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「郤」は「ゲキ」と読むようですが、
どんな言葉の意味があるのでしょうか?
仏教の言葉に関係あるのですか?

A 回答 (4件)

こんにちわ(/は)。



>「郤」は「ゲキ」と読むようですが、

キャク、ケキ、ゲキなどと音読みします。訓読みで、"くぼみ"ですが、あまり見かけませんね。

「郤」は、"隙"という字の"古字体"です。
そして"隙"の代わりに用いる場合もあります。
中国では、形声文字に分類されています。形声文字と、は簡単に言うと文字のある部品の意味とある部品の音声を合成して一字になった文字のことです。もともとは中国で造られた文字なので、日本語の中での「郤」の形声文字のご案内は該当しないので省略します、あしからず。
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>どんな言葉の意味があるのでしょうか?

中国における「郤」の字は、
a:ある場所の名に用いていました。
b:隙間(すきま)の意があります。
c:人の姓にも用いられます。

そして、"隙"の字の代用もしていました。そういうわけで、「郤」の字にも以下の"隙"の字の語義が含まれるようになったわけです。
d:壁の隙間とか、穴の意。("隙"の基本になる意味です)。
e:感情のうえでのいさかいや恨みなどの意。不和・仲たがい(比喩用法)。
f:荒削りで欠点が有る。
g:時間的な空間。
h:空間的な間隙。
i:抜け穴、落とし穴。
j:接近する。隣接する。
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>仏教の言葉に関係あるのですか?

2000年くらいの昔からある古い字なので、仏教に使われることがあるのかもしれませんね。
独断ですが"隙"の字の生い立ちには仏教に関係有りそうな解釈が付いています(私見)。そこから「郤」の字そのものにも仏教関係の意味が含まれるようになったんではないかと想像が出来ます。

中国での"隙"の字の生い立ち;
3000年位前の金文文字(青銅器文字)に原形が有ります。象形文字です。壁の表面の一部に穴が開いています。そこから陽の光が差し込んできている形になっています。意味は、"ここに隙間が有る"です。それから1000年くらい経つとコザト偏が付加されて"隙"の字が誕生しました。コザト偏は"阜"から変化しました。"阜"の意味は"くぼみ・穴"です。

「陽の光が差し込んでくる」の部分が佛様の後光を彷彿とさせるために、仏教の何かに使用された可能性は十分あるんではないでしょうか(まったくの私見です)。

以上、中国製の原書『漢字源流辞典』を参考(^^♪。
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有名な用例を一つ。


『莊子』知北遊篇
「人、天地の間に生くるは、白駒(はっく)の郤(げき)を過ぐるが若(ごと)く、忽然(こつぜん)たる而已(のみ)」

「郤」=「隙」です。
四字熟語で、「白駒過隙(はっくかげき)」があるはずです。

仏教関係で使われるものも、出典は『莊子』だと思います。
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「郤」は、日本の慣用音で「ゲキ」、漢音で「ケキ」、呉音で「キャク」と読みます。


意味は、
一、春秋時代の晋の大夫叔虎の邑の名。
二、ひま、すきま=隙
 (ア)空き地
 (イ)仲違い
 (ウ)骨と肉の間
三、姓。
となります。
仏教の言葉には関係ないようです。
宮城谷昌光氏の『晏子』には、郤克という人物が登場します。このように、「郤」の字は姓に使用されることの方が多かったようです。
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この回答へのお礼

早々にありがとうございました

お礼日時:2005/05/05 16:35

(1)くぼみ。

中央がくぼみ、両辺の間があいたところ。すきま。
(2)漢方医学では、骨と肉のあいだ。

【参考、学研 漢字源 新版】
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この回答へのお礼

ありがとうございました

お礼日時:2005/05/05 16:36

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