
No.7ベストアンサー
- 回答日時:
イギリス・ポンド
1944年以前の基軸通貨はイギリスのスターリング・ポンドであった。二度の世界大戦を経てイギリスの海軍力、市場としての地位は低下し、アメリカに覇権を取って代わられることになった。
アメリカ・ドル
1944年のブレトン・ウッズ協定以降、世界の為替レートはアメリカ・ドルに固定され、一定額の金(金塊)と交換出来るようになった。これにより世界通貨としてのアメリカ・ドルの優位性が強化された。
1873~1896 年の英国大不況時には、英国では、大幅な経常収支黒字が続いた。
(貿易収支の赤字幅は拡大した。一方,海運・保険業によるサービス収支黒字の拡大と,対外投資が生み出す収益が増加傾向を辿った。 差引で経常収支は黒字)
Pnard(1985)によれば,対外投資収益の対GDPは1855-73年2.8%,1874-90年5.4%,1891-1913年6.8%,とりわけ1991-13年は9.2%と大きなウェイトを占めた。
https://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_1117 …
No.6
- 回答日時:
英国の繊維産業で産業革命が始まったのは、理由があります。
英国東インド会社がインド(ムガル帝国)の実権を握り、インド産のキャラコ(木綿)を大量に英本国や他の欧州諸国に輸出し始めた。
それで英国の繊維産業経営者たちは深刻な打撃を受けてしまった。
ただ、彼らには対抗策があった。飛び杼などの紡績機械がすでに発明されていたのだ。ただ、機械生産を始めると家族同然の存在だった職人たちを解雇しなければならなくなる。経営者たちはそこまでする必要がなかったので、機械生産をしなかっただけだった。
しかし、自分の会社が倒産の危機に立っては、機械を導入し、職人たちを解雇せざるを得なくなった。職人たちには「俺を恨むな。飛び杼を発明した人物を恨め」という話になり、飛び杼の発明者はパリに国外逃亡し、困窮の中で死んでいった。
いずれにしても、そこから英国の産業革命が本格化し、英国は世界の工場と化して繁栄を続けることになった。
ただ、それ以前には、上記のように繊維産業を中心に危機的状況があったことは間違いない。
英国東インド会社というのは、有体に云えば、英国の王侯貴族を大株主にした営利企業ならぬ暴利企業でしたからね。大株主には巨額の配当金を約束して大金を出資してもらっていましたから、儲けなければ自分の命も危ない。だから儲けるためには中国ともアヘン戦争などを引き起こしましたが、自国の繊維業者が困ろうとそんなことを心配する余裕も義理もない大変ヤクザな会社だったわけです。
No.5
- 回答日時:
当時のイギリスは、インドなどから、大量に物資を輸入していません。
「輸入」とは、代金を払って海外から物資などを持ってくることです。 先の回答に書いた通り、当時のイギリスは、インドなどの植民地から金を払わず奪い取った物資を自国に持ち帰っていただけです。No.4
- 回答日時:
>当時のイギリスは、例えばインドから、大量に物資を輸入していたんじゃないですか?
インドはイギリスの植民地でした。国と国との取引ではありません。「イギリスの経済圏」での取引だったのですよ。経常赤字になるはずがありません。
No.3
- 回答日時:
清王朝とは貿易赤字でした、アヘンを中国人に売って貿易赤字を
解消しようとしました、これに清王朝は怒って英国人を排除
しようとして、アヘン戦争に成りました。
ロシアとはクリミア半島を巡って、ナポレンとの戦争も貿易赤字
解消の為です、アングロサクソン人のイングランド王国が起こす
戦争には貿易の問題が絡みます。
スペイン艦隊に勝利して制海権を得た時には、南米の奴隷による砂糖
の生産の利権は、スペインとポルトガルに握られていましたので、
ミシシッピー川の南部に綿花の栽培を奴隷を使って始めました。
No.2
- 回答日時:
ポンドが世界基軸通貨だった時代、過剰な国内需要を満たすために、イギリスは物資を海外から輸入していたわけではなく、植民地で簒奪した物資を自国に持ってきていただけだから、経常赤字になるはずがないでしょう。
今のアメリカは、足りないものをお金を払って海外から輸入しているゆえ、経常赤字になるのです。お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
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当時のイギリスは、例えばインドから、大量に物資を輸入していたんじゃないですか?
興味深いです!今、アメリカのドルは、膨大な赤字を垂れ流さないと基軸通貨の立場を維持できない、それが当たり前のように言われていると思いますが…
当時のイギリスのポンドは、なんで経常黒字を保ちながら、基軸通貨として通用し続けられたんでしょうか?