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よくこの3言語は「ロマンス語」として近縁だと言われます。知っているケースでは、イタリア語を大学で第二言語として学んだ人は、フランス語を第三言語として自習するときにとてもスムースに習得ができた、というのも聞きました。

そこでこの3つの言語ってそれぞれ互いにどういう関係なのでしょうか。外国語に詳しい方、特に以下の点が知りたい点ですので、お教えください。

1) フランス人、スペイン人、イタリア人(○○人という言い方は○○語を母語とする人、という定義とします)は互いにコミュニケーションをとることが出来るくらい言語は似ているのでしょうか。(一説ではスペイン人とイタリア人は、互いに方言ぐらいに聞こえる程度で、会話はできる、と聞きました)

2) 私はフランス語を学んでいます。ゆくゆくはスペイン語を学びたいのですが、フランス語→スペイン語、というのは流れとして入りやすいでしょうか? イタリア語→フランス語はやりやすい、とききましたが、「フランス語→スペイン語」、「フランス語→イタリア語」というのは負担は少なくて済むのでしょうか?

3) その他、四方山話などがあれば・・・

A 回答 (9件)

ロマンス語


分かりにくい名称ですが古代ローマ帝国がヨーロッパ大陸(南部)に残した俗ラテン語が地域語の影響を受けながら、ローマ帝国崩壊後に各地で発達した言語です。今日のような特徴を備える言語と完成したのは500~600年前といえるでしょう。ロマンス語の仲間はイタリア語、スペイン語、ポルトガル語、フランス語、ルーマニア語及びこれらの地域に残る比較的大きなグループの地域言語(方言)すなわちスペインの
カタロニア語、フランスのオック語、スイス・イタリア国境のレト・ロマンス語などがあります。通常は
国との関係で上記の五ヶ国語を指します。

類似性
いずれの言語も俗ラテン語を母体とするので語彙としては非常に似ています。しかしルーマニア語にはスラブ系の語彙が多く遠い親戚といった感じがします。発音はそれぞれに発達したので五ヶ国語間の類似性を一言で表すことは困難だと思います。私の経験からいえば観光用語(サバイバル会話レベル)であればイタリア語、スペイン語、ポルトガル語間は通じます。しかし、少し込み入った会話になれば母語としての話者でも難しいでしょう。通じるとはどのレベルかによります。スペイン人がイタリアに旅行し買い物をする程度であればほとんど不自由しないでしょう。話者の語学力(田舎のおばあちゃんか、大学教授か)や出身地による差も出てきます。古語を含めた語彙が多く、発音の癖の理解力のある人ほど理解できることになります。

ロマンス語習得の順番
五ヶ国語を勉強したわけではないので正確にはわかりませんが、フランス語は発音、読み、書きともに他の
ロマンス語より難しいので、フランス語から展開するのが正解かも知れません。私はポルトガル語の発音をスペイン語より難しい(鼻濁音とアイマイ母音のため)と感じました。しかし、最初に勉強した言葉をやさしく感じる(その言語を基準、標準として比較するので)のが一般的だと思います。一見やさしく感じても最初のうちだけですよ。

日本人にとってある言葉が出来るとは読み書き話すことを意味しますが、国境を接した、あるいはロマンス語間では、まず日常会話(生活用語)で何とか意思疎通が出来ることを意味します。どの程度、書けるか読めるかはまったく別の話になります。したがって、彼らとある言葉が話せるかどうかという話をするとき、日本人が考えていることは彼らと同じではないことが
多いのです。私はよく冗談で英語、スペイン語、ポルトガル語、イタリア語、パピアメント(カリブのキュラソーの言葉)、標準日本語、日本の二つの方言が話せるといいますが、彼らは真に受けてホー、8ヶ国語が出来るのかと感心します。
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この回答へのお礼

お返事ありがとうございます。

そうですね。どうやら学生に求めるのは、会話力ありきのようです。私自身は、指摘のように「読み書きが出来る事」というのが語学をマスターする大きな要素だと思っていて、とかく「作文力」をつけることに集中しています。

しかし、フランス語の先生も、仏語会話の授業のフランス人教師もともに、コミュニケーションがまず大切だ、と、文法を無視して、定型表現を暗記させてきます。文法は後回しにして、詰め込み的に慣用表現を覚えさせて口頭で発表させる練習には懐疑的だったんですが、欧米ではこのことのほうがスタンダードなのですね。納得できました。

お礼日時:2005/06/19 14:24

訂正です。



フランスとイタリアは国境を接していないのに
→スペインとイタリアは国境を接していないのに
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この3つの言語は互いによく似ていますが、フランス語だけ少し離れている感じがします。

フランスとイタリアは国境を接していないのに どうしてフランス語だけ
少し特殊なのか疑問に思ったことがあります。これはどういうことかと言いますと、フランス語南部で使われているオック語は、イタリア語とスペイン語の中間のような言語なので、地中海周辺の言語は非常に近似性が高いと言えます。しかし、オック語は今やフランス語に押されて話者は少なくなっています。
さて、なぜフランス語だけ特異な要素があるかと言いますと、原住民のゴール語やゲルマン系のフランク語の影響を非常に大きく受けたからと考えられます。その点、オック語はそれらの影響をあまり大きく受けなかったわけです。以上の点から南フランスの人たちは
イタリア語もスペイン語も比較的パリ周辺の人に比べると理解できると思います。

先ずはフランス語をマスターしましょう。そうすれば
イタリア語もスペイン語も難しくはありません。確かに動詞の活用はフランス語並みにありますが、フランス語のあの煩雑な動詞の活用の試練を乗り越えていれば臆するに値しません。イタリア語やスペイン語からフランス語に入った人はフランス語の発音や読み方に難しさを感じますが、その逆はラクですよ。・・・・できればフランス人向けの教材でフランス語なりイタリア語なりを始めるとをお勧めします。難しいようですが、手始めにフランス人向けの教材で英語をおさらいするといいと思います。
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仏語みたくそこまで活用しないと思います。

っというのも大学の第二外国語として軽くスペイン語を履修しているだけなんで詳しくワカリマセンですが、辞書の活用見てもそんなに種類多くないですよ^-^
未来系はIR+不定詞←近未来
あと普通に、語尾が活用しちゃうやつと直説法過去未来の活用ある感じで、
過去は直接で線過去と点過去の2種だけどあと接続法の過去があるくらいだと思います!
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直接的な話ではありませんが、雑談として。


一応、フランス語をかじり、ポルトガル語がわかり、スペイン語を母国語とする友達がいて、一回、ルーマニア人と話をしたことがあります。

2つ目であったフランス語は、普通の日本人に比べてすごく楽に覚えられたと思います。文法はそっくりで基礎的な所がわかれば、難しい単語ほど似ているので。初めて聞く単語や熟語が自然に理解できた時は感激でした。たぶん、フランス語→スペイン語でも、文法と単語の面ではほとんど同じことが言えると思います。

スペイン語は、勉強しようかな、と友人に相談したら、やめろと言われました。理由は似すぎていて、きっと混乱するから、というもの。実際、スペイン語を母国語とする人がしばらくブラジルに住んでいたら、母国語であるスペイン語がきちんと話せなくなった、という実例を知っています。(もちろん、両方きちんと話せる人も沢山知っていますが、それほど似ている、という実例ということで。)日本語でも、方言同士ではこういうことが起きますね。

スペイン語を母国語とする友達は、イタリアにしばらく住んでいました。多少の基礎は頭に入れていたとは思いますが、特に苦労しなかったようです。(でもこの友達は、語学能力が非常に高い人)

ルーマニア人と話た時は、似ている所もあったようですが、やはりだいぶ距離感があり、全く別の共通言語を探して話をする必要がありました。ただ、自分を示す単語が、両端であるポルトガルとルーマニアで同じeuということがビックリでした。

ちなみに、イタリア語は全く話せませんが、フランス語を勉強してからは、かなり見当がつくようになりました。
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私はスペイン語を履修しながら、合間にフランス語とってみたことがあります。


問題は発音だけでした。
活用とか、定冠詞とか説明聞かなくてもなんとなくで理解しやすかったです。
仏語3までとった友達がスペゴ履修したとき、私に言ってたのはやっぱ発音に関してだけでした。
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この回答へのお礼

フランス語は時制がすごい多いですよね。近接過去(venir de 不定形)とか近接未来(aller 不定形)みたいに別の動詞の活用を借りるものから、動詞そのものが変化して時制を作るものまでたくさんあります。命令形も時制が特徴的です。

スペイン語はこういう時制とか活用はフランス語並みに複雑なのでしょうか?

お礼日時:2005/06/19 14:34

ポルトガル語、スペイン語、イタリア語かんは、日常会話であれば、あまり問題なく、会話できるようです。


ルーマニア語にかんしては、単語に、相当数のスラブ系の言葉がはいってしまい、そのままでは、意志の疎通が大変のようですが、文法はほとんど同じですから、単語の置き換えさえ行えば、問題ないようです。

一番違うのはフランス語で、文法にゲルマン系の文法が混じり、さらに単語にも混じってしまったため、他のロマンス語との意志の疎通が困難になっています。

フランス人でも、スペイン人が、何を言いたいのか、「なんとなく分かる」レベルだと言っていました。
それに対し、スペイン人とポルトガル人間は、ほとんど問題なく会話できていました。

日本人が勉強を始める場合、最も簡単に始められるのがスペイン語です。

スペイン語の場合、過去に意図的に、発音、文法、単語などを整理した経緯があり、不規則発音や、文法の特例などが、他の言語より、大幅に少なくなっています。

ロマンス語の関係は、スペイン語を中心においてみると、

ポルトガル語 ---- スペイン語 --- イタリア語

スペイン語 --- カタロニア語 --- オック語 --- オイル語 --- マロニー語

イタリア語 --- オック語 --- オイル語 --- マロニー後

といった関係になります。
オック語は、別名プロバンス語ともいい、フランスのプロバンス・ラングドック・ギエンヌ地方の言葉で、現在は、ほとんど消滅しかかっています。

オイル語は、通常言われるフランス語です。
マロニー語は、ベルギーで話されるフランス語です。

その他に、ポルトガル語とスペイン語の中間の言語として、ガリシア語。
オック語とオイル語の中間のフランク・プロバンス語。
(フランク・プロバンス語も、実質消滅しています)
オイル語とイタリア語の中間のコルシカ語。

などがあります。

スペイン語の方言として、アンダルシア方言が有名です。
その他、メキシコ方言など、アメリカ大陸のスペイン語圏は、チョットスペイン本国とは異なる言葉を使っています。

スペイン本国と、ラテンアメリカでは、2人称の使い方が異なりますので、注意してください。
2人称の使い方の文法は、同じですが、同じ事を言っても、スペイン人とラテンアメリカ人(特にアルゼンチン人)では、感じ方が全く異なります。
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この回答へのお礼

スペ、ポル、イタが似ているわけですね。
私はフランス語を今やっているので、フランス語を中心に語っていただけるとありがたいです。いずれスペイン語をやりたい気持ちはあるのですが、今のところスペイン語よりはフランス語に関心があります。フランス語を一所懸命頑張った事で、スペイン語やイタリア語をどの程度、労力を最小限にして学ぶ事が出来るかという観測を建てたいと思っています。

お礼日時:2005/06/19 14:30

ロマンス語


分かりにくい名称ですが古代ローマ帝国がヨーロッパ大陸(南部)に残した俗ラテン語が地域語の影響を受けながら、ローマ帝国崩壊後に各地で発達した言語です。今日のような特徴を備える言語として完成したのは500~600年前といえるでしょう。ロマンス語の仲間はイタリア語、スペイン語、ポルトガル語、フランス語、ルーマニア語及びこれらの地域に残る比較的大きなグループの地域言語(方言)すなわちスペインの
カタロニア語、フランスのオック語、スイス・イタリア国境のレト・ロマンス語などがあります。通常は
国との関係で上記の五ヶ国語を指します。

類似性
いずれの言語も俗ラテン語を母体とするので語彙としては非常に似ています。しかしルーマニア語にはスラブ系の語彙が多く遠い親戚といった感じがします。発音はそれぞれに発達したので五ヶ国語間の類似性を一言で表すことは困難だと思います。私の経験からいえば観光用語(サバイバル会話レベル)であればイタリア語、スペイン語、ポルトガル語間は通じます。しかし、少し込み入った会話になれば母語としての話者でも難しいでしょう。通じるとはどのレベルかによります。スペイン人がイタリアに旅行し買い物をする程度であればほとんど不自由しないでしょう。話者の語学力(田舎のおばあちゃんか、大学教授か)や出身地による差も出てきます。古語を含めた語彙が多く、発音の癖の理解力のある人ほど理解できることになります。

ロマンス語習得の順番
五ヶ国語を勉強したわけではないので正確にはわかりませんが、フランス語は発音、読み、書きともに他の
ロマンス語より難しいので、フランス語から展開するのが正解かも知れません。私はポルトガル語の発音をスペイン語より難しい(鼻濁音とアイマイ母音のため)と感じました。しかし、最初に勉強した言葉をやさしく感じる(その言語を基準、標準として比較するので)のが一般的だと思います。一見やさしく感じても最初のうちだけですよ。

日本人にとってある言葉が出来るとは読み書き話すことを意味しますが、国境を接した、あるいはロマンス語間では、まず日常会話(生活用語)で何とか意思疎通が出来ることを意味します。どの程度、書けるか読めるかはまったく別の話になります。したがって、彼らとある言葉が話せるかどうかという話をするとき、日本人が考えていることは彼らと同じではないことが
多いのです。私はよく冗談で英語、スペイン語、ポルトガル語、イタリア語、パピアメント(カリブのキュラソーの言葉)、標準日本語、日本の二つの方言が話せるといいますが、彼らは真に受けてホー、8ヶ国語が出来るのかと感心します。
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この回答へのお礼

下に[お礼]を書きました。

お礼日時:2005/06/19 14:25

>そこでこの3つの言語ってそれぞれ互いにどういう関係なのでしょうか。



 高校の世界史の教科書が手元に
あったら開いてみて、フランク王国と
いう国を探してみて下さい。
その3つの言葉は、もとはフランク王国という1つの
国の方言だったんです。

>互いにコミュニケーションをとることが出来るくらい言語は似ているのでしょうか。

 地域によるみたです。パリの銀行で
両替しようと並んでいたら、前にイタリア人の
女の子がいたのですが、フランス語が
あまり得意でなかったようで、
話がなかなか通じず困って
いました。銀行員の方が片言の
イタリア語で何とか対応してました。

 フランス語の会話集を見ていると、
たまにさよならっていう意味で、チャオ
ってあるんですが、それイタリア語でしょ
ってずーと思ってました。
 モナコに行ったとき(イタリアが
近いということもあると思いますが)、
こんにちわはボンジュールだけど、
さよならは、みんなチャオって言ってました。
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この回答へのお礼

早速のお返事ありがとうございます。

私は高校世界史履修者ですが、フランク王国って、
西フランク(現フランス)、中フランク(現イタリア)、東フランク(現ドイツ)にメルセン条約で分かれていったと記憶していますが・・・とすると、仏・伊・独語が似ていることになりませんか?
スペインはよくわからないんですが・・・。確かイベリア半島は、西ゴート王国とか後ウマイヤ朝とかの領域になっていったと記憶しています。

お礼日時:2005/06/19 14:15

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