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Newton 2023年6月号を読み返していたら、「富士山は活火山」と書かれていました。
確か休火山だったはずだが、火山活動が観測されているのかな?と、ネット検索してみると、

「Volcano Fuji(活火山 富士)」というサイトによると、
https://www.cbr.mlit.go.jp/fujisabo/oshirase/fuj …
 かつて火山は、「活火山」、「休火山」、「死火山」と区分されていましたが、
 死火山とされていた木曽御嶽山が1979年に噴火したことを機に、
 「休火山」と「死火山」という言葉は使われなくなりました。
とのことでした。
ということは、現在では火山はすべて活火山ということか。

自然科学の分野では、過去の常識や理論が 後に否定され改められることが多々ありますが、
こうした呼び名が改められた事例ってご存知でしょうか?
身近なものでご存知でしたら教えてください。 よろしくお願いいたします。

A 回答 (5件)

呼び名が改められるのではない。


観測が進み新たな事実が明らかになったため、概念の枠組みそのものが変わるのである。
自然科学においては観測事実が理論に優先する。
そのゆえの現象である。
概念の変更が不要なら呼び名も変わらない。
呼び名とは概念に貼り付けられるラベルであり、簡単にラベルが変更されては大混乱になるのである。

火山の研究が進むにつれ、有史クラスの数百年、数千年サイクルだけでなく数万年、数十万年サイクルの火山も増えてきた。
今まで休火山に見えていたものも、地質スケールで見れば噴火を繰り返す山になる。

そういう状況で活火山とか休火山とかの区分は無意味になった。
それらの区分は人間スケールでの見方に過ぎず、自然現象に当てはめるのには不適当である。

科学の世界ではこういうパラダイムの変換はしばしば起こる。
①天動説から地動説への転換
②光速度不変に置けるエーテル説から相対論への転換
③大陸不変の概念から大陸移動説への転換
④恐竜絶滅における隕石衝突説のインパクト
⑤定常宇宙論から膨張宇宙論への転換
⑥系外惑星の観測が及ぼした恒星系生成の深化
などなど。
生物の発生における先成説から後成説への転換もあった。
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この回答へのお礼

助かりました

e12mv2 さん、回答ありがとうございます。

> 呼び名が改められるのではない。
> 観測が進み新たな事実が明らかになったため、
> 概念の枠組みそのものが変わるのである。

> それらの区分は人間スケールでの見方に過ぎず、
> 自然現象に当てはめるのには不適当である。

的確なご指摘、回答にうなずきました。
「科学の世界でのパラダイム変換」についても、
数多く列挙していただきうなってしまいました。
(最後の先成説・後成説は不知でしたので勉強します・・・)

お礼日時:2024/05/26 18:49

No.1です。



> 変更も必然となっているのでしょうね。
というよりも、観測技術の向上により、
より的確な情報提供が可能になった、
という事になります。
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この回答へのお礼

Thank you

angkor_h さん、ご指摘ありがとうございます。
そうですね、言葉選びが的確でありませんでした。

お礼日時:2024/05/26 20:22

カテゴリ変更となった例、ですよね?


(リアス式海岸→リアス海岸 といった、単なる用語変更は含まない。)

・冥王星
  惑星→準惑星(新設カテゴリに移動)
・ロータリーエンジン
  昔(第一次大戦頃)は、星型エンジンのうち、シリンダーごと回転する
  形式のエンジンを指した。
・堤(堤防)
  大昔(年代ははっきりしない):洪水防御のため、村や田畑を囲う盛土
     現在では、輪中。
  現在:洪水防御のため、川を囲う盛土
  ※昔の用語の名残で、「堤内」は、村や田畑の側を現在でも指す。
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この回答へのお礼

助かりました

masa2211 さん、回答ありがとうございました。

冥王星、そうでしたね。
これは以前、Newtonという雑誌で学びました。
シリンダーごと回転するロータリーエンジン、
よく知らないのであとで勉強します。

お礼日時:2024/05/26 18:59

学術的な「定義」が変更されることは、よくある話でしょう。



気象庁 「活火山とは」
https://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/S …
−−−−−−−−
2003(平成15)年に火山噴火予知連絡会は「概ね過去1万年以内に噴火した火山及び現在活発な噴気活動のある火山」を活火山と定義し直しました。
−−−−−−−−

ということです。
直近の変更は「過去1万年」の部分で、それ以前から死火山・休火山の定義は変わっていたはずです。

新しい学説によって教科書を変更しようとする場合は文科省が発表しますね。


いつだったか、
理科の生物分野で、遺伝用語の「優性/劣勢」が「顕性/潜性」に変更されました。新聞で見た覚えがあります。
「リアス式海岸」も「リアス海岸」に変わりました。


教科書の変更点をまとめて解説した本もあります。

https://www.chikumashobo.co.jp/product/978448007 …

https://amzn.asia/d/2AogVng
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この回答へのお礼

Thank you

真魚 さん、回答ありがとうございます。

気象庁のサイトにこんな記載があったのですね。
国際的にはどうなのかな。 日本は追従でしょうか・・・

他の事例に加え、教科書の変更点をまとめて解説した
本の紹介もありがとうございました。
(リアス式海岸だと思っていました。
 pHはペーハーと言いたい気持ちですが・・・
 ところで昨年、小学校で使う楽器、
 ピアニカと言わずにオルガンハーモニカというそうで
 びっくりしました。)

お礼日時:2024/05/26 18:55

> ということは、現在では火山はすべて活火山ということか。


はい、その通りです。
過去(長さを問わず)において噴火が認められれば、全てが活火山です。

> こうした呼び名が改められた事例ってご存知でしょうか?
この事例と同等かどうかは判断しかねますが、
震度区分、自然災害警報区分、などが変更されています。
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この回答へのお礼

ありがとう

angkor_h さん、早速の回答ありがとうございます。
(出かけていた関係でお礼が遅くなりました。)

> 震度区分、自然災害警報区分、などが変更されています。
なるほど。 地球温暖化の影響か、
毎年「観測史上最大の・・・」というのを耳にしますので、
変更も必然となっているのでしょうね。

お礼日時:2024/05/26 18:43

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