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って方位磁針がきかないのは磁界0だからだ、とネットで見つけたのですが、これはどういうことですか?なぜですか?

教養のとき電磁気学をちゃんと勉強しなかったどころか高校物理さえ取っておらず、いや、中学レベルですかね???

A 回答 (3件)

>これが磁石を狂わすことと、磁性0であることは相矛盾する気がするのです。


おっしゃる通りだと思います。
行って確かめたことはないのですが,磁界がゼロということはないでしょう。
後半で詳しく述べますが,溶岩がつくる磁界がゼロならば,正しく北(磁北)を指すはずですし,地磁気まで合わせた磁界がゼロというのはあまりにも不自然です。
おそらく書いた人の勘違いだろうと思います。

富士山の溶岩は玄武岩質で,磁鉄鉱を多く含んでいます。
磁鉄鉱を始めとする磁性体は,温度を高くしていくと磁気が失われるので,マグマの状態では特に磁気を保持していません。
これが噴火によって地上に出ると,冷えて固まっていきます。そして,ある温度を通過する時に,まわりの磁界と同じ向きに磁化されます。この温度をキュリー点といいます。
したがって,基本的には,キュリー点に達した時点での,その付近の地磁気と同じ向きに磁化されます。
ところで,地上に流れ出た溶岩は,周りの空気と触れているところから先に冷えていきます。このため,まわりは固まっていても,中のほうはまだあつあつだったりします。(シュークリームのような感じでしょうか。)
このような状態だと,溶岩の外側の部分は,いったん地磁気と同じ向きの磁気を持つようになっても,内部の溶けている部分がさらに流動するため,外側の部分も一緒に引きずられていきます。
しかし,固まっている外側部分に記憶された磁気は,もうそのままで固定されていますので,溶岩が動くと,外側部分の磁気はまわりの地磁気と違う向きになってしまいます。
こうして,最終的に溶岩が止まった時,その岩石に記録されている磁気は,地磁気と一致しなくなるのです。

方位磁針がうける力の向きは,その方位磁針が置かれた場所の磁界の向きになります。
これは,地球全体の地磁気や,足元の溶岩による磁界などを合成したものです。
後者が弱ければ,その場の磁界は地球全体の地磁気とほぼ同じになりますが,青木が原の場合は後者が強いため,地球全体の地磁気からのずれが大きくなるのでしょう。

前者の,地磁気の強さは,北極・南極付近で最も強く,赤道付近で最も弱くなります。
しかし,弱くなるといってもせいぜい半分程度です。ゼロということはありえません。

後者の,溶岩による地磁気が,地球全体の地磁気とちょうど反対向きで,かつ強さが同じであれば,もしかしたら理論上はその場所の磁界が0になるかもしれません。
しかし,そのためには,キュリー点を通過した溶岩がちょうど180度回転しなければなりません。青木が原の溶岩全体がそんな都合の良い動き方をするとはちょっと考えられません。

というわけで,方位磁針が本来の(北に近い)方向を指さないのは確かですが,磁界がゼロということはまずあり得ないと思います。
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磁界0ということになるのかどうかわかりませんが、


青樹が原の地盤には磁性を帯びた鉄鉱石が多く
磁石を狂わせてしまうようです。
つまり、地面の中に磁石をいっぱい埋め込んだような状態なので方位磁針が効かないわけです。

この回答への補足

鉄が磁性を帯びるのに急冷などの温度条件も深く関与していそうですが、これが磁石を狂わすことと、磁性0であることは相矛盾する気がするのです。

補足日時:2003/04/26 09:53
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中学の方がわかるかも(^^;



方位磁石が方向を指し示すのは、地球に北極から南極にかけて磁力がはしっているからですね。

磁石同士をくっ付けたら、反発したり、極によっては、反発してしましますね。

方位磁石は地磁気に対してこのように動きますので方位がわかるんですね。

地磁気が0のところでは、この反応ができませんので、近くにある磁性体に影響されて、磁石はくるくる回ることになります。
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