必要があります。
つまり、どのように厚いかを説明する言葉であれば副詞と呼べますが、高いは厚いと並列関係にあり壁を修飾していますので副詞にはなりません。

形容詞の連用形も、続く用言と共に、その後に来る名詞を修飾するので、形容詞と解釈すべきだと思います。

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%89%AF%E8%A9%9E
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