電子書籍の厳選無料作品が豊富!

古文の「し」についての用法です。一つの例文があります。

我が一族の血を受け継ぎし最期の命よ、古代より定められし一族の掟に従う。

「受け継ぎし」と「定められし」は違うでしょう。
「うけつぎし」は「受け継いだ」の意味でしょうか?
「定められし」は「さだめられている」の意味でしょうか?
「し」について、以上二つの用法を説明していただけませんか?

A 回答 (3件)

同じです。


ただし、正しい古文なら
受け継ぎたる
定められたる
と言います。
若い(?)人で古典文法を知らない人が、口語の「た」は文語なら「し(きの連体形)」と思いこんで作った文章です。
ゲームなどによく出てきます。
ついでに言えば、「選ばれし者」も間違いで、「選ばれたる者」と言うべきです。
「き」=過去ににそういうことがあった。
「たり」=そういううことがあって、その結果が今に及んでいる。
ほかにも口語「ない」(形容詞)に相当する文語は「なし」だ、ということから、
「滅びない」は「滅びざる」とすべきなのに、「滅びなき」と言ったりしています。

ついでに言えば「最期の命」も「さいご」が人間の死に関わるときは「最後」ではなく「最期」と書くのだ、という間違った理解に基づいています。

現代日本語の諸相を考察するということなら、これらの「古文もどき」を対象にされてもいいでしょうが、まともな古文を学ぼうとする際には、十分注意しないと、弊害のほうが多いと思います。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

色々書きましたね。なるほど、分かりました。ありがとうございます。

お礼日時:2005/05/01 23:36

うん、変な文ですな。

でも差し当たって二つの「し」は同じものとしか受け取りようはなく、過去もしくは回想を表す助動詞「き」の連体形。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

それはそうですね。ありがとうございます。

お礼日時:2005/05/01 23:32

これって本当の古文ですか?単に擬古典調なだけなのでは?出典は?


文法的には、まったく同一だと思われますけれど。
(受け継ぎし+命)=(定められし+掟)
    • good
    • 0
この回答へのお礼

そうですね。古文もどきです。
早速返事ありがとうございます。

お礼日時:2005/05/01 23:28

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!